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2021年2月28日

重症くも膜下出血なのに何年経っても元気な患者の割合

2021  2月  フィンランド


動脈瘤破裂によるくも膜下出血(aSAH)の重症患者は死亡率が高いと考えられていて、たとえば12ヶ月死亡率はハントヘスグレード(H&H)4では49%、H&H 5では92%という報告がある。

しかし生存者をさらに長期にフォローした研究は少ないので、重症のくも膜下出血で3年間生存した患者の特徴をくわしくしらべてみたそうな。

2021年2月27日

被殻-尾状核-視床が梗塞の子どもの特徴

2021  2月  中国


子どもは心身の発達過程にあり、脳卒中になった場合その80%にはなんらかの障害が残り持続するという。

そこで、脳梗塞で大脳基底核に損傷を負った子どもの身体的 精神的予後について、くわしくしらべてみたそうな。

2021年2月26日

右半球脳卒中の情動認識障害はひきこもりのはじまり

2021  2月  アメリカ


他人の感情を正確に認識し、それに反応することは社会的コミュニケーションに不可欠であり、とくに脳卒中経験者にとっては人と強固な関係を築くうえで重要である。

情動認識は右の上側頭回と下前頭回の皮質に関係していて、右脳の脳卒中によって影響されることがわかっているので、さらに社会的健全性にまで影響するものか、くわしくしらべてみたそうな。

2021年2月25日

コロナで肺がやられて脳内出血のなぜ

2021  2月  ドイツ


コロナウイルス疾患(COVID-19)による血液の高凝固性は深部静脈血栓症や肺塞栓症を引き起こすため抗凝固療法が必要になる。

いっぽう、COVID-19患者への体外式膜型人工肺(ECMO)使用による脳内出血の報告がある。

そこで、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)患者のCOVID-19の有無と脳内出血のなりやすさを、ECMOの使用も含めてくわしくしらべてみたそうな。

2021年2月24日

出処不明な血栓による脳梗塞の再発率は

2021  2月  日本


脳梗塞の再発率は急性期、とくに7日以内にもっとも高く、それ以降徐々に減少する。

これは塞栓源不明の脳梗塞(embolic stroke of undetermined source:ESUS)で顕著であると考えられているので、急性期と慢性期についてほかの脳卒中も含めてそれら再発率をくわしくしらべてみたそうな。

2021年2月23日

新型コロナで若年者が脳内出血

2021  2月  アメリカ


コロナウイルス疾患COVID-19はおもに呼吸器に症状がでるが、脳卒中やけいれん発作、脳炎など中枢神経系が影響をうける場合もある。

特発性の脳内出血は外傷や腫瘍、血管奇形などの理由がないのに起きる脳内出血で、おもに慢性的な高血圧が原因と考えられている。

そこで、COVID-19により若年者が脳内出血になりやすくなるものかどうかを、くわしくしらべてみたそうな。

2021年2月22日

首が太い脳内出血は回復不良

2021  2月  中国


脳内出血は脳卒中全体の10-15%を占め死亡率が高い。

肥満は脳卒中のリスク因子のひとつではあるが、肥満であることが生存上のアドバンテージになるという「肥満パラドックス」も報告されている。

肥満の評価にはBMIがよく用いられる。いくつかの研究では首周囲長(Neck Circumference)がシンプルでかつ安定した指標として用いられている。

そこで、脳内出血の予後と首周囲長との関連をくわしくしらべてみたそうな。

2021年2月21日

拡張期血圧の最適値は

2021  2月  中国


拡張期血圧が極端に低いと心血管系の有害事象が増加することが報告されている(拡張期J字型現象)。

しかし現在のガイドラインでは拡張期血圧の下限については言及されておらず、130/80mmHg以下の目標が推奨されているのみである。

そこで収縮期血圧が130mmHg未満の者にも拡張期J字型現象がみられるものかくわしくしらべてみたそうな。

2021年2月20日

海藻と日本人の脳梗塞

2021  2月  日本


海藻は食物繊維、ビタミン、ミネラルが豊富であり、これらの成分は血圧や血中脂質、血糖、体重、に影響すると考えられている。

これまで、海藻と脳卒中など心血管疾患との関連を調べた研究はすくないので、日本人でくわしくしらべてみたそうな。

2021年2月19日

Radiology誌:脳梗塞の血栓除去術の実際

2021  2月  アメリカ


脳梗塞は脳卒中全体の87%を占める。

血管内で血栓を摘出するデバイスが認可されたのが2004年。
2015年には5つのランダム化比較試験の結果を受けてそのガイドラインが改定された。

その後2年間の血栓除去術の実際の状況をくわしくしらべてみたそうな。

2021年2月18日

新型コロナ軽かったのに認知機能が低下

2021  2月  エクアドル


SARS-CoV-2ウイルス感染直後の神経学的合併症として脳卒中や脳炎、末梢神経障害の報告がある。

しかし、感染後じゅうぶんに時間が経ったのちの神経学的後遺症についての報告はほとんどない。

そこで、軽度の症候性SARS-CoV-2感染歴を有する患者の認知機能の低下を長期に評価してみたそうな。

2021年2月17日

認知障害のある脳卒中患者のバランス能力

2021  1月  中国


脳卒中患者の60%は入院中に転倒を経験し、その73%は発症から6ヶ月以内に起きるという。

脳内の認知-運動ネットワークが動作の正確性に関与すると考えられるので、脳卒中患者の認知機能とバランス能力との関連をくわしくしらべてみたそうな。

2021年2月16日

日本人の摂食行動と脳卒中

2021  1月  日本


朝食抜き、深夜の夕食、就寝時の間食、といった摂食行動と 脳卒中など心血管疾患との関連についての疫学的エビデンスはすくない。

そこで、全国規模の疫学データベースを用いて、摂食行動と心血管疾患との関連をくわしくしらべてみたそうな。

2021年2月15日

脳卒中経験者の路上運転GPS解析

2021  2月  オーストラリア


脳卒中は実行機能に障害をもたらすことがあり、自動車運転時の協調性や判断力に悪影響を及ぼしている可能性があるが しばしば見過ごされている。

そこで、高齢の脳卒中経験者が自動車運転時にどのようなリスクを抱えているのものか、定量的にしらべてみたそうな。

2021年2月14日

日本人にありがちな脳卒中の合併症

2021  2月  日本


超高齢化社会を代表する日本での、脳卒中後の合併症の実態と課題をあきらかにするべく、アンケート調査をやってみたそうな。

2021年2月13日

かるい脳卒中のあとの歩行やバランス

2021  2月  中国


TIA(一過性脳虚血発作)や軽度脳卒中は症状が一時的ではあるものの、脳卒中入院患者の38%を占め、その90日再発率は17-20%におよぶという。

TIAや軽い脳卒中のあとは脳半球の皮質興奮性に変化が生じ、認知障害や疲労を経験しやすくなる。
しかし歩行やバランス機能についての報告はほとんどないのでくわしくしらべてみたそうな。

2021年2月12日

肥満パラドックスは本当か?

2021  2月  アメリカ


肥満は脳梗塞のリスク因子であることがわかっている。しかしボディマス指数(BMI)の増加と脳梗塞生存率との関連性についてはよくわかっていない。

多くの研究でBMIの増加が脳卒中に対し保護効果を示しているが、他の研究ではいわゆる「肥満パラドックス」は否定されている。

そこで、大規模データセットを用いて、初回脳梗塞患者のBMIと1年後の総死亡率との関係をくわしくしらべてみたそうな。

2021年2月11日

むずむず脚症候群を治療するべき理由

2021  2月  アメリカ


むずむず脚症候群は脳卒中など心血管疾患のリスク上昇と関連している。

しかし、むずむず脚症候群を治療することが心血管疾患のリスク低下になるかどうかについてはあきらかになっていないのでくわしくしらべてみたそうな。

2021年2月10日

喫煙と脳卒中の因果関係

2021  1月  アメリカ


喫煙は動脈硬化性の心血管疾患と関連があることがわかっている。

しかし、その種類別、たとえば 脳卒中、冠動脈疾患、末梢動脈疾患、との関連は十分にわかっていない。

そこで、喫煙に対する遺伝的アプローチでくわしくしらべてみたそうな。

2021年2月9日

COVID-19での脳内出血の特徴

2021  2月  イギリス


COVID-19患者についての脳内出血の特徴に関する研究はとても少ない。

それらのデータは抗凝固療法の適用など臨床管理に重要であるので、くわしくしらべてみたそうな。

2021年2月8日

脳卒中を治療するひかりガンマ周波数刺激

2021  2月  カナダ


正常な脳細胞は互いに20-50ヘルツの振動周波数で同期しており、これはガンマオシレーションと呼ばれている。

脳卒中のあとにはガンマオシレーションのバランスが崩れると考えられている。

これを調整するために外部からガンマ周波数の刺激を与える方法が考えられる。たとえば経頭蓋の磁気刺激や電気刺激があるが、刺激範囲が大雑把すぎる問題がある。

そこで、光に反応する遺伝子を発現させた細胞の特定領域にガンマ周波数の光刺激を与える光遺伝的(optogenetic)刺激療法を脳卒中の動物で実験してみたそうな。

2021年2月7日

Stroke誌:特に注意するべき生活習慣3つ

2021  2月  イギリス

改善可能なリスク因子が脳卒中と因果関係にあるかを評価することは公衆衛生対策を講じるうえで重要である。

しかし疫学的データから因果関係をあきらかにすることは困難である。

そこで、教育歴、喫煙、肥満などの生活習慣因子が脳梗塞、脳出血と因果関係にあるものか、メンデルランダム化解析でくわしくしらべてみたそうな。

2021年2月6日

新型コロナで脳卒中のメカニズム

2021  2月  中国


2019年に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が発生して以来、世界的に注目を集めている。

呼吸器症状とは別に、COVID-19患者の神経学的機能障害、特に脳血管疾患の発生について集中的に調査されてきた。

そこで、COVID-19と脳血管疾患についての現在の知見をまとめてみたそうな。

2021年2月5日

Stroke誌:緑茶が脳卒中再発を防ぐの根拠

2021  2月  日本


緑茶とコーヒーの摂取が脳卒中など心血管疾患経験者の死亡率におよぼす影響はわかっていないので、日本人でくわしくしらべてみたそうな。

2021年2月4日

血糖値が高いとくも膜下出血は起きない

2021  2月  韓国


糖尿病は心血管系、脳血管系への障害リスクを高める代謝性疾患である。

さいきん、糖尿病患者で大動脈瘤の有病率と破裂率が低いとする報告がいくつかある。

そこで、糖尿病とくも膜下出血の関係についてくわしくしらべてみたそうな。

2021年2月3日

2021年2月2日

COVID-19から脳梗塞のメカニズム

2021  1月  スペイン


新型コロナウイルス疾患COVID-19は弱いながらもあきらかに脳卒中のリスクであり、その病因はしばしば潜因性(cryptogenic 原因不明)である。

そこでCOVID-19の大規模多国籍間研究で潜因性脳卒中の予測因子、転帰、死亡率についてくわしくしらべてみたそうな。

2021年2月1日

Neurology誌:糖尿病と脳卒中の因果関係

2021  1月  ドイツ


糖尿病は脳梗塞や脳出血のリスクをおおきく高める因子であるとされている。

しかし血糖降下薬をもちいた大規模研究では脳卒中リスクは減少しなかった。

そこで、糖尿病と脳卒中との因果関係を探るべく、メンデルランダム化解析をこころみたそうな。