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2021年5月31日

Stroke誌:強迫性障害と脳卒中

2021  5月  台湾


強迫性障害(Obsessive-compulsive disorder:OCD )では、汚れへの恐怖、対称性へのこだわり、性的強迫観念、過剰な繰り返し確認などの行為が強いられるようになされる。

OCDの患者は肥満、高血圧、糖尿病などを併発する傾向が報告されている。

しかしOCDと脳卒中との関連はわかっていないのでくわしくしらべてみたそうな。

2021年5月30日

脳内出血で腸内細菌に異常そして神経炎症

2021  5月  中国


脳内出血では血腫に起因する強い神経炎症反応が、免疫バランスを崩して脳の損傷を悪化させることがわかってきた。

さらに、腸内細菌叢の免疫機能が神経変性や自己免疫疾患と関わっていることも示されている。

そこで、脳内出血の血腫による脳損傷および腸内細菌叢と免疫反応との関係をくわしくしらべてみたそうな。

2021年5月29日

加速度計の活動量と心房細動と脳卒中

2021  5月  アメリカ


身体活動は心房細動のリスク因子であり改善可能と考えられているいっぽう、

その関連性についての研究のおおくは、身体活動を自己申告によって評価している。

そこで、ウェアラブル加速度計をもちいて身体活動の客観評価をおこない、心房細動との関連をくわしくしらべてみたそうな。

2021年5月28日

この年齢未満のいびきは脳梗塞のもと

2021  5月  中国


習慣的ないびきと脳卒中など心血管疾患との関連を示すエビデンスはかぎられている。

心血管疾患の種類別、年齢層別にいびきとの関連を大規模にしらべてみたそうな。

2021年5月27日

ロックダウンで空キレイ→脳梗塞へった?

2021  5月  パキスタン


コロナウイルス感染症COVID-19パンデミックのなかで、ひとつの光明となっているのが、感染拡大を抑えるために各国がロックダウンを行ったことによる大気汚染の減少である。

また、ウイルスが凝固亢進を引き起こすとされているにもかかわらず、脳卒中患者の入院数が減少していることも報告されている。

そこで、パンデミック前後での大気の質の改善と脳卒中患者数との関連をしらべてみたそうな。

2021年5月26日

小脳梗塞はひとの悲しみがわからない

2021  5月  スイス


近年、情動処理に小脳がかかわっていることがあきらかになってきた。

小脳梗塞になると音声の感情(感情韻律)認識が困難になることが報告されている。

しかし、これらの感覚と高次認知機能障害との相互作用や、感情韻律処理における小脳半球の特殊性についてはあきらかになっていない。

そこで、小脳の右または左半球に損傷のある患者の感情韻律の認識能力をくわしくしらべてみたそうな。

2021年5月25日

脳梗塞予防に必要なHDLコレステロール値

2021  5月  中国


高密度リポ蛋白コレステロール(HDLーC)が高いと、心血管疾患の予防になるといわれている。

しかし、脳梗塞との関連についてはよくわかっていないので、高血圧集団でくわしくしらべてみたそうな。

2021年5月24日

カイロプラティックで椎骨動脈解離の34人

2021  4月  アメリカ


椎骨動脈解離は、まれではあるが若年層の脳梗塞を引き起こす。

その病因として交通事故、頚椎骨折、転倒、カイロプラティックなどが報告されている。

そこで、カイロプラティックが病因の椎骨動脈解離患者の予後について、他の病因の患者とくらべてみたそうな。

2021年5月23日

大麻と脳卒中のシステマチックレビュー

2021  5月  アメリカ


大麻の使用は脳卒中のリスク因子として報告されている。

そこで、大麻使用者の脳卒中の有病率と転帰についてあきらかにするべくシステマチックレビューをこころみたそうな。

2021年5月22日

週55時間以上の労働と脳卒中リスク

2021  5月  スイス


COVID-19パンデミックにより、人々の働き方がおおきく変わりつつある。

WHO(世界保健機関)とILO(国際労働機関)が、長時間労働による生命と健康への損失を世界規模で解析した結果、脳卒中リスクの増加が確認されたそうな。

2021年5月21日

NEJM誌:血圧目標120mmHg未満の効果

2021  5月  アメリカ


収縮期血圧介入の臨床試験(SPRINT)は、目標値を120mmHg未満とすること(集中治療)が、140mmHg未満とすること(標準治療)よりも心血管イベントの発生率が低くなるかどうかを検証するためにおこなわれた。

SPRINTの未評価のデータについて最終報告をこころみたそうな。

2021年5月20日

NEJM誌:脳底動脈の血管内治療 やる意味ない

2021  5月  オランダ


脳底動脈の閉塞による脳梗塞患者への血管内治療(血栓除去術)の有効性は証明されていないので、マルチセンター試験でくわしくしらべてみたそうな。

2021年5月19日

コレステロール不足で脳内出血の性差は

2021  5月  中国


これまでの研究で、総コレステロール値が低いことが脳内出血の独立した予測因子であることが示されている。

しかし、総コレステロール値の低い脳内出血患者の転帰における性別の違いはあきらかになっていないので、くわしくしらべてみたそうな。

2021年5月18日

脳底動脈瘤のコイル治療 期待はずれ

2020  11月  ギリシャ


脳底動脈瘤は頭蓋内動脈瘤の5-16%を占める。これらの動脈瘤は解剖学的に深部にあり手術が困難である。

そのため、治療にはクリッピング手術よりも血管内治療であるコイリングが好まれる傾向がある。

いっぽうで脳底動脈瘤のコイル治療では再発のリスクが高いことも報告されている。

そこで、脳底動脈頂点部の瘤(basilar apex aneurysm)の破裂によるくも膜下出血患者への、クリップ治療とコイル治療についてメタアナリシスをこころみたそうな。

2021年5月17日

COVID-19の脳梗塞も男性がおおいのか?

2021  5月  アメリカ


COVID-19での男性の死亡率が女性にくらべて高いことが報告されている。しかし脳卒中など心血管疾患の男女差についてはよくわかっていない。

そこで、COVID-19患者の脳卒中や心筋梗塞の性差についてくわしくしらべてみたそうな。

2021年5月16日

COVID-19で脳静脈洞血栓症のばあい

2021  5月  パキスタン


新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、全身の血液凝固性亢進や血栓塞栓症の傾向がつよいという。

これらの患者では脳血管疾患、とくに脳静脈洞血栓症(CVT)との関連が報告されている。

そこで、COVID-19患者でのCVTのリスク因子および症状と転帰についてくわしくしらべてみたそうな。

2021年5月15日

nature.com:主幹動脈閉塞の脳梗塞死亡率

2021  5月  アメリカ


血管内治療(血栓除去術など)の有効性を示すランダム化比較試験があるにもかかわらず、主幹動脈(頸動脈や中大脳動脈)の閉塞による脳梗塞の死亡率はいまだ高い。

その予測因子をあきらかにするべく、くわしくしらべてみたそうな。

2021年5月14日

治療しないAVM患者の生活の質

2021  5月  ハンガリー


脳動静脈奇形(AVM)は、出血、てんかん発作、神経障害、頭痛などのリスクをともなうめずらしい血管病変である。

未破裂AVMの保存措置と破裂予防治療(切除、塞栓、定位放射線)とを比較したさいきんの研究によると、未破裂AVMは治療しないほうが有益であるという結論に至った。

しかしそれら研究ではAVMを抱えていることによる日常生活への長期的な影響については考慮されていなかったので、未治療AVM患者のQoLについてくわしくしらべてみたそうな。

2021年5月13日

コクランレビュー:未破裂動脈瘤の治療根拠はない

2021  5月  ブラジル


未破裂脳動脈瘤は一般人の3.2%に見られるというが、画像診断技術の進歩と普及にともないその診断頻度は増えていると考えられる。

脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血では、12%が即死、30%以上がひと月以内に死亡、25-50%が半年以内に死亡、生存者の30%が要介護となる、とされていて、
未破裂脳動脈瘤の放置は重大な結末に至る可能性がある。

いっぽうで、ほとんどの脳動脈瘤は破裂には至らないため、最善の治療方法についてはいまだ議論の余地がある。

そこで、未破裂脳動脈瘤を持つ者に対する介入のリスクとベネフィットをくわしくしらべてみたそうな。

2021年5月12日

Stroke誌:微小脳出血と抗血栓薬

2021  5月  アメリカ


微小脳出血は無症候性で、60歳以上の認知正常者のMRI検査で23%にみつかるという。

微小脳出血はのちの脳出血や脳梗塞のリスク因子でもある。

そこで、抗血栓薬(抗凝固薬や抗血小板薬)の使用が微小脳出血と関連するものか、くわしくしらべてみたそうな。

2021年5月11日

骨密度の低下と女性の脳梗塞

2021  5月  韓国


女性の動脈硬化性の心血管疾患(心筋梗塞と脳梗塞)の予測に骨密度の評価が役に立つものか、くわしくしらべてみたそうな。

2021年5月10日

脳梗塞での開頭減圧術の効果

2021  4月  トルコ


主幹動脈の閉塞による脳梗塞では広範な浮腫が起き、頭蓋内圧が高まる。

このとき開頭減圧術が考えられるが、どのような場合にこの処置がより効果的であるかをあきらかにするべく、くわしくしらべてみたそうな。

2021年5月9日

くも膜下出血でQoLが低い患者の特徴

2021  4月  インド


くも膜下出血の患者は、診断や治療の進歩にもかかわらず、生活の質(QoL)が低い。

生存者のうち元の仕事に復帰できるのは半数以下であり、社会参加がむつかしい。

そこで、これらの患者の転帰とQoLについてその予測因子をくわしくしらべてみたそうな。

2021年5月8日

食後血糖をさげる運動の間隔は

2021  5月  オーストラリア


糖尿病は脳卒中の再発のリスクになる。

長時間の座位を中断して軽い運動をはさむことで食後の血糖上昇を抑えることが期待できるが、

脳卒中経験者でのその用量反応効果についてはあきらかになっていないので、くわしくしらべてみたそうな。

2021年5月7日

Stroke誌:脳梗塞での降圧薬の再発予防効果

2021  4月  イタリア


脳梗塞のおよそ30%は、前回の脳卒中やTIAのあとに発症する。

高血圧は脳卒中の発症と再発のもっともおおきなリスク因子の1つである。

脳梗塞の再発予防のガイドラインでは、ほとんどの患者に降圧薬の使用を勧めている。

しかし、これらの推奨根拠は脳梗塞と脳出血の患者を対象としたメタアナリシスから得られたものであり、これらの2つの病態は本来異なるものと考えられる。

そこで、脳梗塞とTIA患者の再発予防のための降圧薬のエビデンスをまとめるためにメタアナリシスをこころみたそうな。

2021年5月6日

COVID-19はくも膜下出血の原因か?

2021  4月  アメリカ


新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の患者の0.3-1.2%に頭蓋内出血(くも膜下出血を含む)が報告されている。

しかし、COVID-19患者におけるくも膜下出血だけのリスクを評価した研究はないので、くわしくしらべてみたそうな。

2021年5月5日

2021年5月4日

亜麻仁(アマニ)油の脳梗塞治療効果

2021  4月  スイス


急性脳梗塞へのゴールドスタンダード治療であるtPAや血栓除去術は、高齢者では合併症のリスクが高いために行われないことがおおい。

そのため安全で効果的な予防法や治療法が求められている。

魚油由来のオメガ3脂肪酸であるEPAやDHAの脳卒中予防効果については一貫した結論が得られていない。

さいきん、植物由来のオメガ3脂肪酸であるαリノレン酸の脳卒中予防効果が注目されている。

そこで、長期のαリノレン酸摂取が脳卒中の転帰に与える影響について動物実験でくわしくしらべてみたそうな。

2021年5月3日

結婚への不満が強いと脳卒中死亡率2倍

2021  4月  イスラエル


男性の立場からみた結婚生活の満足度と脳卒中死亡率との関連については報告がすくないのでくわしくしらべてみたそうな。

2021年5月2日

コロナワクチンのあと脳の血栓で入院した3例

2021  4月  ドイツ


2021年4月時点、COVID-19で290万人が亡くなったという。

2021年1月、欧州医薬品庁はオックスフォード大学とアストラゼネカ社が開発したCOVID-19ワクチン(ChAdOx1)を承認した。

このワクチンはCOVID-19の重症化を防ぐとされているいっぽう、肺、腹部、脳の静脈血栓症が懸念されている。

そこで、ワクチン接種後に脳静脈洞血栓症を発症した患者3事例についてくわしくしらべてみたそうな。

2021年5月1日

片側感覚症候群がじつは脳梗塞の割合

2021  4月  シンガポール


片側感覚症候群(Hemisensory syndrome)は身体のいっぽうの側の感覚変容と定義されていて、手口感覚症候群(cheiro-oral-crural syndrome)なども含む。

片側感覚症候群の原因の1つには脳梗塞が考えられるが、画像診断におよぶケースはすくない。

そこで、片側感覚症候群で入院した患者について、脳梗塞が病因である場合とその特徴についてくわしくしらべてみたそうな。