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2015年4月22日

軽い脳梗塞とホッとしていたのも束の間 実はガンでしたと告げられる患者の割合と見分け方


Predictors of Occult Cancer in Acute Ischemic Stroke Patients.
2015  4月  スペイン

ガン(癌)を隠し持っている脳梗塞患者がどれくらいいるのか、またどうやったら判別できるのか調べてみたそうな。


過去2年間の脳梗塞患者631人の医療記録を見なおして、ガンが明らかになったグループとそうでないグループに分けて比較した結果、


次のことがわかった。

・平均年齢70、59%は男性で脳梗塞の症状やその他リスク要因にグループ間の違いはなかった。

・2.1%がガンであることが明らかになった。

・塞栓原因の不明な脳梗塞患者に限定すると5.3%がガンだった。

・ガングループでは血液検査でフィブリノーゲンとC反応性蛋白(CRP)が非常に高かった。

・ガンの検出感度、特異度はそれぞれ、フィブリノーゲン600mg/dL以上で67%、91%、CRP20mg/L以上で75%、96%だった。


潜在性のガンは脳梗塞患者の2.1%で見つかった。特に発症原因不明の脳梗塞患者では5.3%に及んだ。フィブリノーゲン600mg/dLまたはCRP20mg/L以上で かつ原因のよくわからない脳梗塞の患者はガンである可能性が非常に高い、


というおはなし。



感想:

この記事↓に通じるものがある。
なぜ脳梗塞患者はガンになりやすいのか

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