元2024 7月 ドイツ
大血管閉塞を有する脳卒中患者のかなりの割合が、軽度の神経障害を呈する。
このような患者において機械的血栓除去術(MT)が有益であるかどうかは議論のあるところである。
そこで、軽症の脳卒中患者における血栓除去術の早期神経学的悪化(END)の因子をくわしくしらべてみたそうな。
2015~2021年にGerman Stroke Registry-Endovascular Treatment(n=13082)に登録された全患者について、
ベースラインのNational Institutes of Health Stroke Scale(NIHSS)スコアが6未満で、MTを施行した患者を対象とした。
ENDは、MT後24時間以内にNIHSSスコアが4以上上昇した場合と定義した。
ENDに関連する因子および治療後90日の好ましくない機能的転帰(modified Rankin Scale(mRS)スコア2以上)との関連を解析した。
次のようになった。
・対象患者817人のうち、24%がENDを呈し、48%が好ましくない機能的転帰を示した。・脳卒中前mRS、ベースラインNIHSS、入院から鼠径部穿刺までの時間、全身麻酔、パス回数、治療中の有害事象、再疎通成功、追跡画像での頭蓋内出血は、ENDと独立して関連があった。・ENDは、好ましくない機能的転帰と独立して関連があった。
