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2017年6月30日

離婚で脳卒中リスクアップ!


Divorce Linked to Increased Stroke Risk
2017  6月  デンマーク

結婚は独身でいるよりも脳卒中リスクをさげると考えられている。

そこで離婚や死別もふくめた結婚状況と脳卒中との関連をしらべてみたそうな。
先月の欧州脳卒中会議での発表。


デンマークの脳卒中患者データベースから58807人ぶんを抽出して、発症1年前の結婚状況との関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・52%は結婚していて、9%が独身、13%が離婚、26%が配偶者と死別していた。

・結婚している場合にくらべ、独身、死別での脳卒中リスクにはほとんど差はなく、

・離婚した場合でのみあきらかなリスク上昇があった。

・このとき男性が脳卒中リスク1.23倍、女性は1.11倍だった。

結婚している者にくらべ離婚を経験すると独身や死別よりも脳卒中リスクが とくに男性で高くなった、


というおはなし。
図:妻に離婚された

感想:

離婚に至るまでにドロドロとしたストレスフルな生活が何年間か続いているに違いなく、さらに酒やたばこに逃げ続けてきた結果の脳卒中、ってことのようだ。

2017年6月29日

ビデオを観て昼寝するだけのリハビリとは


Action Observation of Motor Skills Followed by Immediate Sleep Enhances the Motor Rehabilitation of Older Adults With Stroke.
2017  6月  イスラエル

運動動作の観察が脳卒中のリハビリに効果があるといわれている。

いっぽうでリハビリ訓練のあとに睡眠をはさむと運動学習が強化されることがわかっている。

この2つを組み合わせて実験してみたそうな。


脳卒中で利き手が麻痺した患者20人を2グループに分け、

電話操作を映した5分間のビデオを見せた直後に いっぽうのグループには90-120分間の睡眠をとってもらった。
これを4週間くりかえしたあと 上肢機能を評価して比較したところ、


次のようになった。

・両グループともに上肢機能が改善したが

・睡眠をとらせたグループの上肢機能スコアは明らかにすぐれていた。

脳卒中患者へ 動作観察の直後に睡眠の時間を追加したところ上肢機能の改善度がよりおおきくなった、


というおはなし。
図:リハビリのあとの睡眠

感想:

「指が動かないのは努力不足のせい。もっと頑張れ!」という暗黙のプレッシャーのなか なんと魅力的なエビデンスか、、
眠っている間にリハビリがすすむオフライン運動学習とは

2017年6月28日

低コレステロールの東アジア人におきやすい脳出血の種類


Cholesterol Levels and Hemorrhagic Stroke Risk in East Asian Versus Non-East Asian Populations: A Systematic Review and Meta-Analysis.
2017  6月  中国

コレステロール降下薬を使った大規模な研究から、総コレステロールが160mg/dlを下回ると脳出血で死亡するリスクが3倍になることがわかっている。

そこで低コレステロールでおきやすい脳出血の種類について 特に東アジア人での特徴をしらべてみたそうな。


コレステロールが低いときの脳出血(脳内出血、くも膜下出血)リスクに関する過去の研究を厳選し データを統合 再解析したところ、


次のことがわかった。

・東アジア人についての研究が9件、非東アジア人についてが12件見つかった。

・脳出血全体では 東アジア人であるか否かでリスクにおおきな差はなかった。

・脳内出血に限定すると、東アジア人ではコレステロールの高低でリスクに差がなかったが 非東アジア人では明らかにリスクが高かった。

・くも膜下出血では、東アジア人で明らかなリスク上昇があり、非東アジア人では差がなかった。

コレステロールが低いと東アジア人は脳内出血よりも くも膜下出血になりやすいことがわかった、


というおはなし。
図:コレステロールのもと

感想:

薬で下げすぎは論外として、食事からのぶんはしっかり確保しとかないとな。

[コレステロール 脳出血]の関連記事

2017年6月27日

二重課題で歩行能力アップ


Cognitive and motor dual task gait training improve dual task gait performance after stroke - A randomized controlled pilot trial.
2017  6月  台湾

歩きながらの、会話や 傘をさす スマホをいじるなど 二重課題動作は日常生活にあふれている。

しかし脳卒中患者は二重課題をこなす能力が非常にかぎられていることがわかっている。

脳卒中患者に対し あえて二重課題の歩行訓練をほどこすことでより改善効果を得られるとする報告があるが研究例がひじょうに少ない。

そこで歩行訓練に認知課題または運動課題を重ねたときのそれぞれの歩行改善度をしらべてみたそうな。


脳卒中で片麻痺の患者28人を、次の3グループに分け歩行訓練を施した。

*認知課題+歩行訓練
*運動課題+歩行訓練
*ただの歩行訓練のみ

認知課題グループでは、歩きながらフレーズを繰り返す、数を数える、しりとり、詩を読むなどおこない、

運動課題グループでは、歩きながら複数のボールを抱える、両手で傘をさす、楽器を鳴らす、ドリブルするなど、
の訓練を1回30分x週3回x4週間おこなった。

そのご、各グループについて、 1)ただ歩く、 2)歩きながら連続引き算、3)歩きながら水を載せたトレイを運ぶ、
の動作中の歩行パラメータ(速度、歩調、歩幅、効率)を評価 比較したところ、


次のようになった。

・連続引き算中の歩幅と歩行効率が 認知課題+歩行訓練グループで改善した。

・トレイ運び中の歩行速度、歩幅と歩行効率が運動課題+歩行訓練グループで改善した。

認知課題および運動課題を脳卒中患者の歩行訓練に重ねることにより、それぞれの状況に応じた改善が見られた。こういった訓練は簡単にリハビリに取り入れることができるのでどんどんやったらいい、


というおはなし。
図:歩きスマホ

感想:

野生のポケモンが現れると いつもは立ち止まっていたんだけど、さいきんは歩きながらモンスターボール投げられるようになった、、これも二重課題訓練の成果だと思う。

2017年6月26日

脳卒中患者が転んで再入院しやすい時期とは


Hospital readmission within 10 years post stroke: frequency, type and timing.
2017  6月  ノルウェー

脳卒中患者が再入院する頻度と理由を長期的にしらべてみたそうな。


2002-2003に脳卒中になった患者243人のその後10年間の記録を解析したところ、


次のことがわかった。

・10年間で68.9%の患者が死亡した。

・72.4%の患者は平均3.4回再入院していた。

・再入院の理由は、20%が心血管疾患の再発、17.3%が感染症、9.3%が転倒、5.7%は出血だった。

・再入院率は最初の6ヶ月間がもっとも高かった。

・転倒による再入院は3-5年後にもっとも起きやすかった。

発症後10年間の再入院理由は、心血管疾患の再発、感染症、転倒、出血の順で多く、転倒入院は3-5年後にピークを迎えた、


というおはなし。
図:転倒原因の再入院率

感想:

そういえば半年後と5年後に自転車で派手にころんで 血でた思い出がある。

2017年6月25日

片麻痺の杖の長さは大転子 これほんとうか?


Are patients with hemiplegic stroke really walking with a cane fitted at the greater trochanter?
2017  6月  韓国

脳卒中の片麻痺患者に必要とされる杖の長さは、ふつうの高齢者がつかう杖の長さとは異なると考えられる。

過去のいくつかの研究から大腿骨の外側の突起したでっぱり部分である「大転子」または手首の「近位手根線」から床までの長さが適当である、とも言われている。

明確なガイドラインがないなかで 実際にはどの程度の長さの杖が使われているのかしらべてみたそうな。

2017年6月24日

脳卒中は血圧が140/90より低い者におおかった


Incident Cardiovascular Disease Among Adults with Blood Pressure < 140/90 mm Hg.
2017  6月  アメリカ


数十年前まで脳卒中など心血管疾患になる患者のおおくは血圧が140/90より高かった。

さいきん 血圧が140/90よりも低い患者が増えてきたという報告があるのでキッチリと確かめてみたそうな。


2000年以降で 男女計31856人をフォローした複数の研究データを解析したところ、


次のことがわかった。

・平均7.7年間に2584人が心血管疾患になった。

・このうち63.0%は血圧が140/90未満で、

・彼らは 降圧薬使用者の58.4%、降圧薬を使用しない者の68.1%を占めていた。

・心血管疾患発生率は、血圧140/90未満グループが1000人あたり年間8.0人に対し、140/90以上グループでは18.1人だった。

・140/90未満で降圧薬使用者の中にはコレステロール治療が必要な者が少なくなかった。

これまで脳卒中など心血管疾患は高血圧との関連が強かったが、現代では患者のおおくが血圧140/90未満であった。心血管疾患の発生率はこれまでとおり血圧が高いほど高いので ひきつづきもっと血圧をさげましょう、


というおはなし。
図:血圧測定

感想:

血圧はいったいどこまでさげればいいのか?
NEJM誌:脳卒中で死なない血圧は120未満だからね

2017年6月23日

母乳をあたえるかあちゃんは脳卒中にならない


Breastfeeding and the Risk of Maternal Cardiovascular Disease: A Prospective Study of 300 000 Chinese Women
2017  6月  中国

妊娠によって母体の心血管代謝系に生じたさまざまな変化が、母乳をあたえることでもとに戻るという考え方があるが 研究例はすくない。

これを東アジア人について大規模にしらべてみたそうな。


中国全土、平均年齢51 出産経験のある約30万人を8年間フォローしたところ、


次のことがわかった。

・母乳を与えた経験のない者にくらべ母乳経験があると脳卒中および心血管疾患のリスクが10%ほど低かった。

・母乳経験が2年以上あると、冠動脈疾患リスクが18%、脳卒中リスクは17%低かった。

・母乳経験が6ヶ月間ふえると心血管疾患リスクがさらに3-4%低下した。

母乳で子供を育てた経験があると脳卒中など心血管疾患リスクが10%ほど低下した。この関連は母乳経験が長くなるほど強くなった、


というおはなし。
図:母乳を授乳

感想:

なぜなのか。

2017年6月22日

脳内出血で蘇生措置拒否指示がでる患者


Emergency department do-not-resuscitate order in patients with spontaneous intracerebral hemorrhage.
2017  6月  台湾

医療の進歩にもかかわらず脳内出血患者の死亡率はいまだ非常に高く 生き残っても重い障害が残る。

この状況への緩和医療行為のひとつとして積極的な心肺蘇生、気管挿入や人工呼吸器を使わない "蘇生処置拒否指示"(DNR)がある。

救急部でのDNRの有無と脳内出血患者の予後との関連をしらべてみたそうな。


脳内出血患者835人の記録を解析したところ、


次のことがわかった。

・12.1%の患者に救急部でDNRが出た。

・DNRは高齢で病状の重い患者におおかった。

・入院時の重症度レベルがいっしょであれば30日死亡率はDNRの有無でかわらなかった。

・30-90日の死亡率はDNRグループがあきらかに高かったが、

・神経症状の改善度にはあまり差はなかった。

高齢で病状の重い脳内出血患者は蘇生措置拒否指示がでやすかった。指示の有無で回復度に明らかな違いはなかった、


というおはなし。

図:

感想:

延命行為をあれこれ経ずにすんなりと亡くなってくれたほうが臓器のクウォリティは高いから?

どうしても勘ぐってしまうよ。

2017年6月21日

脳梗塞の有病率 さいきんの傾向


Long-term trends in the prevalence of patients hospitalized with ischemic stroke from 1995 to 2010 in Sweden.
2017  6月  スウェーデン

高齢化で脳卒中患者数の増加が予想される。そこで 脳卒中のおよそ85%を占める脳梗塞の有病率のさいきんの傾向をしらべてみたそうな。


スウェーデンの患者データベースから脳梗塞で入院した事例を抽出して1995-2010の傾向を解析したところ、


次のことがわかった。

・過去15年間の総患者数は1995年時点で129418人で、2010年時点では148778人だった。

・この間に脳梗塞で入院したことのある患者は人口10000人あたり189人の有病率だった。

・有病率は2000年までは増加傾向にあったがそれ以降 ほぼ安定した。

・45歳未満の有病率は増加したが その増加スピードは低下傾向にあった。

・85歳以上では有病率はやや低下傾向にあった。

脳梗塞の有病率は2000年までは増加し、その後緩やかに減少している。しかし若年者脳梗塞の有病率は増加傾向にあった、


というおはなし。
図:

感想:

日本で脳血管疾患で入院か通院中の患者は2014に118万人だから、1.2億人で割ったら10000人あたり約100人ってことになる。
スウェーデンのはんぶん。

総患者数の決め方が調査によってまちまちなんだな。

2017年6月20日

くも膜下出血→脳死→臓器摘出 の頻度がわかった


Irreversible Total Loss of Brain Function and Organ Donation in Patients with Aneurysmal Subarachnoid Hemorrhage.
2017  6月  ドイツ

臓器移植は待機者が増えるいっぽうで 供給はまったく増えていない。

脳動脈瘤破裂のくも膜下出血患者は死亡率が非常に高いので 救急医療の現場では臓器提供者候補として期待されている。

そこで、どのくらいの患者が脳死になり 臓器提供の同意が得られているものか 実際にしらべてみたそうな。


2011-2016の脳動脈瘤性くも膜下出血患者395人の記録を解析したところ、


次のことがわかった。

・全体の18.0%が集中治療室で死亡した。

・死亡患者の42.3%には脳内出血、22.5%には動脈瘤の再出血、87.3%には脳室内出血があった。

・死亡患者の50.7%は脳死判定され、32.4%(23人)が臓器提供者になった。

・女性よりも男性のほうが明らかに臓器提供者になりやすかった。

・脳死からの臓器提供は60歳未満の患者でおおかった。

・23人から計85の臓器(腎臓42、肝臓21、膵臓3、心臓11、肺8)が摘出された。

脳動脈瘤破裂のくも膜下出血から脳死 そして臓器提供への流れはまったくめずらしいことではなかった、


というおはなし。
図:くも膜下出血からの臓器提供

感想:

つまり亡くなる3人に1人(全体の6%)が臓器提供していることになる。

一人の重症患者を脳死判定するだけで 複数人の命を救えるのが臓器移植。

提供の意志をチラつかせたら どういう結果になるかは想像に難くない

だから運転免許証の裏には臓器提供拒否に二重丸をつけてある。

2017年6月19日

若年者が脳卒中予防のために改善すべき2つのこと


Contribution of Established Stroke Risk Factors to the Burden of Stroke in Young Adults
2017  6月  ドイツ

脳卒中のリスク要因で改善が可能なもののうち、およそ9割が 高血圧、脂質異常、糖尿病、冠動脈疾患、喫煙、飲酒、運動不足、肥満 の計8つで説明がつくといわれている。

脳卒中発症年齢が低下傾向にあることから、55歳以下の若年脳卒中患者のリスク要因にどういった特徴があるものかしらべてみたそうな。


26の脳卒中センターから18-55歳の患者2125人の記録を抽出し、健常者サンプル8500人と比較したところ、


次のことがわかった。
・改善可能な要因のうち、全脳卒中の59.7%を運動不足が、 27.1%を高血圧が占めていた。

・これら要因の集団寄与危険度は脳梗塞の種類ごとにほぼおなじで、高齢なほど高かった。

改善可能なリスク要因のうち、運動不足と高血圧で若年者の脳卒中原因のほとんどを説明できた、


というおはなし。
図:若年者の脳卒中リスクファクター8

感想:

運動不足 やばいな、、

2017年6月18日

脳卒中のあと精神病になった例


Post-stroke psychosis: how long should we treat?
2017  6月  ポルトガル

脳卒中のあと精神病症状をしめし、抗精神病薬でいったん治ったものの けっきょく薬が手放せなくなった患者がいたそうな。


・65歳男性が精神科救急を訪れ、妄想性嫉妬、目の錯覚、焦燥を訴えた。

・彼は6ヶ月まえに右後大脳動脈の梗塞を経験しており、そのひと月後から精神病症状が現れた。

・抗精神病薬のリスペリドンを与えたところ症状は消えた。

・2年後フォローしたところ、症状は消えており薬も徐々に飲まなくなっていた。

・そして薬を完全に断った1週間後、ふたたび症状がもどったので同じ薬を10分の1の量で与えたところ治った。

・その後、薬をつづけながら1年以上安定している。

脳卒中の合併症として精神病になることは稀で、さらに抗精神病薬が必要になるケースは初めて経験した、


というおはなし。
図:

感想:

精神病と認知症の違いがよくわからない。


ところで 精神病といえば思い出す。

大学入学時に自身の性格アンケート調査があって、それに実験的な回答を試みたところ有名な精神病学者に目をつけられてしまった。

3-4回呼び出されては面談をくりかえした。
さいごに1時間くらいのロールシャッハテストが終了した瞬間、
『あ~安心した!きみが正常とわかって安心したよ。てっきり心の病気だと思っていたんだよ。もう来なくていいから』、、 だって。

2017年6月17日

乗馬や音楽で慢性期患者のリハビリを工夫してみた


Long-Term Improvements After Multimodal Rehabilitation in Late Phase After Stroke
2017  6月  スウェーデン

慢性期脳卒中患者への多様な刺激をもたらす治療法として、リズム音楽療法と乗馬療法をためしてみたそうな。


発症後10ヶ月-5年の脳卒中患者123人を、リズム音楽療法と乗馬療法、通常リハビリの3グループに分けた。

これら治療を週2回x12週間継続し、回復度の自己評価、バランス、歩行、上肢機能、認知機能を6ヶ月後までフォローしたところ、


次のようになった。
・回復度の自己評価は 乗馬療法>リズム音楽療法>通常リハビリ の順であきらかに高かった。

・この回復効果は乗馬とリズムの両グループで6ヶ月後も持続していた。

・バランス、歩行、握力、認知機能も改善していた。

脳卒中の慢性期であってもリハビリ方法をいろいろと工夫することであらたな回復を実感させることができた、


というおはなし。
図:リズム音楽療法と乗馬セラピーの脳卒中回復効果

感想:

Stroke誌に載って やたらニュースになっていたので関心をもった。

でも乗馬はやり過ぎだと思う。
シングルブラインドだから被験者はだれが乗馬療法に当たったかハズれたかがわかる。

つまり当選者は馬に乗れて上機嫌、落選者(通常リハ)は不機嫌。
こういう結果になるのは実験するまでもないと思うんだ。

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2017年6月16日

脳卒中になりやすいミルク なりにくいミルク


Substitutions of dairy product intake and risk of stroke: a Danish cohort study.
2017  6月  デンマーク

低脂肪乳製品は脳卒中予防になると考えられているが、確かなエビデンスがあるわけでもない。

乳製品の細かい種類別に脳卒中リスクとの関連をしらべてみたそうな。


50-64歳の健康な男女55211人に食事調査を行い、脳卒中の有無を13年ほどフォローした。


次のことがわかった。

・この間に脳梗塞が1870件(大血管アテローム硬化318、ラクナ839、心塞栓102 他)、

・脳出血389件(脳内出血273、くも膜下出血116)があった。

・成分調整した発酵乳やチーズを摂ると脳梗塞になりやすかった。

・成分無調整の発酵乳は、低脂肪乳や成分無調整乳 バターミルクにくらべ脳梗塞リスクが低かった。

・脳出血と乳製品との関連はみられなかった。

成分無調整の発酵乳が脂肪含有率にかかわらず脳梗塞リスクがもっとも低かった、


というおはなし。
図:代替乳製品と脳卒中リスク

感想:

そういえば加工乳の類をのむと高確率でお腹壊す。共通するものがあるのかもしれない。

2017年6月15日

睡眠が8時間を超えると脳卒中経験者の生活動作が、、


Longer Sleep Linked to Poorer Daily Function After Stroke
2017  6月  アメリカ  

手段的日常生活動作能力(IADL)は、たとえば買い物や料理、お金の管理といった活動に要する能力を指し 認知機能的側面がつよい。

脳卒中経験者の睡眠時間とIADLとの関連をしらべてみたそうな。

先週の米国睡眠学会での発表。


平均年齢46の健診記録110万人ぶんの記録をつかって解析したところ、


次のことがわかった。

・脳卒中経験あり と申告した者の30%はIADLに問題を抱えていた。

・IADLに問題ありと答えた者の34%は睡眠時間が6時間以下だった。

・脳卒中経験者のうち 睡眠時間が8時間よりも長い者はIADLに問題を抱える率が1.97倍だった。

・脳卒中経験がない者でも睡眠時間が長いとIADLに問題をもつ傾向があった。

・どういうメカニズムかは不明。

脳卒中経験があって睡眠時間が長い者は手段的日常生活動作能力に問題がある可能性が高い、


というおはなし。
図:睡眠時間

感想:

好きなだけ眠らせてくれよ。
睡眠が6時間を切ると脳卒中経験者は死ぬ:米国睡眠学会

2017年6月14日

脳卒中やったのに喫煙はじめる患者


Long-term trends and predictors of smoking behaviors among men following first-ever ischemic stroke.
2017  6月  中国

喫煙は脳卒中患者にとっては 再発リスクを高める要因のひとつと考えられる。

にもかかわらず喫煙を再開してしまう患者の特徴を長期的にしらべてみたそうな。


2010-2014に 男性脳卒中患者372人を3ヶ月毎にフォローして喫煙状況を確認したところ、


次のことがわかった。

・全体の41.7%が脳卒中をきっかけに喫煙をやめた。

・そのうちの39.3%は57ヶ月以内に喫煙を再開した。

・自宅の外や職場での喫煙環境、独身、病気前のヘビーな喫煙習慣、が喫煙を再開する患者に特徴的だった。

喫煙を再開してしまう脳卒中患者には環境的な理由がつよかった、


というおはなし。

図:脳卒中後の喫煙再開率

感想:

たばこは高次脳機能てきには よさそうに思うのだが、、、

2017年6月13日

Stroke誌:抗血小板薬を複数使っていると脳内出血で死ぬ


Association Between Previous Use of Antiplatelet Therapy and Intracerebral Hemorrhage Outcomes
2017  6月  アメリカ

抗血小板薬の使用は脳内出血リスクを高めると考えられているが、それを複数使用したときの脳内出血の予後についてはよくわかっていないので しらべてみたそうな。


アメリカ1574施設の脳卒中患者データベースから、抗凝固薬を使用していなかった脳内出血患者82576人を抽出した。

入院以前に抗血小板薬を1種類のみ使っていたグループと、複数使っていたグループにわけ院内死亡率を比較したところ、


次のことがわかった。

・脳内出血以前、65.8%は抗血小板薬を使わず、29.5%は1種類のみ、4.8%が複数種類の抗血小板薬を使っていた。

・院内死亡率は 24% vs. 23% でわずかに抗血小板薬使用グループが高かった。

・1種類のみ使うグループの院内死亡率は抗血小板薬を使わないグループと差がなかった(23% vs. 23%)。

・複数使うグループの院内死亡率は 抗血小板薬を使わないグループよりもあきらかに高かった( 30% vs. 23%)。

脳内出血をおこすまえに複数の抗血小板薬を使っていた患者は、まったく使っていなかったか 1種類のみの患者にくらべ明らかに院内死亡率が高かった、


というおはなし。

図:抗血小板薬の組み合わせ

感想:

血腫の拡大がとまらなくなるんだって。

ところで 脳内出血患者にしめる抗血小板薬使用者ってこんなにもおおかったん?
ちょっと衝撃。

2017年6月12日

玉子 おどろきの脳卒中予防効果


A case-control study on egg consumption and risk of stroke among Iranian population.
2017  6月  イラン

欧米にくらべ玉子を摂る頻度が低い中東では なぜか脳卒中の発生率も低い。

そこで玉子と脳卒中との関連をイラン人についてしらべてみたそうな。


イランの大学病院の脳卒中患者195人と、脳卒中以外の患者195人について過去1年間の食事調査をおこない 関連を比較したところ、


次のことがわかった。

・玉子摂取量が週に1個未満グループにくらべ、週に2個よりおおく摂るグループでは脳卒中リスクが77%低かった。

・肥満度も考慮に入れると80%のリスク低下になった。

イランでは玉子をおおく摂る人(週2個以上)の脳卒中リスクが明らかに低かった、


というおはなし。
図:1日の玉子の個数と脳卒中リスク

感想:

週にたったの2個程度ですごい効き目だな。

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2017年6月11日

日本の新規脳卒中患者数と種類別発生率


Incidence, Management and Short-Term Outcome of Stroke in a General Population of 1.4 Million Japanese - Shiga Stroke Registry.
2017  6月  日本

50年以上にわたり日本人の脳卒中は死亡率が低下傾向にあるものの、いまだ主要な死亡原因のひとつである。

日本の最新の脳卒中状況をまとめてみたそうな。


滋賀県の脳卒中患者データベースから2011の急性脳卒中患者および死亡事例を抽出して解析したところ、


次のようになった。

・トータル2956件の脳卒中のうち、2176件は初回脳卒中だった。

・10万人あたりの年間発生率は脳梗塞91.3人、脳内出血36.4人、くも膜下出血13.7人だった。

・2011 日本全体では22万人のあらたな脳卒中の発生があったと推定できた。

・2956件の脳卒中事例のうち、ほとんどの患者が画像検査を受け、268人は手術や血管内治療を、2158人はリハビリを、78人は血栓溶解治療を受けた。

・退院時、1846人の患者は死亡または要介護状態で、発症後28日以内に390人が死亡した。

日本の脳卒中の新規患者数と種類別発生率が推定できた。半数以上の患者が死亡か要介護状態にあった、


というおはなし。
図:滋賀県の位置

感想:

いま2017なのに2011の結果もどうかな、、とおもったけど、脳卒中治療ガイドラインも2009以来ネット公開されていないのをおもいだした。
2015の書籍版があるみたいなんだけど、中身はなにも変わっていないってことなんだろうね きっと。

2017年6月10日

脳卒中から2年以上たっても解決されない課題とは


Long-term unmet needs and associated factors in stroke or TIA survivors
2017  5月  オーストラリア

脳卒中を経験すると障害や日々の生活での解決できない課題をかかえることになる。

これら解決されない脳卒中患者のニーズの種類と特徴についてしらべてみたそうな。


脳卒中またはTIAから退院して2年以上経った患者485人をアンケート調査した。

解決されない課題(unmet needs)は、以下の5つに分類した。

*社会参加
*環境
*身体機能
*慢性期のケア
*再発予防


次のことがわかった。

・81%から回答を得た。

・そのうち87%が1つ以上の解決されない課題を抱えており、特に71%が再発予防でなやんでいた。

・これら解決されない課題に絡む要因に 高齢、機能回復度、かかりつけ医の質 との関連度は低く、

・うつや地域サービスとの関連は強かった。

脳卒中やTIA患者は退院後2年以上たっても解決されない課題を少なからず抱えていた。とくに再発予防問題でなやんでいた、


というおはなし。
図:解決されないニーズの関連要因


感想:

再発予防策は 脳梗塞 脳出血いずれも なっとくのいくエビデンスないからなぁ、、そら解決しないわ。

2017年6月9日

半側空間無視と失語症にも比例回復則はアリ?


Principles of proportional recovery after stroke generalize to neglect and aphasia.
2017  6月  スイス

脳卒中患者の運動機能は、低下したぶんの70%がおよそ3-6ヶ月間で勝手に回復するグループとほとんど回復しないグループに別れる。これを比例回復則 "proportional recovery rule"とよぶ。

運動機能にみられる比例回復則が半側空間無視や失語症にもあらわれるとする報告があるので確かめてみたそうな。


脳卒中で半側空間無視の患者35人と失語症の患者14人について、3週間後と3ヶ月時点での機能評価を行い回復度を比較したところ、


次のことがわかった。
・患者の回復度は良好と不良の2グループにはっきりと分かれた。

・半側空間無視の30人と失語症の10人は低下した機能ぶんの71%が回復した。

・残りの計9人の回復ぶんは25%未満だった。

脳卒中患者の半側空間無視や失語症にも 運動機能の回復にみられた比例関係と2分化が確認できた。運動機能と認知機能の回復には共通の可塑的プロセスがあるのではないか、、


というおはなし。
図:脳卒中半側空間無視の比例回復則

感想:

「治る人はすぐ治るし、治らない人は治らない」
言ってしまっては身も蓋もないテーマを語れるようになったのはおおきな進歩だとおもう。
Stroke誌:下肢運動機能の比例回復則からわかること

[比例回復則 "proportional recovery rule"]の関連記事

2017年6月8日

日本人の脳卒中予防に適した運動量が明らかに


Daily Total Physical Activity and Incident Stroke
2017  6月  日本

身体活動量がふえると高血圧や肥満、糖尿病などが改善され脳卒中の予防効果がきたいできる。

東アジア人は西洋人にくらべ脳出血がおおいことなどから、こんかい日本人を対象に日々の運動量と脳卒中リスクとの関係をしらべ直してみたそうな。


50-79歳で健康な日本人男女74913人を2000-2012にフォローしたところ、


次のことがわかった。
・この間に 747の脳内出血、260のくも膜下出血、1206の非塞栓性脳梗塞、515の塞栓性脳梗塞があった。

・脳卒中全体、脳内出血、くも膜下出血、非塞栓性脳梗塞には日々の運動は中強度量のとき脳卒中リスクがもっとも低かった。

・塞栓性脳梗塞では運動量が多いほどリスクは低下した。

・脳出血のリスクは運動が強くなるほど高くなった。

日本人のばあい 強い運動が脳出血リスクを高めることから、ウォーキングなどの ほどほどな強度の運動が脳卒中の予防に適していると考えられた、


というおはなし。
図:運動強度と脳出血リスク

感想:

塞栓性の脳梗塞予防にはキツイ運動量がいいんだね。
図:塞栓性脳梗塞と運動量
スポーツやってた脳卒中患者は再発しないのか?

2017年6月7日

睡眠が6時間を切ると脳卒中経験者は死ぬ:米国睡眠学会


Short Sleep Linked to Death in Patients With Heart Disease, Stroke
2017  6月  アメリカ

睡眠時無呼吸症でなくても脳卒中など心血管疾患を経験した患者は不眠をうったえることがすくなくない。

睡眠時間調査は自己申告が多いが、こんかいポリグラフを使って客観的に睡眠時間を測定して脳卒中経験と死亡率との関連を調べてみたそうな。

今週の米国睡眠学会での発表。


1741人の男女を研究室によんで睡眠時間を測定した。

彼らの脳卒中経験の有無もしらべおよそ16年間の死亡率との関連を解析したところ、


次のことがわかった。

脳卒中経験があるばあい 睡眠時間が6時間を下回ると死亡リスクは2.4倍だった、


というおはなし。

図:短時間睡眠と脳血管障害リスク


感想:

そういえば数日前、「睡眠不足が続くとミクログリアが脳を食い始める」って記事が話題になってたは。

2017年6月6日

メタボリックシンドロームのみでは脳梗塞は再発しない


Recurrent Stroke in Minor Ischemic Stroke or Transient Ischemic Attack With Metabolic Syndrome and/or Diabetes Mellitus.
2017  6月  中国

メタボリックシンドローム(血圧、中性脂肪、血糖、BMIが高い)だと脳梗塞になりやすい。

しかし再発への影響についてはよくわかっていないので しらべてみたそうな。


軽い脳梗塞またはTIAの患者3044人についてメタボまたは糖尿病の有無の組み合わせで4グループに分けて、その後90日間での脳卒中の再発との関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・ぜんたいの17.2%がメタボのみ、19.8%が糖尿病のみ、9.8%は両方あり、53.2%はどちらも該当せず、だった。

・90日間にあらたな293件の脳梗塞、6件の脳出血があった。

・糖尿病のみまたはメタボ+糖尿病のときに明らかな再発リスクの上昇があり、

・メタボのみだと再発リスクの上昇はなかった。

・アスピリンの使用と再発リスクとの関連はみられなかった。

軽症脳梗塞やTIA患者はメタボリックシンドロームと糖尿病を併せ持っているときに脳卒中再発リスクが高くなった、


というおはなし。
図:メタボリックシンドローム 糖尿病 脳卒中の再発リスク

感想:

「死の四重奏」とかいって恐怖を煽りまくっていただけに メタボリックシンドロームのヘタれっぷりがはんぱない。

2017年6月5日

再発して脳梗塞になる割合と抗凝固薬


Transient ischemic attack and ischemic stroke patients with or without prior stroke.
2017  6月  スウェーデン

TIA(一過性脳虚血発作)や脳梗塞の患者で過去に脳卒中になったことのある者は少なくないという。

それがどのくらいの割合で、どんな特徴があって、再発予防になにをしていたかしらべてみたそうな。


スウェーデンの脳卒中患者データベースから 2011-2013のTIAと脳梗塞25000人ぶんの記録を抽出して解析したところ、


次のことがわかった。

・脳卒中(脳梗塞や脳出血)歴はTIA患者の19.3%、脳梗塞患者の24.6%に確認できた。

・脳卒中歴のある患者には、高齢、男性、心房細動、高血圧、糖尿病がおおかった。

・脳卒中歴があって心房細動もある患者は、脳卒中歴のない患者にくらべて抗凝固薬を処方されている割合があきらかに低かった。

TIAや脳梗塞の患者のうち過去に脳卒中歴のある者には高血圧、心房細動、糖尿病がおおかった。再発リスクが高いはずの彼らへの抗凝固薬治療の割合は低かった、


というおはなし。
図:心房細動ありで抗凝固薬処方の割合 脳卒中経験の有無別


感想:

抗凝固薬の処方わりあいが低い理由として、少なからぬ現場のお医者さんが

・脳出血をやった患者には抗凝固薬を出しにくい、
・抗凝固薬は再発予防には効果がないばかりか危ないだけ、と考えている。

そういうことじゃないかな。

2017年6月4日

肥満度と東アジア人の脳梗塞予後


Association of body mass index with mortality and functional outcome after acute ischemic stroke.
2017  5月  中国

脳卒中後の生存率や回復度は肥満気味の患者のほうがすぐれているという報告がすくなくないが、そのおおくは西洋人を対象にしたものである。

中国人について脳梗塞患者の肥満と機能回復度や死亡率との関連をしらべてみたそうな。


4782人の急性脳梗塞患者の記録を解析したところ、


次のことがわかった。

・12ヶ月死亡率や3,12ヶ月後の要介助率は、過体重と肥満いずれも標準体重患者とあきらかな差はなかった。

・しかし低体重患者については、これらリスクはすべて 著しく高かった。

中国人の脳梗塞患者について肥満や過体重は死亡率の低下や良好な機能回復と関連がなかったが、低体重はあきらかな予後不良因子だった、


というおはなし。
図:肥満度と東アジア人の脳梗塞予後

感想:

東アジア人には肥満パラドックスはないんだな。

2017年6月3日

被殻出血患者の運動機能回復曲線


Difference of recovery course of motor weakness according to state of corticospinal tract in putaminal hemorrhage.
2017  5月  韓国

脳卒中の運動麻痺からの回復パターンがわかるとリハビリ目標もたてやすい。

こんかい 皮質脊髄路の健全性と運動機能の回復パターンとの関連をしらべてみたそうな。


被殻出血で片麻痺 平均年齢50の患者36人について運動機能を6ヶ月間フォローした。

3ヶ月時点で撮影した拡散テンソルMRIから 皮質脊髄路の健全性の高いグループAと、健全性の低いグループBにわけ関連を解析したところ、


次のようになった。

・両グループで回復曲線にあきらかな違いがあった。

・いずれのグループも最初の4ヶ月間におおきな回復があり、

・それ以降は回復がほぼとまった。

被殻出血で 皮質脊髄路が保たれた患者は明らかに運動機能の回復が良かった。いずれの場合も回復は最初の4ヶ月間だけ続いた、


というおはなし。

図:被殻出血からの回復 Motricity Index

感想:

じぶんは被殻出血だから、、

これ↓おもいだした。
Stroke誌:下肢運動機能の比例回復則からわかること

脳内出血は脳梗塞に比べ最初の数ヶ月だけ凄いスピードで中途半端に回復する

2017年6月2日

東アジア人の脳卒中の種類と特徴


Comparisons of Risk Factors for Intracerebral Hemorrhage versus Ischemic Stroke in Chinese Patients.
2017  5月  台湾

中国人は白人にくらべ脳内出血になりやすく脳梗塞にはなりにくい。しかしその理由はわかっていない。

どんな要因がかかわっているのかしらべてみたそうな。


2006-2011の脳内出血1373人と脳梗塞4953人の患者記録を解析したところ、


次のことがわかった。

・脳内出血患者は脳梗塞患者よりも若く(61 vs. 68)、性別のかたよりはなかった。

・高血圧とアルコールが脳内出血につよく関連していたが、

・糖尿病、心房細動、高脂血症、喫煙 との関連は脳梗塞よりもよわかった。

・高血圧との関連は若い患者で顕著だった。

脳卒中の中国人とくに若年患者で、高血圧と飲酒が脳内出血とつよく関連していた、


というおはなし。
図:中国人

感想:

すこし前に にたような話があった。↓
インド人 vs. 中国人 脳卒中なりやすさ

2017年6月1日

脳卒中がきっかけでアル中になるメカニズム


Stroke triggers nigrostriatal plasticity and increases alcohol consumption in rats
2017  5月  アメリカ

アルコールは脳卒中のリスク要因の1つであるが、逆に脳卒中をきっかけに飲酒がやめられなくなる患者もいるという。

このあたりのメカニズムをネズミでしらべてみたそうな。

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