元2020 12月 中国
過去の研究では、がん患者は脳卒中リスクが比較的高いことを示唆している。
これをたしかめるべく、メタアナリシスをこころみたそうな。
元2020 11月 カナダ
元
Increased risk for cancer after stroke at a young age- etiological relevance or incidental finding?
2019 9月 ドイツ
・全体の15.5%が55歳以下だった。
・脳卒中患者のがん診断率は、高齢で29.4%、55歳以下17.3%だった。
・非脳卒中患者とくらべ脳卒中患者のがん診断率は高く、55歳以下では17.3% vs. 9.5%、高齢では29.4% vs. 24.9%だった。
脳卒中患者にしめるがんの率
脳卒中のあと がんになりやすいは本当?
脳卒中後のがんは6ヶ月以内にみつかりすでに手遅れ
がんの宣告を受けると脳梗塞になる
軽い脳梗塞とホッとしていたのも束の間 実はガンでしたと告げられる患者の割合と見分け方
若い脳梗塞患者でガンで亡くなってしまう人の特徴
なぜ脳梗塞患者はガンになりやすいのか
元
Cancer prevalence higher in stroke patients than in the general population; Dutch PSI Stroke study
2019 7月 オランダ
元
Cancer risk in stroke survivors followed for up to 10 years in general practices in Germany
2019 2月 ドイツ
・男性では脳卒中経験者の29.3%が、非脳卒中経験者の23.8%ががんと診断された。
・女性では脳卒中経験者の25.0%が、非脳卒中経験者の20.5%ががんと診断された。
・脳卒中の診断とがんの発生はあきらかに相関があり、男性でリスク1.18倍、女性では1.22倍になった。
・この関連は男女ともに呼吸器や胸郭内のがんで顕著で、消化器のがんは男性でおおかった。
脳卒中後のがんは6ヶ月以内にみつかりすでに手遅れ
元
ESMO 2017 Press Release: Some Stroke Survivors May Have Underlying Cancer
2017 9月 スペイン
・脳卒中患者の7.6%が がんと診断され そのおおくが大腸がん、肺がん、前立腺がんで、一般人のがん発生率4.5%よりも高かった。
・がんが見つかるまでの平均期間は6ヶ月で、がんがみつかったうちの62%の患者は転移もしくは進行した状態だった。
・76歳より高齢、フィブリノゲンが高い、ヘモグロビンが低い、が がんと関連していた。

がんの宣告を受けると脳梗塞になる
軽い脳梗塞とホッとしていたのも束の間 実はガンでしたと告げられる患者の割合と見分け方
若い脳梗塞患者でガンで亡くなってしまう人の特徴
なぜ脳梗塞患者はガンになりやすいのか
元
Risk of Arterial Thromboembolism in Patients With Cancer
2017 8月 アメリカ
・がん診断後6ヶ月間の動脈血栓塞栓症の発生率は4.7%で、がんでない者では2.2%だった。
・とくに 心筋梗塞の発生率はがんだと2.0%、非がんで0.7%、
・脳梗塞発生率は がんで3.0%、非がんで1.6%だった。
・このリスク上昇はがんの種類やステージにも関連し、およそ1年で解消した。
軽い脳梗塞とホッとしていたのも束の間 実はガンでしたと告げられる患者の割合と見分け方
なぜ脳梗塞患者はガンになりやすいのか
元
Physical Activity and Lifetime Risk of Cardiovascular Disease and Cancer.
2017 3月 アメリカ
・この間に4065件の心血管疾患と3509件のがんがみつかった。WHOが推奨する運動レベルを守ると 脳卒中など心血管疾患の生涯リスクは男女ともに低かった、しかしがんはそうではなかった、
・男性の45-85歳までの心血管疾患リスクは、運動なしが52.7%、推奨運動レベルでは45.7%、
・女性の心血管疾患リスクは順に、42.4%、30.5%だった。
・がん全体については男性で 運動なし40.1%、推奨運動レベル42.6%、
・女性では順に31.4%、30.4%だった。
元
Cancer in Young Adults With Ischemic Stroke
2015 4月 スウェーデン
・77人(7.7%)がガンと診断された。
・そのうち39人(3.9%)は脳卒中以前にガンと診断されていた。
・ガンと診断された者の53.2%(41人)はフォロー期間中に死亡していた。
・ガンと診断されてから脳卒中になるまでの期間はおよそ 4.9年で、
・脳卒中からガンが見つかるまでの期間は 6.7年だった。
・脳卒中後のガンは40歳以上で大酒飲み、喫煙者に多かった。
・亡くなった者の割合は、ガンあり68.6% vs. ガンなし19.7% だった。
軽い脳梗塞とホッとしていたのも束の間 実はガンでしたと告げられる患者の割合と見分け方
なぜ脳梗塞患者はガンになりやすいのか
元
Predictors of Occult Cancer in Acute Ischemic Stroke Patients.
2015 4月 スペイン
・平均年齢70、59%は男性で脳梗塞の症状やその他リスク要因にグループ間の違いはなかった。
・2.1%がガンであることが明らかになった。
・塞栓原因の不明な脳梗塞患者に限定すると5.3%がガンだった。
・ガングループでは血液検査でフィブリノーゲンとC反応性蛋白(CRP)が非常に高かった。
・ガンの検出感度、特異度はそれぞれ、フィブリノーゲン600mg/dL以上で67%、91%、CRP20mg/L以上で75%、96%だった。
なぜ脳梗塞患者はガンになりやすいのか
元
Incident Cancer in a Cohort of 3,247 Cancer Diagnosis Free Ischemic Stroke Patients.
2015 4月 アメリカ
・3247人は調査開始時にガンではなかった。
・あらたにガンになった割合は、100人あたりで、1か月後0.15人、6ヶ月後0.80人、1年後1.2人、2年後2.0人だった。
・脳梗塞患者を一般人と比較したときのガン発症率は高く、10万人あたり1年間で582vs.487人、2年間では1302vs.912人だった。
・ガンを発症した脳梗塞患者の死亡リスクはガンにならなかった者のオッズ比で3倍だった。
The human Tp53 Arg72Pro polymorphism explains different functional prognosis in stroke. 2011 2月 スペイン
Good gene type for cancer bad for stroke