元2023 4月 アメリカ
急性の脳梗塞患者の60-80%は血圧が140/90を超えている。
これは、慢性的な高血圧または血圧の調節機能が障害されたことによる一時的なものとする考えがある。
そこで、救急外来時の高血圧と予後不良との関連をくわしくしらべてみたそうな。
年間80000人が来院する救急外来にて、脳梗塞の発症から24時間以内の患者の血圧と神経症状の重症度NIHSSスコアとの関連を解析した。
次のことがわかった。
・653人の急性脳梗塞患者が対象となった。・収縮期血圧が高い患者はNIHSSスコアが有意に低かった。・この関連は年齢性別によらなかった。・拡張期血圧は重症度に影響しなかった。・また、収縮期血圧が高いほど自宅への退院になりやすく、死亡したりホスピスへゆく可能性が有意に低かった。・拡張期血圧にはこのような関連はなかった。・年齢、性別、BMI、併存疾患、で調整しても、救急外来時の高い収縮期血圧は良好な予後と関連していた。
救急外来を受診した脳梗塞患者のうち、収縮期血圧が高いと脳卒中の重症度が低く、その後ホスピスや死亡ではなく自宅に退院できる割合があきらかに高かった、
というおはなし。
感想:
虚血を補償するための一時的な高血圧だから許容しましょう、ということでもなさそう。



