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2021年11月30日

日本人の牛乳と脳卒中

2021  11月  日本


牛乳にはカリウム、カルシウム、マグネシウムが豊富に含まれており、これらは血圧を下げる効果が報告されている。

日本での牛乳摂取は戦後に学校給食ではじまった比較的あたらしい食習慣であり、欧米にくらべてその消費量はかなり少ない。

脳卒中リスクとの関連性も報告されてはいるが欧米のものがほとんどである。

そこで、日本人について牛乳摂取頻度と脳卒中発症率との関連をくわしくしらべてみたそうな。

2021年11月29日

アンギオ陰性くも膜下出血からわかること

2021  11月  インド


くも膜下出血(SAH)はくも膜下腔に血液が漏れ出ている状態を指す。

SAHのもっとも一般的な原因は外傷である。非外傷性の場合は脳動脈瘤の破裂が主であり症例の85%を占める。

ときおり画像検査で出血源を特定できない場合があり、原因不明(特発性:ideopathic)SAHまたはアンギオ陰性(angio negative)SAHと呼ばれる。

アンギオ陰性SAHの発生率は2~24%とされ研究により異なる。

そこで、アンギオ陰性SAHの90日後の転帰とリスク因子についてくわしくしらべてみたそうな。

2021年11月28日

軽い脳梗塞での視覚的感情認識障害の割合

2021  11月  オランダ


軽症の脳卒中で退院できた患者の70%にはなんらかの認知障害がみられるという。

社会参加に影響する認知機能の1つとして視覚的感情認識があり、対人コミュニケーションに重要な役割をはたす。

そこで、軽症脳卒中患者での視覚的感情認識障害の頻度と関連因子についてくわしくしらべてみたそうな。

2021年11月27日

脳卒中経験者の「転倒恐怖心」の要因

2021  11月  韓国


脳卒中経験者の日常生活での転倒恐怖心(fear of falling)と身体と不安やうつとの関係をくわしくしらべてみたそうな。

2021年11月26日

LDLコレステロールを下げると脳内出血が悪化

2021  11月  中国


脳内出血の予後と脂質との関係についてはいまだ議論がある。

そこで、低密度リポ蛋白コレステロール(LDL-C)値と転帰との関連を脂質低下治療をおこなっている脳内出血患者についてくわしくしらべてみたそうな。

2021年11月25日

脳梗塞への運動介入とエクソソーム

2021  10月  中国


脳梗塞後の運動が血管新生や神経新生を促し、脳卒中後の機能が改善することが報告されている。

いっぽう、エクソソームは直径30-150nmの小胞で、脳血液関門を通過する。

エクソソームは脳細胞からも放出され、脳の修復、保護に関係する多くのタンパク質やRNAなどを含む。

そこで、脳梗塞後の運動とエクソソームおよび神経可塑性との関連をしらべる動物実験をやってみたそうな。

2021年11月24日

脳卒中後の肩の痛み 世界の国別

2021  11月  中国


脳卒中後の肩の痛みは通常、脳卒中から2週間-2ヶ月以内に現れる一般的な合併症であり、

中枢性疼痛、複合性局所疼痛症候群、痙縮や亜脱臼による痛み、の3つが原因として考えられている。

脳卒中後の肩の痛みの発生率、有病率について、地理的、経時的な傾向をくわしくしらべてみたそうな。

2021年11月23日

くも膜下出血の致命率と転帰不良率

2021  11月  オーストラリア


くも膜下出血の転帰にかんする大規模な集団ベース研究は他の脳卒中にくらべてすくないので、くわしくしらべてみたそうな。

2021年11月22日

Stroke誌:脳卒中後の認知機能低下の速さ

2021  11月  オーストラリア


脳卒中後の認知障害は一般的だが、認知機能の低下の軌跡と速さについてはよくわかっていないので、くわしくしらべてみたそうな。

2021年11月21日

電子タバコで若年脳卒中

2021  11月  アメリカ


米国では毎年48万人もの命が喫煙によって奪われているという。喫煙は脳卒中のリスク因子でもある。

ニコチン入りの電子タバコ(e-cigarettes:VAPE)の人気が急速に高まっているにもかかわらず、その安全性についてはほとんどわかっていないので、VAPEが脳循環に与える影響をくわしくしらべてみたそうな。

米国心臓協会 AHA21サイエンスセッションでの発表内容。

2021年11月20日

便失禁の脳卒中患者の割合と特徴

2021  11月  スペイン


便失禁は固体または液体状の糞便(feces)を不随意に漏らすことを指す。

便失禁はいっぱんに広く見られる疾患であるが、患者が症状を訴えたがらないため有病率は過小評価されている。

これまで脳卒中後の便失禁は10-40%と見積もられてきたが、評価方法のおおくはバーセルインデックスに基づくものであった。

今回、便失禁評価により適していると考えられるウェクスナー(Wexner)スコアをもちいて、その有病率をくわしくしらべてみたそうな。

2021年11月19日

脳卒中後の認知症を防ぐコーヒーとお茶の量

2021   11月  中国


脳卒中は世界の全死亡者の10%を占める。また、認知症は脳卒中などをきっかけに引き起こされる。

いっぽう、コーヒーやお茶の脳卒中保護効果はいくつか報告されている。

そこで、コーヒーやお茶の組み合わせと、脳卒中、認知症、脳卒中後の認知症、の発症リスクについて大規模にしらべてみたそうな。

2021年11月18日

Stroke誌:脳卒中経験者のCOVID-19死亡率

2021  11月  スペイン


コロナウイルス感染症COVID-19では、糖尿病、高血圧、心血管疾患などの併存疾患があると死亡率が高いという。

そこで、脳卒中の種類別の既往の有無と、COVID-19死亡率との関連について、くわしくしらべてみたそうな。

2021年11月17日

脳卒中経験者が再び脳出血になる「脈圧」があきらかに

2021  11月  韓国


脳卒中と血圧に関するガイドラインでは収縮期血圧と拡張期血圧に重きが置かれている。

「脈圧」は収縮期血圧と拡張期血圧の差で定義され、主幹動脈の硬化程度を反映すると考えられる。

脈圧は加齢とともに増加する傾向があるものの、脳卒中患者についてのデータが少ない。

そこで、脈圧と脳卒中の再発との関連をくわしくしらべてみたそうな。

2021年11月16日

脳卒中後の転倒はメンタルの問題だった

2021  9月  セルビア


脳卒中後の合併症でもある転倒は、発症後1週間で7%が、退院後1年間で73%の患者が経験するという。

さらに病院内での転倒で約30%がなんらかの傷害を負うと報告されている。

脳卒中患者の転倒に関連する危険因子をあきらかにしてみたそうな。

2021年11月15日

Stroke誌:肥満はくも膜下出血を予防しない

2021  11月  フィンランド


肥満は心血管疾患のリスクを高めるが、いくつかの大規模研究では肥満度BMIが高いほどくも膜下出血のリスクが低下することが報告されている。

いっぽう、くも膜下出血の主要リスク因子である喫煙と高血圧もまたBMIとの関連があることから、

BMIとくも膜下出血との関連に喫煙と高血圧がどの程度関わっているものか、くわしくしらべてみたそうな。

2021年11月14日

脳梗塞後30日の再入院率とその要因

2021  10月  中国


脳梗塞患者の再入院は、脳卒中の再発や感染症、転倒などさまざまな要因により発生し、QoLの低下や経済的負担の増大をもたらす。

発症から30日内の再入院の頻度と危険因子をあきらかにするべく、最新の研究成果を含むメタアナリシスをこころみたそうな。

2021年11月13日

脳卒中患者の「死の質」を評価してみたら

2021  9月  オランダ


終末期医療にかんする研究はおもにがん患者を対象としている。

脳卒中で死亡した患者には別の緩和ケアのニーズがあると考えられるが、急性脳卒中患者でのエビデンスはほとんどないのでくわしくしらべてみたそうな。

2021年11月12日

気温が低いときに脳内出血になる日本人の特徴

2021  10月  日本


気温や気圧などの気象要因が脳内出血の発症に影響するという報告があるが、その関係はあきらかになっていないので、富山県の脳卒中患者記録をもちいてくわしくしらべてみたそうな。

2021年11月11日

Stroke誌:脳動脈瘤の破裂は腸内細菌のせい

2021  11月  日本


脳動脈瘤の破裂にかんしては環境要因が重要と考えられる。

環境要因の1つである腸内細菌叢との関係はあきらかになっていない。

そこで、未破裂脳動脈瘤患者(UIA)と破裂脳動脈瘤患者(RA)の腸内細菌組成を比較して、脳動脈瘤の破裂と関係の深い細菌をしらべてみたそうな。

2021年11月10日

脳内出血から半年後の神経精神症状の割合

2021  11月  フランス


神経精神症状は認知機能低下の特徴であるが、脳内出血患者についてはあまり研究がない。


そこで、脳内出血経験者の神経精神症状の有病率と特徴、長期転帰についてくわしくしらべてみたそうな。

2021年11月9日

不眠はくも膜下出血の「原因」だった

2021  11月  イギリス


脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血は死亡率が高い。

脳動脈瘤の形成と破裂に関与する改善可能な危険因子を特定することは重要である。

これまで、喫煙、アルコール、高血圧、睡眠時無呼吸症などが危険因子として挙げられているいっぽう、肥満、糖尿病、高コレステロール血症は危険性を下げる因子とされている。

これらの因子との因果関係はあきらかでないため、メンデルランダム化解析により遺伝的に予測される生活習慣因子および心血管代謝因子と脳動脈瘤の形成および破裂との関連をしらべてみたそうな。

2021年11月8日

無症候性ラクナ梗塞の予後

2021  10月  中国


ラクナ梗塞は深部穿通枝動脈の領域に検出される直径15mm未満の梗塞で、脳梗塞全体の20-35%を占める。

画像診断技術の進歩により症候性のラクナ梗塞に加えて、無症候性のラクナ梗塞がおおくみつかるようになった。

無症候性のラクナ梗塞からの再発率や死亡率についてはよくわかっていないので、中国50万人の研究からしらべてみたそうな。

2021年11月7日

ワクチン後→T細胞障害→帯状疱疹→神経痛

2021  10月  インド


コロナウイルス感染症COVID-19のワクチンには主に4種類あり、ウイルスベクター型、mRNA型、不活化ウイルス型、タンパク質型、である。

これらは世界各国で緊急使用許可が得られているが、接種後に発熱、寒気、頭痛、疲労、筋肉痛、関節痛、腫れなどの合併症が継続的に報告されてもいる。

そこで、神経学的合併症にフォーカスしてみたそうな。

2021年11月6日

P社ワクチン初回数時間後に脳内出血の女性

2021  10月  オーストリア


コロナウイルス感染症COVID-19へのmRNAワクチンの副反応と思われる報告が増えてきている。

おおくは凝固障害によるもので、高凝固性では静脈血栓症、低凝固性では出血が報告されている。

初回接種後に脳内出血になった女性がいたそうな。

2021年11月5日

Stroke誌:血圧120mmHg未満で脳梗塞はなぜか死亡

2021  11月  アメリカ


いっぱんに低血圧は脳卒中死亡率が高い。しかしこの関連の基礎となる要因についてはよくわかっていない。

そこで、アメリカ退役軍人の医療記録から、脳梗塞前の血圧と長期死亡率との関連をくわしくしらべてみたそうな。

2021年11月4日

くも膜下出血ですぐに入院しない患者は転帰良し

2021  10月  中国


動脈瘤破裂によるくも膜下出血では、最初の出血から24時間以内に再出血する率が5.8%で、その間隔の中央値は180分間と言われている。

そのため再出血を予防するクリップやコイル手術は早くに行われたほうが臨床転帰が良い可能性がある。

そこで、発症から入院、動脈瘤治療までの時間を評価し、遅れの原因になる因子をくわしくしらべてみたそうな。

2021年11月3日

Stroke誌:血栓除去術の合併症の種類と頻度

2021  10月  フランス


脳の主幹動脈の閉塞への血栓除去術に際する合併症については、じゅうぶんにあきらかにされていない。

これら血栓除去術にともなう合併症の頻度、危険因子、転帰についてくわしくしらべてみたそうな。

2021年11月2日

LDLコレステロールとくも膜下出血の因果関係

2021  10月  アメリカ


低密度リポ蛋白コレステロール(LDL-C)が脳動脈瘤やくも膜下出血と因果関係にあるものかどうかをしらべるために、

遺伝的に予測されるLDL-Cとの関連についてメンデルランダム化解析をこころみたそうな。

2021年11月1日

ワクチン3社と脳卒中など頻度くらべ

2021  10月  イタリア


コロナウイルス感染症COVID-19ワクチンの一部で脳静脈血栓症や血小板減少症が報告された。

アストラゼネカ社、ヤンセン社、ファイザー社のワクチンについて、これら重篤な有害事象(severe adverse events:SAE)の頻度を比較してみたそうな。