元
A Randomized Trial of Intensive versus Standard Blood-Pressure Control
2015 11月 アメリカ
脳卒中など心血管疾患を防ぐ最適な血圧を大規模に調査したそうな。
高血圧治療対象9361人を収縮期血圧の目標別に
*140mmHg
*120mmHg
の2グループに分け、心血管疾患および死亡原因との関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・120グループの方が明らかに死亡率が低かったので5年の実験予定を3年3ヶ月で打ち切った。
・総死亡リスクで27%、心血管疾患リスクで25%、120グループが低かった。
・120グループで起立時のふらつきや転倒、腎臓への問題が多かった。
心血管疾患リスクのある患者の収縮期血圧は120mmHg未満を目標にした方が140mmHgよりも死亡リスク、心血管疾患リスク共に明らかに低かった、
というおはなし。
感想:
すでに勧告は出てたみたいで、関連してこんな記事があった。
高血圧治療ガイドライン 120未満に引き下げで「患者」増加
血圧低いと心臓病や腎臓病リスク低下も転倒や自殺死亡率上昇