2020年3月30日

Brain誌:急性期発話機能の前頭 側頭-頭頂での乖離


Dissociation between frontal and temporal-parietal contributions to connected speech in acute stroke
2020  3月  アメリカ

人は単語を検索して複雑な文章に統合することができる。

これまでの研究では、発話に必要な脳領域の特定は 主に慢性期脳卒中の患者を対象とすることがおおかったが、慢性期では脳の機能がすでに再編成しおえて他の領域に移行している可能性があった。

急性期患者であれば重症でない小病変の患者も対象にすることができ、機能と病変とのマッピングがより詳細にできると考えられる。

そこで、脳卒中急性期の52人の自発的な発話内容の構造と脳の損傷パターンとの関連をくわしくしらべてみたそうな。

2020年3月29日

90歳超えでも復活する日本人脳梗塞


Clinical outcomes of cerebral infarction in nonagenarians compared among four age groups
2020  3月  日本

日本の女性の平均寿命は約90歳であり、医療現場では90歳以上の脳卒中患者に遭遇することがときどきある。

そこで、90歳以上の脳梗塞患者の臨床的特徴と回復可能性についてくわしくしらべてみたそうな。

2020年3月28日

[日本人] 毎日風呂に浸かると脳内出血ふせげる


Habitual tub bathing and risks of incident coronary heart disease and stroke
2020  3月  日本

浴槽浴(tub bathing)は血行動態を改善することで脳卒中などの心血管疾患の予防効果があると考えられている。しかし、心血管疾患リスクに関して浴槽浴の長期的な効果の研究はないのでくわしくしらべてみたそうな。

2020年3月27日

中国50万人の脳卒中死亡率と再発率


Mortality and recurrent vascular events after first incident stroke- a 9-year community-based study of 0·5 million Chinese adults
2020  3月  中国

脳卒中は世界的に死亡および障害の主な原因である。

診断と治療の大幅な改善にもかかわらず、中国を含む低中所得国では、初回脳卒中後の短期および長期の予後についてはほとんど知られていない。

そこで脳卒中のタイプ別に、再発リスクと死亡率を短長期的にしらべてみたそうな。

2020年3月26日

nature.com:日本人女性に適したアルコール量


Alcohol consumption and risks of hypertension and cardiovascular disease in Japanese men and women
2020  3月  日本
日本人男女の高血圧と脳卒中など心血管疾患のリスクに対するアルコールの影響を調査した大規模研究のレビュー。

とくにアジア人女性についての研究はこれまでほとんど行われていないのでくわしくしらべてみたそうな。

2020年3月25日

LDLコレステロールを下げると脳内出血?


Significant reduction in the LDL cholesterol increases the risk of intracerebral hemorrhage- a systematic review and meta-analysis of 33 randomized controlled trials
2020  2月  中国

スタチン治療には脳内出血のリスクを高めるなどの副作用をもたらす可能性がある。

スタチン治療とLDLコレステロール値、および脳内出血リスクとの関係についてはいまだ議論の余地があるので、システマティックレビューとメタアナリシスをこころみたそうな。

2020年3月24日

オリーブオイルの脳卒中予防効果


Olive Oil Consumption and Cardiovascular Risk in U.S. Adults
2020  2月  アメリカ

オリーブオイルの摂取は、地中海地域の人々の脳卒中など心血管疾患リスクの低下と関連しているといわれているが、アメリカ人についてはよくわかっていないのでくわしくしらべてみたそうな。

2020年3月23日

理学療法を長く続けるべきか?


Continual Long-Term Physiotherapy After Stroke- A Health Technology Assessment
2020  3月  カナダ

脳卒中患者を対象とした長期の理学療法の有効性、安全性、費用対効果、公的予算への影響、患者の評価などについてしらべてみたそうな。

2020年3月22日

肥満に適した目標血圧は、、


Associations between ideal blood pressure based on different BMI categories and stroke incidence
2020  3月  中国

2017年の米国心臓病学会の高血圧に関するガイドラインでは、収縮期血圧が130mmHg以上、または拡張期血圧が80mmHg以上を高血圧と定義している。

しかし、脳卒中予防に適した肥満度(BMI)ごとの最適な血圧はいまだよくわかっていないのでくわしくしらべてみたそうな。

2020年3月21日

脳梗塞死亡率と要介助率の長期トレンド


Long-term trends in death and dependence after ischaemic strokes- A retrospective cohort study using the South London Stroke Register (SLSR)
2020  3月  イギリス

脳卒中になった患者のおよそ1/4は1ヶ月内に亡くなり、生存者の半数は日常生活に他者の介助が必要となる。

脳卒中の87%は虚血性のものである。

治療技術の進歩により脳卒中の死亡率や障害率は低下していると考えられるので、最近16年間のトレンドをロンドンの住民ベース調査からくわしくしらべてみたそうな。

2020年3月20日

慢性期での触覚訓練の効果


Sensory retraining improves light touch threshold of the paretic hand in chronic stroke survivors- a single-subject A-B design
2020  3月  イラン

触覚(light touch)の障害は脳卒中経験者の32-89%にみられるという。

触覚の再訓練による触覚しきい値や上肢運動機能の改善についての研究はほとんどないのでくわしくしらべてみたそうな。

2020年3月19日

脳梗塞患者の心房細動の割合


Prevalence of atrial fibrillation in acute ischemic stroke patients- A hospital-based study from India
2020  2月  インド

脳梗塞は再発の予防がとても大切。

心房細動はそのリスク要因の1つである。脳梗塞患者での心房細動の有病率について、インドの研究はほとんどないのでくわしくしらべてみたそうな。

2020年3月18日

アスピリンでくも膜下出血を予防できる?


Association between aspirin use and risk of aneurysmal subarachnoid hemorrhage- a meta-analysis
2020  3月  中国

くも膜下出血の発生率は、年間10万人あたり 全世界では9人、中国2人、中南米4.2人、フィンランド19.7人、日本22.7人 である。

28日間の致命率は42%で、生存者の50%が障害を負う。85%は脳動脈瘤の破裂によるという。

脳動脈瘤の治療技術の進歩にもかかわらず、その発生率にあきらかな変化はない。

脳動脈瘤の破裂には炎症反応が強く関わっていると考えられていて、抗炎症薬でもあるアスピリンは脳動脈瘤の破裂予防薬として期待されている。

しかしその効果については見解が一致していないので、これまでの研究のメタアナリシスから検証してみたそうな。

2020年3月17日

くも膜下出血の年間症例数と院内死亡率


Effects of case volume and comprehensive stroke center capabilities on patient outcomes of clipping and coiling for subarachnoid hemorrhage
2020  3月  日本

くも膜下出血は症例数が豊富な病院の患者ほど回復結果が良いという報告がおおくある。

いっぽうブレインアタック連合(Brain Attack Coalition)は高度な脳血管治療が可能な包括的脳卒中センター(comprehensive stroke center:CSC)の設立を勧めている。

そこで、日本での病院ごとのくも膜下出血症例数とCSC規模が患者の回復程度にどのくらい関係しているのか、クリップとコイル治療別にくわしくしらべてみたそうな。

2020年3月16日

Stroke誌:喫煙パラドックスのからくり


Smoking Paradox in Stroke Survivors?
2020  3月  台湾

「喫煙パラドックス」は、心筋梗塞や脳梗塞からの回復良好者が喫煙者におおいことを指し、血栓溶解療法の効果にも同様のパラドックスが見られるという。

喫煙は脳卒中のリスク要因であるにもかかわらずこのような矛盾がみられる原因について いまだあきらかになっていない。

そこで、台湾の2つの大規模調査のデータをつかって、喫煙パラドックスをくわしくしらべてみたそうな。

2020年3月15日

運転には右脳が大切


The right hemisphere is important for driving-related cognitive function after stroke
2020  3月  日本

脳卒中経験者にとって自動車運転は社会生活をいとなむうえでとくに重要な能力である。

交通事故を未然にふせぐための、路上やシミュレーターをつかった運転能力評価は状況限定的でありかならずしも信頼性は高くない。

そこで患者の脳の損傷位置と注意反応とその維持、運転技術との関連をくわしくしらべてみたそうな。

2020年3月14日

rTMS vs. シータバースト 認知障害


High-frequency versus theta burst transcranial magnetic stimulation for the treatment of poststroke cognitive impairment in humans
2020  3月  台湾

脳卒中後の認知障害は30-40%の患者にみられるという。

また、背外側前頭前野への磁気刺激はパーキンソン病患者の認知機能の注意、視空間ドメインの改善をもたらすとされている。

これを脳卒中で認知障害をしめす患者について、高周波数(5Hz)のrTMSとiTBS(シータバースト)のことなる磁気刺激条件で効果に差があるものか、実験してみたそうな。


左脳の脳卒中後に認知障害をしめす患者41人について、

5Hz rTMS の11人、

iTBS の15人、

偽刺激の15人、

にわけて左側の背外側前頭前野への10日間10セッションの磁気刺激治療をおこなった。

アーバンス検査(Repeatable Battery for the Assessment of Neuropsychological Status :RBANS)で認知機能を評価した。


次のことがわかった。

・偽刺激にくらべ、5Hz rTMSではRBANSトータルスコアおよび、注意力、遅延記憶で有意に改善しており、

・iTBSでもRBANSトータルスコアと遅延記憶で有意に改善した。

・5Hz rTMSはiTBSよりも注意力改善の点ですぐれていた。

・高血圧のない患者でこれらの治療効果が顕著だった。
脳卒中で認知障害の背外側前頭前野への磁気刺激プロトコールは、5Hz rTMSが注意改善の点でiTBSよりも好ましかった、


というおはなし。

図:高血圧の有無とrTMSの注意改善効果



感想:

認知障害は小血管病によるところがおおきく、小血管病は高血圧が原因。だから高血圧患者は小血管病が進みすぎていて効果が薄い、という解釈。
反対側へのシータバーストと慢性期脳卒中の機能回復

連続シータバースト刺激が脳を護る仕組み

シータバースト刺激が脳卒中に良い理由

2020年3月13日

脳卒中になる昼寝の長さと頻度


Association of daytime napping with incident stroke in middle-aged and older adults- a large community-based study
2020  3月  中国

睡眠障害と脳卒中とは関連があるという。

また、昼寝をすると冠動脈疾患での死亡率が下がるという報告があり、ストレス緩和メカニズムが考えられている。

さらに、長時間の昼寝は糖尿病やメタボリックシンドロームのリスクを上げるという報告もある。

昼寝と脳卒中との関連の研究はいくつかあるが一致した結論は得られていない。

そこで、昼寝の時間や頻度と脳卒中リスクとの関連を住民ベースに大規模にしらべてみたそうな。

2020年3月12日

脳卒中後うつの脳体積変化の位置


Altered gray matter volumes in post-stroke depressive patients after subcortical stroke
2020  2月  中国

脳卒中後のうつは5年以内に39-52%に起きるという。おもな症状として、抑うつ気分、性欲減退、活力喪失、集中力の低下、無能感、があげられる。

そのメカニズムはいまだあきらかでない。脳の灰白質の体積に変化があるとする報告がいくつかあるが結論は一致していない。

そこで脳卒中後うつ患者の灰白質の体積をきっちりと測定して、うつでない患者とくらべてみたそうな。

2020年3月11日

麻痺しなかった手への影響はずっと続くのか


Chronic Stroke Survivors Experience Continued Impairment of Dexterity but not Strength in the Nonparetic Upper Limb
2020  2月  アメリカ

脳卒中患者のおよそ3分の2は上肢とくに手の機能に障害を負うという。

さらに麻痺のなかった手についても動きのスピードや正確性が低下するという報告が数おおくあがっている。

しかしこれら非麻痺手がもともと利き手であったか否かや、手の巧緻性と筋力を分けてしらべたものはほとんどないのでくわしくしらべてみたそうな。

2020年3月10日

むちゃ飲み脳梗塞の実行機能


Executive Dysfunction Related to Binge Drinking in Ischemic Stroke
2020  3月  フィンランド

Binge drinking(酒のむちゃ飲み)は通常飲酒量(エタノール13.5グラム相当)の5倍以上を1度の機会(2時間以内)に飲む場合をさす。

アルコール使用障害(alcohol use disorder)に至らないレベルのむちゃ飲みでも認知機能のとくに実行機能や言語記憶に障害があらわれやすいとする報告がいくつかある。

脳卒中経験者の35-90%は認知機能に障害をもつという。

そこで脳卒中患者でのむちゃ飲み歴の認知機能への影響についてくわしくしらべてみたそうな。

2020年3月9日

海藻が脳梗塞死亡をふせぐ


Frequency of Seaweed Intake and Its Association with Cardiovascular Disease Mortality: The JACC Study
2020  3月  日本

海藻はアジアの国とくに日本、韓国、中国でよく摂られている。海藻は食物繊維などをおおく含み、心血管疾患のリスクである血圧や脂質、血糖、肥満を改善すると考えられている。

日本人は1日に海藻を9.9g摂るとされ、平均寿命の長さとの関連が疑われている。

海藻の摂取頻度と脳卒中の種類別死亡リスクについての研究はほとんどないので大規模にしらべてみたそうな。

2020年3月8日

Stroke誌:「疲労」は脳卒中の原因になりうるのか


Self-Reported Fatigue Predicts Incident Stroke in a General Population
2020  3月  イギリス

疲労は身体的 精神的に活動を嫌悪する状態をさす。

疲労は脳卒中経験者に著しく現れることが知られている。また一般診療での相談の25%に疲労が症状として含まれるという。疲労は死亡率と関連することがわかっている。

疲労と脳卒中の発生との関係はあきらかではなく、その間接要因として、睡眠不良、慢性ストレス、心不全、貧血、甲状腺障害が考えられる。

そこで健康状態についてのアンケート Short Form 36 に現れる疲労と、脳卒中の発生について大規模な住民調査をこころみたそうな。

2020年3月7日

聴覚刺激訓練で半側空間無視はなおるのか?


Can auditory cues improve visuo-spatial neglect- Results of two pilot studies
2020  2月  ドイツ

半側空間無視は右脳脳卒中の急性期40%の患者に見られるという。

この治療方法の1つに聴覚刺激(auditory cue)が期待されている。無視が生じる方向に音源があるときに無視症状が改善するという報告があるものの、サンプル数はすくなく、短期の効果についてしかわかっていない。

さらに聴覚刺激の音源が移動する状況下での調査もない。

そこで移動音源をつかった聴覚刺激を繰り返し長期にほどこしたときの半側空間無視の改善とその効果の持続を実験してみたそうな。

2020年3月6日

アチアチひんやり療法の脳活動


Immediate effects of noxious and innocuous thermal stimulation on brain activation in patients with stroke
2020  2月  台湾

温熱刺激(thermal stimulation)はシンプルかつ実用的治療手段として脳卒中リハビリにも用いられている。

痛いくらい(noxious)の温熱刺激が健常者の前運動野に可塑的変化をもたらすという報告がある。

これを脳卒中患者についても確認するべく比較実験をこころみたそうな。

2020年3月5日

運動イメージ訓練とスローファイブ(Slow-5)


Motor Imagery Training After Stroke Increases Slow-5 Oscillations and Functional Connectivity in the Ipsilesional Inferior Parietal Lobule
2020  2月  中国

運動イメージ訓練(Motor Imagery Training)やメンタルプラクティスは実際の身体活動をともなわない認知機能上のリハーサル訓練であり、通常の脳卒中リハビリに組合せるとより効果的であるとする報告が数おおくある。

そのメカニズムとして、運動野をふくむ前頭-頭頂ネットワークの機能再編が考えられている。

こんかい、シンプルかつデータ再現性の高い「安静時fMRI」で観測できる灰白質由来のシグナル "Slow-5"(0.01-0.027Hz)に着目して、脳卒中患者での運動イメージ訓練の効果についてランダム化比較試験をこころみたそうな。

2020年3月4日

HALリハビリのRCT やはり残念だった


A randomized controlled study incorporating an electromechanical gait machine, the Hybrid Assistive Limb, in gait training of patients with severe limitations in walking in the subacute phase after stroke
2020  2月  スウェーデン

脳卒中で片麻痺の患者には3ヶ月以内におおくの繰り返し訓練をほどこすことで神経可塑性がすすみ歩行機能をとりもどすことができると考えられている。

訓練量や強度を増やすための工夫の1つとして歩行支援ロボットがある。

そのうちHAL(Hybrid Assistive Limb)は患者の自発的な筋肉シグナルをトリガーとして(CVC:Cybernic Voluntary Control)あらかじめ想定しておいた体重移動をうながす動作をおこなう(CAC:Cybernic Autonomous Control)2つのシステムからなる。

これまでHALをつかった研究は比較対照群を設けないものがほとんどだったので、通常のリハビリとその効果をくらべてみたそうな。

2020年3月3日

小脳やられると暴走運転の可能性


Impairments in Emotion Recognition and Risk-Taking Behavior After Isolated, Cerebellar Stroke
2020  2月  オランダ

小脳へのダメージは運動機能の障害につながるとながらく考えられてきた。

これにくわえてさいきんでは高次の認知機能、とくに感情認識に障害が起きることがあきらかになり、「cerebellar cognitive affective syndrom:小脳性認知 情動症候群」 とも呼ばれている。

この状態の患者は「社会認知機能」に問題を抱えるとされ、たとえば他人の感情を読み取り共感する能力の欠如から自然とリスキーな状況判断をしてしまうことが考えられる。

脳卒中によるこれら社会認知機能の障害の研究は前頭葉に関してはおおいものの小脳についてはまだほとんどなされていないのでくわしくしらべてみたそうな。

2020年3月2日

動物で早期リハビリ実験した結果、、、


An Animal Trial on the Optimal Time and Intensity of Exercise after Stroke
2020  2月  中国

運動は安全かつ経済的な脳卒中のリハビリ手段ではあるが、いつどのくらいの強度でおこなったら良いのかいまだよくわかっていない。

これをあきらかにするべく動物実験をこころみたそうな。

2020年3月1日

Neurology誌:ベジタリアンの脳梗塞 脳出血リスク


Vegetarian diet and incidence of total, ischemic, and hemorrhagic stroke in 2 cohorts in Taiwan
2020  2月  台湾

ベジタリアン食を実践すると血圧や血糖 コレステロールが低下して心血管疾患での死亡が減るという。

しかしベジタリアン食ではビタミンB12が不足しがちであり、これが原因でホモシステインが上昇し、脳卒中リスクを高めるという考え方がある。

さらに動物性たんぱく質には脳出血を予防する効果も期待されている。

そこでベジタリアン食と脳卒中との関係を台湾の2つの研究データからくわしくしらべてみたそうな。

2020年2月29日

50歳以上の脳卒中生涯リスク


Lifetime risk of stroke in the general male population
2020  2月  スウェーデン

世界では年間1700万人が脳卒中になり、脳卒中はがん 心臓病に次いで死亡原因の3位にある。

脳卒中のうち脳梗塞は全体の78%を占めるが、ヨーロッパに限定すると85%である。脳卒中経験者の30%は日常生活動作に介助を要し、ヘルスケアコストの2-4%は脳卒中関係である。

25歳以上が脳卒中になる生涯リスクは、男性24.9%、女性25.1%という。

これらの調査はおもに特定の病院に入院してきた患者についてのもので、住民ベースに長期にフォローした研究はとてもすくない。

そこで、スウェーデンで1913年に生まれた男性855人を50歳以降に48年間フォローした研究結果をつかって脳卒中の生涯リスクをしらべてみたそうな。

2020年2月28日

脳出血直後のけいれん発作と死亡率


Acute symptomatic seizures in intracerebral and subarachnoid hemorrhage- A population study of 19,331 patients
2020  2月  ドイツ

脳卒中はてんかんのおもな原因である。

脳卒中後7日以内の発作を急性症候性けいれん発作(acute symptomatic seizure)といい、のちのてんかんのリスク要因と考えられている。

とくに脳出血では急性症候性けいれん発作は8.4-28%におこり、その後に3-12%がてんかんになるとされている。

脳出血の種類べつの急性症候性けいれん発作の頻度や死亡率についての住民ベースの報告はほとんどないのでくわしくしらべてみたそうな。

2020年2月27日

Stroke誌:抗凝固薬を飲んでいた者ほど再発しやすい理由


Atrial Fibrillation-Associated Ischemic Stroke Patients With Prior Anticoagulation Have Higher Risk for Recurrent Stroke
2020  2月  日本

エビデンスの蓄積により心房細動患者への抗凝固薬の使用が徐々に増えている。

しかし抗凝固薬を使用してなお、すくなからぬ患者が脳梗塞になっていることも事実である。

これは抗凝固薬の血栓予防効果に問題がある可能性をしめしていて、薬がただしく飲まれていないか、別の生物学的要因を示唆しているのかもしれない。

もしそうなら、抗凝固薬を使用していたのに脳梗塞になった心房細動患者はきっと再発率も高いはずなので、これを検証してみたそうな。

2020年2月26日

夏時間への切り替えと心房細動


Changes in atrial fibrillation admissions following daylight saving time transitions
2020  1月  アメリカ

夏時間(Daylight saving time)は70カ国以上で採用されている。春に基準になる時刻を1時間進めて秋に戻す。

夏時間の導入時には人の概日リズムが乱れ睡眠が影響される。その結果、交通事故や労働事故が増える。

また脳梗塞や心筋梗塞もふえることもわかっている。

睡眠呼吸障害が心房細動と関連することから、夏時間の導入による心房細動への影響が考えられるのでたしかめてみたそうな。

2020年2月25日

Stroke誌:脳卒中ベルトについてさいきんの理解


Twenty Years of Progress Toward Understanding the Stroke Belt
2020  2月  アメリカ

アメリカ南東部は他の地域にくらべ 少なくとも1940年代から脳卒中死亡率が高く、1970年ころからこの地域を「脳卒中ベルト」と呼ぶようになった。

1968年の調査では脳卒中ベルトでの脳卒中死亡率は年間10万人あたり582人で、他の地域では433人だった。


脳卒中ベルトのさいきん20年間の理解状況をまとめてみたそうな。

2020年2月24日

幹細胞治療を思いとどまらせることはできるのか?


Are patient educational resources effective at deterring stroke survivors from considering experimental stem cell treatments? A randomized controlled trial
2020  2月  ニュージーランド

障害を抱えた脳卒中経験者は世界全体で3300万人いる。これら障害にたいして幹細胞治療が期待されてはいるが、大規模なランダム化比較試験はいまだほとんどおこなわれておらずリスクとベネフィットを適切に評価することができない状況にある。

しかしアジア、ロシア、南アメリカの個人クリニックでは幹細胞治療が野放しな状況にあり、それらの治療で脳や脊髄に腫瘍ができたとする報告もあがっている。

このような実験的幹細胞治療をうけている患者の実数はあきらかではないが、脳卒中経験者の25%が前向きに検討していることを示す調査結果がある。

そこで、脳卒中の幹細胞治療のリスクを啓発する冊子やビデオによって患者の姿勢に変化を生じさせうるものか、ためしてみたそうな。

2020年2月23日

Stroke誌:脳出血と脳梗塞の死亡率トレンド


Time Trends in Survival Following First Hemorrhagic or Ischemic Stroke Between 1991 and 2015 in the Rotterdam Study
2020  2月  オランダ

この数十年で脳卒中の診断と治療の技術がおおきく進歩した。患者の生存率は重要な指標ではあるが入院患者ベースの調査は選択バイアスが強く一般化がむつかしい。

そこで大規模な住民ベースの調査から、さいきんの年齢調整死亡率を脳卒中の種類別に傾向をくわしくしらべてみたそうな。

2020年2月22日

杖歩行で健常手に異常


Short-term cane use in subacute stroke patients affects the nonparetic upper extremity nerves
2020  2月  韓国

慢性期の脳卒中患者が健常手を酷使すると神経障害を生じることがある。しかし亜急性期での杖使用による影響はほとんどしられていない。

そこで、亜急性期の脳卒中患者の杖使用による上肢神経への影響をくわしくしらべてみたそうな。

2020年2月21日

「リマインド・トゥ・ムーブ」が上肢の運動野を活性化


"Remind-to-Move" Treatment Enhanced Activation of the Primary Motor Cortex in Patients with Stroke
2020  2月  香港

脳卒中経験者の70%には半身になんらかの麻痺が残る。その結果、たとえば健常なほうの手ばかりを使って麻痺側の手の使用頻度が低下する。これを「学習された不使用」とよぶ。

この対策としてCI療法があるが、CI療法ではすでに手を開いたり閉じたりできるハイパフォーマンスな患者しか対象とならない。さらに1日6時間以上 健常手を束縛する厳しさから完遂できる患者がきわめて限られる。

CI療法の代わりとしての "Remind-to-Move" (リマインド・トゥ・ムーブ:RTM)の報告がいくつかある。RTMでは麻痺手に着けたデバイスが視覚メッセージとバイブレーションで手を使うことを思い起こさせてくれる。

RTMでは健常手を抑制する必要がないもののCI療法と同レベルの効果が得られているという報告もある。

さらに振動刺激が体性感覚野を活性化する効果、運動準備のための注意をうながし背外側前頭前野の活動を高める効果も期待される。

そこで、RTMによる脳皮質の活動を脳卒中患者と健常者で比べてみたそうな。

2020年2月20日

白人、黒人、カリブ系ヒスパニックの脳卒中リスク


Blacks, Hispanics of Caribbean descent have higher stroke risk than white neighbors - EurekAlert! Science News
2020  2月  アメリカ

これまで黒人とメキシコ系ヒスパニックの脳卒中リスクは白人よりも高いことが報告されてきた。

カリブ系のヒスパニックについても詳細があきらかになったそうな。

今週19-21日 ロスアンゼルス 国際脳卒中カンファレンスでの発表内容。

2020年2月19日

脳卒中後のけいれん発作で死亡や障害


Developing seizures after stroke may increase risk of death, disability
2020  2月  メキシコ

アメリカでは脳卒中がてんかんの最大の原因である。しかしその理解は進んでいないので、頻度やリスク要因についてくわしくしらべてみたそうな。

今週19-21日 ロスアンゼルスでの国際脳卒中カンファレンスでの発表内容。

2020年2月18日

楽観主義者は脳卒中の回復もはやい


Being an optimist will help recovery after stroke, study says - CNN
2020  2月  アメリカ

心臓のバイパス手術では「楽観的」な患者のほうが生存率が高く回復も早いことがわかっている。

脳卒中患者についても同様のことが観察されたそうな。

今週水曜日のロスアンゼルスでの国際脳卒中カンファレンスでの発表。

2020年2月17日

歯周病で脳の動脈が狭くなる


Gum disease, inflammation, hardened arteries may be linked to stroke risk
2020  2月   アメリカ
歯周病はからだの炎症を反映し脳卒中との関連がおおく報告されている。

今週19-21日 ロスアンゼルスでの国際脳卒中カンファレンスでこれに関係した2つの研究発表がなされるという。

2020年2月16日

翼口蓋神経節の刺激で握力アップ


Stimulation of nerve cluster during stroke may have beneficial effects -- ScienceDaily
2020年  2月  アメリカ

脳梗塞の血栓溶解療法の適応になる患者はすくない。病院到着がおくれた患者への治療方法が求められている。

鼻の後ろ 口蓋のすぐ上を通る 翼口蓋神経節(sphenopalatine ganglion)への電気刺激で、脳梗塞からの回復と握力の改善がみられたそうな。

今週19-21日 ロスアンゼルスでの国際脳卒中カンファレンスで発表内容。

2020年2月15日

貧困農家の5年再発率


Rate and Determinants of Recurrence at 1 Year and 5 Years After Stroke in a Low-Income Population in Rural China
2020  1月  中国
全世界で年間440万人が脳卒中で亡くなっていて、全死亡原因の9%をしめている。

高所得国での脳卒中発生率は低下傾向にあるものの、絶対発症者数は過去20年間で84%増加している。

また75歳未満の脳卒中経験者数は高所得国にくらべ中低所得国のほうが30%おおい。

アメリカ、イギリス、オーストラリアでのこれまでの調査では脳卒中の5年間の累積再発率は19-32%にあることがわかっている。

いっぽう中国では年間250万人があらたに脳卒中になり、脳卒中経験者は750万人いると考えられている。さらに都市部と農村部での脳卒中発生率は過去20年間上昇傾向にある。

脳卒中の再発率についての住民ベースの調査がすくないのでくわしくしらべてみたそうな。

2020年2月14日

JAMA誌:神経疾患別の自殺率ランキング


Association Between Neurological Disorders and Death by Suicide in Denmark
2020  2月  デンマーク

脳卒中をふくむ神経疾患では身体機能や認知機能に障害が生じ、生活の質の低下そして自殺リスクにつながると考えられる。

これまで外傷性脳損傷や脳卒中、てんかん、多発性硬化症と自殺との関連が指摘されてきた。

いっぽう患者数のすくないハンチントン病や筋萎縮側索硬化症ALS、パーキンソン病では自殺との関連がかならずしもあきらかになっていない。

そこで、大規模調査によりこれら神経疾患での自殺リスクや発症からの時期との関連をくわしくしらべてみたそうな。

2020年2月13日

脳梗塞後てんかんになりやすい条件


Long-term follow-up of post-stroke epilepsy after ischemic stroke- Room for improved epilepsy treatment
2020  1月  スウェーデン

脳卒中後のてんかんリスクは最初の2年間がもっとも高く、10年経ってもリスクが高い状態が続く。しかしそのメカニズムはほとんどわかっていない。

さらに脳卒中後てんかんや早期けいれん発作のリスク要因も報告によりことなる。

また脳卒中の再発とてんかんとの関連についての報告もすくない。

そこで脳卒中後てんかんの長期の発生率と予測因子、抗てんかん薬の使用状況をくわしくしらべてみたそうな。

2020年2月12日

くも膜下出血 数年後の頭痛


The burden of headache following aneurysmal subarachnoid hemorrhage- a prospective single-center cross-sectional analysis
2020  2月  ドイツ

くも膜下出血は脳卒中ぜんたいの5%をしめ、年間10万人あたり0.7-23.9人が発症し、この率はわずかに低下傾向にある。

発症時に「雷鳴頭痛」をともなうことがおおい。また平均して若年の患者におおく、治療技術の進歩により致命率は低下している。

くも膜下出血のあと数年後の頭痛の有無とQoLを長期にフォローしたものはすくないのでくわしくしらべてみたそうな。

2020年2月11日

コーヒーと脳卒中の因果関係は?


Coffee consumption and risk of stroke- a Mendelian randomization study
2020  2月  中国

習慣的にコーヒーを飲むことが心血管疾患の発生をへらすという。

しかしコーヒー摂取と脳卒中との関連についてはかならずしも結論が一致していない。

その理由として調査ごとの対象人口の違いやコーヒーの評価方法 または逆因果関係(身体の弱いひとがコーヒーを避けているなど)などのバイアスが考えられる。

メンデルランダム化解析は遺伝変数を介在させることでこれらバイアスの問題を排除して因果関係をあきらかにできるので、コーヒーと脳卒中との関連をこの方法でしらべてみたそうな。

2020年2月10日

上肢機能の2年間回復曲線


Recovery of upper limb function is greatest early after stroke but does continue to improve during the chronic phase: a two-year, observational study
2019  10月  オーストラリア

脳卒中患者の最大70%は上肢機能に障害をうけるという。

その回復プロセスには上肢の能力とパーフォーマンスの側面がある。

これらを長期にしらべた報告はすくないので、脳卒中の早期から24ヶ月間までの回復をフォローしてみたそうな。

2020年2月9日

ウイルス感染リスク25倍 帯状疱疹のばあい


Higher risk of herpes zoster in stroke patients
2020  2月  台湾

帯状疱疹(herpes zoster)は知覚神経節に潜んでいる水痘ウイルスの再活性化により発症し、生涯に10-30%のひとが罹り神経痛が続くという。そして高齢になるほどその発症率、重症度は高くなる。

帯状疱疹があると脳卒中になるリスクが1.3-4倍高いという報告がある。

いっぽう脳卒中のあとには23-65%がなんらかの感染症になる。脳梗塞や脳出血のあとの帯状疱疹の発生リスクはあきらかになっていないのでくわしくしらべてみたそうな。

2020年2月8日

脳梗塞 慢性期の「頭痛」


Headache at the Chronic Stage of Ischemic Stroke
2020  2月  ポルトガル

脳卒中の急性期での頭痛はよくあることで、とくに脳内出血では緊張型や片頭痛型の頭痛がおおい。

さいきんの国際頭痛分類第3版では脳梗塞が安定したあとに3ヶ月以上続く頭痛を「脳梗塞による持続性頭痛」として分類してはいるものの、その頻度や種類についてはほとんど報告がないのでくわしくしらべてみたそうな。

2020年2月7日

Neurology誌:右脳のこのあたりで話しの感情をみる


Right hemisphere ventral stream for emotional prosody identification- Evidence from acute stroke
2019  12月  アメリカ
話しことばの理解にはその内容の把握と感情韻律(プロソディ)のよみとりが必要である。

感情プロソディは右脳の腹側路や辺縁系、上側頭回(STG)、下前頭回(IFG)、扁桃体などが深く関わっているとされている。

これらの構造にダメージを負うと感情プロソディの認識に障害を生じ、配偶者との不仲や介護者の心理負担につながると考えられる。

そこで右脳ダメージの脳卒中患者で感情プロソディと損傷位置との関連をくわしくしらべてみたそうな。

2020年2月6日

3mm以下の微小脳動脈瘤の手術成績


Safety and efficacy of treatment of very small intracranial aneurysms
2019  9月  ポーランド

診断技術の進歩により微小脳動脈瘤を破裂するまえに見つけ出すことができるようになった。

これら微小脳動脈瘤をじっさいに治療する場合の方法と結果、合併症についてさいきんの結果をくわしくしらべてみたそうな。

2020年2月5日

高気圧酸素治療と認知機能


Hyperbaric oxygen therapy improves neurocognitive functions of post-stroke patients - a retrospective analysis
2020  1月  イスラエル

脳卒中のあとおよそ半数の患者は認知機能に障害をもち、その程度は脳梗塞よりも脳出血でおおきいという。

高気圧酸素治療は損傷脳の神経可塑性と神経細胞の増殖をうながすと考えられている。脳卒中患者への適用で記憶能力が向上したという報告もある。

しかし脳卒中の種類や他の認知機能ドメインへの影響についてはわかっていないのでくわしくしらべてみたそうな。

2020年2月4日

「疲労」もんだいと日中の活動パターンの関係


Post-stroke fatigue and daily activity patterns during outpatient rehabilitation- An experience sampling method study
2020  1月  オランダ

脳卒中後の疲労(fatigue)はめずらしいことではなく25-85%が経験するという。

その原因はいまだあきらかでなく、神経学的、心理学的、社会学的側面がからみあった複雑なものと考えられている。

これまでの脳卒中後の疲労の研究のおおくはアンケート表に記入させ、後日それらを解析する方法がおもだった。

しかし疲労は数ヶ月、数週間、数日続くことがあり、また日中のタイミングによっても変化する。1回のアンケートではこのような変化を捉えることができず、記憶にたよることによるバイアスも問題になる。

そこで、さまざまな活動のなかでのリアルタイムの疲労状況をモニターし解析する 経験サンプリング法(experience sampling method)を採用してくわしくしらべてみたそうな。

2020年2月3日

全身振動装置で脚の痙縮が解けるのか


Whole-body vibration modulates leg muscle reflex and blood perfusion among people with chronic stroke- a randomized controlled crossover trial
2020  1月  香港

脳卒中後の痙縮はめずらしくない。痙縮の筋緊張には反射亢進によるものと非反射性の筋硬直によるものがある。

全身振動装置は下肢に機械的な振動刺激をあたえることができ痙縮の緩和効果が期待されている。

健常者では全身振動装置で屈曲反射である H反射が抑制され、さらに腓腹筋内の血流増加によりトレーニング効果が得られることがわかっている。

そこで脳卒中患者の麻痺脚の筋緊張に全身振動装置がおよぼす影響をくわしくしらべてみたそうな。

2020年2月2日

軽い脳卒中はすぐに家に帰すべきか


Are patients afraid to go home- Disposition preferences after transient ischaemic attack and minor stroke
2020  1月  アメリカ

一過性脳虚血発作(TIA)や軽い脳梗塞(minor stroke:MS)の疑いで 救急科にきた患者(TIAMS)にたいしては、すぐに救急科から退院させてクリニックなどの外来診察でフォローする、もしくはいったん入院させて様子をみる の2通りの対処のしかたがある。

これが患者の希望に沿う場合には満足度はたかく、その後の回復にも影響すると考えられる。

その関連要因として救急治療シーンでの心理的ストレスたとえば無力感や脆弱感による脅威認識(threat perception)がありPTSD(心的外傷後ストレス障害)の原因ともなりうる。

これら脅威認識にたいし ある患者は入院による手厚いフォローを好ましく感じるいっぽう 入院によるストレスでかえって絶望してしまう患者もいると考えられる。

そこでTIAMS患者の脅威認識と「即退院からの外来フォロー」もしくは「入院」措置の好みとの関連をくわしくしらべてみたそうな。

2020年2月1日

脳組織を再生するに適した運動強度


Different exercises can modulate the differentiation-maturation of neural stem-progenitor cells after photochemically induced focal cerebral infarction
2020  1月  日本

脳卒中後の運動は脳の可塑性をうながし機能の再編をすすめると考えられている。

また脳のなかには脳室下帯(subventricular zone)に代表される位置で神経新生がおこなわれている。

脳虚血がきっかけで神経新生がすすむことがわかっているが、運動の種類が新生した神経細胞の成熟へどう影響するのかはあきらかになっていないので実験してみたそうな。

2020年1月31日

重症くも膜下出血でも退院できれば復職率25%以上


Survival and outcome in patients with aneurysmal subarachnoid hemorrhage in Glasgow coma score 3-5
2020  1月  ノルウェー

くも膜下出血で 意識レベルが低いグラスゴー・コーマ・スケール(GCS)3-5 やハントヘスグレードⅤに相当する重症の患者は全体の4-24%を占めるという。

これまでは重症の患者は死亡率が高いために積極的な治療はおこなわず保存的措置としてきた。

しかしさいきんは治療技術の進歩から回復が良い患者がふえ、ヨーロッパやアメリカのガイドラインでは早期の脳動脈瘤治療を重症度にかかわらず勧めるようになっている。

これがどのていど事実なのかさいきんのデータから確認してみたそうな。

2020年1月30日

性交渉中に脳梗塞 そして閉じ込め症候群


Basilar artery thrombosis during sexual intercourse
2020  1月  ドイツ

脳卒中患者290人の調査では1.7%が性交渉が発症のきっかけだったという。

性交渉中には腹部や胸部の内圧が上昇してバルサルバ法に似た効果が生じ血栓ができる可能性がある。

さらに性交渉中の過呼吸が脳血流を50%低下させるとする報告や、オルガスムの直後には脳血管が収縮し頭痛の原因になるという報告もある。

若い女性が性交渉をきっかけに脳底動脈の血栓で脳梗塞から閉じ込め症候群(locked-in syndrome)になった事例があったそうな。

2020年1月29日

「不安」でなやむ割合


Frequency of anxiety after stroke- An updated systematic review and meta-analysis of observational studies
2020  1月  イギリス

脳卒中後のうつや不安 無気力といった気分の問題はめずらしくないが、とくに不安(anxiety)の理解はすすんでいない。

そこで、2011年の44の研究についてのシステマチックレビューに最新の研究成果を加えてあらためてレビューをこころみ、脳卒中後不安の有病率をしらべてみたそうな。

2020年1月28日

「大便失禁」 脳卒中が原因の割合


Urinary and fecal incontinence in stroke survivors followed in general practice- a retrospective cohort study
2020  1月  ドイツ

脳卒中後の尿失禁や大便失禁の発生頻度の調査はこれまでにもあって、3→12ヶ月の尿失禁率は44→38% で、大便失禁は脳卒中経験者で7%一般人で3% あるという。

しかしこれらの報告は発症後数年の調査にかぎられ長期のものはほとんどない。さらにサンプルサイズが小さく単一病院施設によるものしかないうえに尿失禁と大便失禁をまとめて調べたものもすくない。

そこで、脳卒中発症後10年間の尿失禁と大便失禁の発生頻度を大規模にしらべてみたそうな。

2020年1月27日

脳卒中歴のある超高齢者がボケないために


The importance of stroke as a risk factor of cognitive decline in community dwelling older and oldest peoples- the SONIC study
2020  1月  日本

高齢化のすすんだ日本では認知障害や認知症はおおきな社会問題である。

認知機能の低下に関連するリスク要因として高齢と脳卒中歴がある。

高齢者、超高齢者の脳卒中経験の有無と認知機能低下との関連についての住民ベースの研究はほとんどないのでくわしくしらべてみたそうな。

2020年1月26日

くるまの運転が再発を招くとする根拠


Clinical Characteristics of Driving-related Stroke Occurring as a Recurrent Stroke
2020  1月  日本

脳卒中患者のうち4%は自動車運転中に発症したものだとする報告がある。

軽い脳卒中で障害が残っていないように見える場合には 間もなく医師による自動車運転再開の許可がでる。

運転中に再発してしまう頻度について、これまで報告がないのでくわしくしらべてみたそうな。

2020年1月25日

【鍼灸院歓喜】はっきりと効果がでるまでの回数


Application of survival analysis techniques to determine the optimal number of acupuncture therapy sessions for stroke patients
2020  1月  タイ

鍼(はり)は副作用のすくない治療法として脳卒中患者にもよく用いられていて、タイでは国の医療保険対象となっている。

鍼治療には 挿している時間、鍼の操作、電気刺激の周波数や強度がパラメータとしてあるが、

何回のセッションをおこなえば十分な効果が得られるのかについては ほとんどあきらかになっていないのでくわしくしらべてみたそうな。

2020年1月24日

脳内出血の半数以上が抗血栓薬を使っていた


Mortality in patients with intracerebral hemorrhage associated with antiplatelet agents, oral anticoagulants or no antithrombotic therapy
2020  1月  イタリア

脳内出血は脳卒中の10-15%を占め、短期死亡率は30%と高い。

血腫の体積と拡大速度、位置、脳室への進展が死亡リスクとして知られている。

アスピリンなどの抗血小板薬(antiplatelet agents:APs)や
ワルファリンなどの抗凝固薬(vitamin K antagonists :VKAs)また
直接経口抗凝固薬(direct oral anticoagulants:DOACs)
をつかった抗血栓療法も脳内出血のリスクである。

たとえばVKAs使用患者の脳内出血率は年間0.3-0.6%で致命率は45-50%といわれ、これら抗血栓薬の使用は予後をも悪化させると考える者もいる。

そこで、脳内出血患者について発症前の抗血栓薬使用の有無と短期死亡率との関連をくわしくしらべてみたそうな。

2020年1月23日

嚥下リハビリと腸内細菌の共起ネットワーク


Re-initiation of Oral Food Intake Following Enteral Nutrition Alters Oral and Gut Microbiota Communities
2019  12月  日本

脳卒中後の嚥下障害は6ヶ月時点で11-13%にみられ、肺炎や栄養不良の原因になる。これをさけるためにチューブを使った経管栄養が用いられる。

しかし長期に経管栄養をほどこすと下痢や便秘、微量栄養素の欠乏がおきる。

いっぽう健康には多くの微生物が関わっていてそれらの多様性とはたらきのネットワークの崩れ(dysbiosis)がおおくの病気を引き起こすとする報告が多数ある。

そこでリハビリによって嚥下障害を克服し経口摂取ができるようになった患者の口腔内と腸内の細菌叢の変化をくわしくしらべてみたそうな。

2020年1月22日

【写真】足首テーピングの正しい巻き方


Effects of talus stabilization taping versus ankle kinesio taping in patients with chronic stroke- a randomized controlled trial
2019  12月  韓国

脳卒中の慢性期では麻痺足首の背屈に困難を生じることがありバランスの低下と転倒の原因になる。

キネシオテーピングは、痛みの緩和や筋力強化、関節位置の補正、姿勢矯正、固有感覚や関節可動域の改善に使用されている。

さいきん、距骨安定テーピング(talus stabilization taping)が距骨の後方スライドにより足首を背屈しやすくするという報告があった。

これを脳卒中患者に応用した報告はほとんどないのでキネシオテーピングとくらべてみたそうな。

2020年1月21日

混ぜるな危険 電子タバコと普通のたばこ


Risk of Stroke With E-Cigarette and Combustible Cigarette Use in Young Adults
2019  12月  アメリカ

2010年ころから電子タバコの使用量がおおはばに増加している。電子タバコには心血管系に有害と考えられる物質 たとえば ニコチン、酸化剤、アルデヒド、香料、鉛などが含まれる。

直近のメタアナリシスでは電子タバコの使用が心拍や血圧を上昇させることがわかっている。

しかし脳血管系への影響については調査がすくないのでくわしくしらべてみたそうな。

2020年1月20日

脳梗塞が原因で心房細動が起きる


Exploring the causal pathway from ischemic stroke to atrial fibrillation- a network Mendelian randomization study
2020  1月  中国

心房細動は不整脈が持続する状態をさし、脳卒中や認知症の原因と考えられている。

脳梗塞で心房細動のある患者の約半数は脳梗塞の発症後に心房細動が発見されている。さらにその半数は心房細動発作が30秒未満しか続かない。

ガイドラインでは心房細動のあるすべての者に抗凝固療法をすすめているが、これら脳梗塞後に心房細動が見つかるばあい心房細動が再発しないケースもあり彼らは不要な出血リスクを負うことになる。

これまでの研究から脳梗塞が心房細動のリスク要因の1つであることはわかっているが、その因果関係はあきらかになっていないので、これをあきらかにするべくメンデルランダム化解析をこころみたそうな。

2020年1月19日

認知障害と腸内細菌


The Association of Post-Stroke Cognitive Impairment and Gut Microbiota and its Corresponding Metabolites
2020  1月  中国

脳卒中から1年以内の認知障害は7.4 - 41.3%に見られるという。しかし有効な治療薬はない。

腸と脳の相互作用(gut-brain axis)が脳卒中後の認知障害と関係するという報告がある。

じっさい腸内細菌叢にダメージを与えると認知障害がひどくなることが動物実験でわかっている。そのメカニズムは不明である。

そこで脳卒中後の認知障害(Post-stroke cognitive impairment:PSCI)と腸内細菌叢およびその代謝物質との関連をくわしくしらべてみたそうな。

2020年1月18日

頸動脈のアテローム動脈硬化とネガティブ感情


Modifiable risk factors for carotid atherosclerosis- a meta-analysis and systematic review
2019  11月  中国

頸動脈のアテローム動脈硬化(carotid atherosclerosis:CA)は脳梗塞のおもな原因で、おおくは脳卒中がおきるまで症状がない。

CAの指標となるパラメータとして、頸動脈内膜中膜肥厚(Carotid Intima-Media Thickness:CIMT)とプラーク(局所的に壁が非常に厚い箇所)の存在、がある。

CAはライフスタイルや高血圧 糖尿病などをターゲットにした治療薬により影響をうける。

これら改善可能なリスク要因をすべて洗い出した文献は知る限りないので、これまでの研究からまとめてみたそうな。

2020年1月17日

緑茶はアテローム性の脳卒中も防げる?


Tea consumption and the risk of atherosclerotic cardiovascular disease and all-cause mortality: The China-PAR project
2020  1月  中国

冠動脈疾患と脳卒中は中国の死因トップ2である。

茶の摂取が心血管疾患のリスクを下げるとする報告はおおくある。それら報告のおおくはアジアの茶文化とは異なる国のものもおおく中国でもあてはまるものかうたがわしい。

そこで、茶の摂取習慣とアテローム動脈硬化性心血管疾患(atherosclerotic cardiovascular disease:ASCVD)との関連を大規模にしらべてみたそうな。

2020年1月16日

「長芋」を食べると手が動くようになる根拠


Short-chain fatty acids improve post-stroke recovery via immunological mechanisms
2019  12月  ドイツ

脳卒中は はなれた臓器にも影響をあたえる全身性の病気であるとの考え方があって、たとえば脳卒中のあとに腸内細菌叢の多様性が壊滅的影響をうける(dysbiosis)ことが知られている。

腸と脳は双方向に干渉しあっている(腸脳相関やgut-brain axis)ことから腸のダメージが脳卒中の回復をさまたげるとする報告がすくなくない。

この関係を仲介する物質の有力な候補として、血液脳関門を通過できる酪酸などの短鎖脂肪酸(Short-chain fatty acids:SCFA)が考えられている。

そこで、SCFAをサプリメントとしてあたえたときの脳卒中の回復を動物で実験してみたそうな。

2020年1月15日

Stroke誌:若い睡眠障害は頸動脈硬化


Associations Between Sleep Apnea and Subclinical Carotid Atherosclerosis
2019  12月  アメリカ

睡眠時無呼吸症(sleep apnea:SA)は睡眠中に上気道が繰り返し閉塞する状態をさし、アメリカ男性の24%、女性の9%におきるという。

SAと脳卒中との関連は数おおく報告されていて、さらに頸動脈の動脈硬化との関係も指摘されている。

そこでSAと頸動脈の動脈硬化指標でもある内膜中膜肥厚(Carotid intima-media thickness:CIMT)とプラーク(部分的に壁が極端に厚い箇所)との関連をくわしくしらべてみたそうな。

2020年1月14日

イチョウ葉エキスの慢性期と再発予防効果は?


Ginkgol Biloba extract as an adjunctive treatment for ischemic stroke- A systematic review and meta-analysis of randomized clinical trials
2020  1月  中国

脳卒中は世界2位の死亡原因で、年間1500万人がかかりそのうち500万人は死亡し ほかの500万人に障害が残るという。
また67%の脳梗塞はアジアでおきている。

治療法として、血栓溶解療法や血栓除去術があるが適応も効果も限定的である。また再発防止の抗血栓療法は頭蓋内出血のリスクがおおきい。

中国ではイチョウ葉エキスをつかった脳梗塞治療がめずらしくなく、これまでに2つのシステマチックレビューがあり、抗酸化作用、神経保護効果、血液粘度の改善が確認されている。

しかしその長期および再発予防効果についてはよくわかっていないのでメタアナリシスをこころみたそうな。

2020年1月13日

退院できたくも膜下出血の8割は回復良好


Outcome, Return to Work and Health-Related Costs After Aneurysmal Subarachnoid Hemorrhage
2020  1月  スイス

治療技術の進歩もあって重症度グレードの高いくも膜下出血であっても再び自立生活が送れる患者がふえているという。

しかし重症度グレードの高い患者は入院もながく復職可能性も低いことからその社会コストはおおきいと考えられる。

そこで、さいきんのくも膜下出血患者について重症度グレード別に、その回復度と復職率、トータルコストをくわしくしらべてみたそうな。

2020年1月12日

遠隔虚血コンディショニングと脳卒中後の認知障害


Efficacy of remote limb ischemic conditioning on poststroke cognitive impairment
2019  12月  中国

脳卒中後の認知障害はめずらしくなく、さらに認知症へ進む者もいる。

遠隔虚血コンディショニング(remote limb ischemic conditioning:RLIC)は腕や脚の血流を一時的に止めて虚血による離れた臓器の保護反応を引き出すという考え方で、RLICには脳卒中などの虚血イベントのまえ(pre)とあと(post)におこなうものがある。

脳卒中後のRLICには梗塞拡大を防ぐ効果が報告されているが認知機能の低下については報告がほとんどないのでくわしくしらべてみたそうな。

2020年1月11日

脳卒中有病率とリスク要因


Prevalence of stroke and stroke related risk factors- a population based cross sectional survey in southwestern China
2020  1月  中国

中国では年間300万件の初回脳卒中が発生している。

急激な経済環境変化の脳卒中への影響をフォローできている住民レベルでの大規模な調査はほとんどない。

脳卒中有病率は中国北部で高く南部で低い。しかし死亡率は南部が高いという。

そこでいまなお経済発展いちじるしい南部の住民について脳卒中の有病率とリスク要因を大規模にしらべてみたそうな。

2020年1月10日

痙縮がよくなる風呂の条件


Tibetan Medicated Bathing Therapy for Patients With Post-stroke Limb Spasticity- A Randomized Controlled Clinical Trial
2019  12月  中国

近年、チベット医学にもとずく薬用剤を用いた入浴療法が世界中にひろがりをみせている。

このチベット薬用入浴療法の脳卒中後の痙縮にたいする効果については臨床試験がおこなわれたことがないのでやってみたそうな。

2020年1月9日

脳卒中から臓器提供へのながれと家族の役割


Factors affecting organ donation rate during devastating brain injuries- A 6-year data analysis
2020  1月  トルコ

臓器移植を待つ人の数にくらべ臓器提供者数はまったく不足している。

脳死にいたるもっともよくある原因として、脳内出血、外傷性脳損傷、くも膜下出血、無酸素性脳症などがある。

臓器摘出の80-90%は脳死が宣言されてからおこなわれている。

これら脳死から臓器提供にいたる率(Donor conversion rate)と臓器提供にいたらない理由についてくわしくしらべてみたそうな。

2020年1月8日

BMJ誌:高濃度PM2.5への長期暴露と脳卒中


Long term exposure to ambient fine particulate matter and incidence of stroke- prospective cohort study from the China-PAR project
2019  12月  中国

大気中の微小粒状物質(fine particulate matter)PM2.5への長期暴露と脳卒中の発生との関連についてはよく研究されている。

しかしそれらのおおくは北米やヨーロッパでの低濃度PM2.5(25μg/m3以下)についてのもので、低中所得国での高濃度PM2.5への長期暴露と脳卒中リスクについての研究はすくないのでやってみたそうな。

2020年1月7日

半側空間無視は作業メモリの問題


The relationship between visuospatial neglect, spatial working memory and search behavior
2020  1月  オランダ

視空間無視(Visuospatial neglect:VSN)は脳卒中患者の20-50%にみられるとされ、左右いっぽうへの視覚注意が欠けた状態が主で半側空間無視ともよばれる。

視空間無視は通常 抹消課題に反映され、空間作業メモリ(spatial working memory:SWM)の障害をともなうことがいくつか報告されている。

しかしSWMの障害がなぜ一方向への注意障害につながるのかはわかっていない。

そこでSWMの障害が空間探索にどのように影響するものかくわしくしらべてみたそうな。

2020年1月6日

ボツリヌス療法にダイナミックスプリントは意味無し


Effects of dynamic lycra orthosis as an adjunct to rehabilitation after botulinum toxin-A injection of the upper-limb in adults following stroke: A single-blinded randomized controlled pilot study
2019  12月  トルコ
脳卒中後の上肢の痙縮にたいして、ボツリヌス毒素の注射とリハビリテーションの組み合わせが効果的であるとすすめられている。

しかしどのようなリハビリを組み合わせるべきはよくわかっていない。

ダイナミックスプリントの一種であるライクラ軟性装具(dynamic lycra orthosis)は その素材による保温性、圧力、ストレッチ力により筋緊張を調整し 感覚運動機能を改善する効果があると考えられている。

そこでボツリヌス毒素注射にライクラ軟性装具を組み合わせたリハビリをおこなったときの効果を実験してみたそうな。

2020年1月5日

Stroke誌:喫煙ステータスと脳梗塞からの回復


Smoking Status and Functional Outcomes After Acute Ischemic Stroke
2020  1月  日本

喫煙は脳卒中のリスク要因であり、吸う本数がふえるほど脳卒中になりやすくなる。
さらに禁煙により再発や死亡するリスクを抑えられることもわかっている。

いっぽうニコチンはいくつかの中枢神経系疾患に保護作用を示すと考えられているため脳卒中後の喫煙については賛否がある。

脳卒中後の喫煙状況と回復度の研究はほとんどないので、日本人でくわしくしらべてみたそうな。

2020年1月4日

7年後の筋緊張と痙縮、拘縮


Increased muscle tone and contracture late after ischemic stroke
2020  1月  スウェーデン

脳卒中後の筋緊張の増加は12ヶ月間で4-46%の患者に見られるという。

これをさらに長期にフォローした研究はほとんどない。

そこで、筋緊張の増加、痙縮、拘縮を7年間フォローして予測因子をくわしくしらべてみたそうな。

2020年1月3日

日本の脳卒中発生率10年間トレンド


Ten-Year Cerebrovascular Disease Trend Occurrence by Population-based Stroke Registry in an Aging Japan Local Prefecture
2019  12月  日本

日本では1951-1981まで脳卒中が死亡原因の1位だった。げんざいは がん、心臓病、老衰、に次ぐ4位である。

岩手県では1991年に脳卒中患者のデータベース化を一部地域で始め、2008年には県全体でその全数をカバーできる規模にまで拡大した。

そこで、過去10年間の脳卒中発生率の傾向をくわしくしらべてみたそうな。

2020年1月2日

リハビリに歯科衛生士さんが必要な理由


Assignment of Dental Hygienists Improves Outcomes in Japanese Rehabilitation Wards- A Retrospective Cohort Study
2019  12月  日本

リハビリ病院患者の71-85%は口腔衛生状態が悪いという。

とくに脳卒中患者の口の中が汚いと咀嚼が衰え 栄養不良、嚥下障害や肺炎になりやすく、機能回復もよくない。

そこで歯科衛生士を介入させる効果をくわしくしらべてみたそうな。

2020年1月1日

腹筋トレで上肢機能が回復する


Abdominal muscle strength and the recovery of upper extremity function in stroke patients- a study using propensity score matching
2019  12月  日本

さいきん体幹機能と脳卒中患者の上肢機能との関連をしめす報告があった。体幹姿勢を安定させる支持具をとりつけると上肢機能が直ちに改善したという。

そこで体幹機能のうちとくに「腹筋力」に着目して上肢機能との関連をくわしくしらべてみたそうな。

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2度めの脳卒中で可塑性が再び高まる可能性について
高齢の脳卒中患者へのリハビリは無駄なの?
人生に目的を持つ高齢者の脳には梗塞が寄りつかないことが明らかに
目的をイメージしながら動作訓練すると脳がより広く鍛えられることが明らかに
脳卒中予防には歩く時間が大切 距離やスピードじゃなくてジ・カ・ン
日本人が脳卒中で死なないための生活習慣が判明
水をたくさん飲むと脳卒中にならない、はホントだった

口の中が汚いと脳内出血になるという根拠について
脳梗塞と脳出血を同時に防ぐ肥満度BMIがわかった
脳卒中を防ぐミルクとチーズの量が明らかに
片麻痺の立ち上がり訓練 効果的なやり方
脳卒中は脳機能8年間分の老化に相当することが明らかに!
高血圧の脳卒中予防には葉酸サプリメントが効くことが判明
[ ナッツ vs. 豆 ] 脳卒中予防に適しているのはどちら
触覚刺激で脳がすぐに回復し その効果が10年以上続く可能性について
脳が再生する運動強度がわかった
緑茶とコーヒーを飲むと相互作用で脳出血リスクが3割減ることが判明

脳卒中で復職可能な年数がわかった
ランセット誌:塩分減らすとかえって脳卒中になる
オナニーがきっかけで脳出血になる割合
手の痙縮を解く低周波治療器の効果的使用法が判明!
睡眠8時間を超える人は問答無用で脳卒中リスク46%増し
カップラーメンを週2回以上食べる女性が脳卒中になりやすい理由について
怒りと脳卒中との関連が明らかに
難しい理屈はいいからスクワットをやれ
1日に6000歩以上で脳卒中の再発予防になることを日本の研究者が解明
脳出血で損傷した脳が勝手に再生する可能性について

脳卒中患者がネットを使いこなす理由
若年脳卒中患者は脳の老化が10-20年進んでいた
マルチビタミンの脳卒中予防効果は〇〇年後に現れる
最新の音楽療法 バイノウラルビート (Binaural Beat)
脳卒中になりやすい労働時間がわかった ランセット誌
脳卒中が軽症だからって運転させていいの?
健康のために毎日いっしょけんめい運動するとかえって脳卒中になりやすいことが100万人の調査で明らかに
足をクロスしていたら半側空間無視 確定か?
療法士さんよりもビデオゲームの方が優れていると判明!
両手準備運動をすると脳が刺激されて上肢リハビリが加速することが判明!

心を改め運動を始めるだけで脳の可塑性は復活する
知らない音楽を聴くと脳が広く活動して新しい回路が、
なんとか復職しても仕事は続けられるのだろうか?
NEJM誌:脳卒中で死なない血圧は120未満だからね
脳卒中の言語障害はウェルニッケやブローカのせいではなかった!
手の指を繰り返し動かしてあげても脳への影響はゼロ
片足立ち20秒未満 →小さな脳梗塞や脳出血の可能性高!
[住みやすい国] 日本の脳卒中と自殺との関連について
再発予防のために血圧を120以下にすると長生きできない
【いますぐ実践】片鼻呼吸法で失語症が改善することが明らかに

悪玉善玉比L/Hが低いと脳内出血で死ぬことが明らかに
鼻炎のメリット→脳梗塞予防効果
脳卒中 幹細胞治療のダークサイドについて
ランセット誌:握力よわくなったら脳卒中が近いと知りなさい
だいたい5年後に脳卒中経験者が悩んでいること
ハゲを治そうとして脳卒中になってしまった日本人2例
退院したての元患者が感じていること
麻痺側の触覚を刺激し続けると梗塞を最小限にできる可能性について
脳卒中経験者は自動車運転をナメきっていることが判明
減塩に真面目な人ほど脳卒中で死亡するという事実

納豆を食べると脳卒中で死なない 2万9千人調査
NEJM誌:幹細胞ツアーに参加したら癌ができた
脳梗塞から脳出血へ コレステロールとの関連が明らかに
脳出血で死なないための睡眠時間が判明!
音楽サポート療法の「音楽」はほんとうに必要なのか?
患者に毎日好きな音楽を聴かせたところ、脳に構造改革が起きた模様
感情失禁になる患者の割合について
脳の可塑性のおかげで2年経っても運動機能が回復することが判明
【悲報】脳卒中後、杖を使い続けると麻痺していない手まで動かなくなる
血圧が高いひとは、他人の気持ちがわからない

生活習慣を改めれば脳卒中の再発は防げるの?
カニ歩きと後ろ歩き 片麻痺リハビリに効果的なのは、、
鍼治療の「得気」は小脳のはたらきだった
脳梗塞実績No.1漢方薬 → ほようかんごとう
閉じ込め症候群の患者にあえて生活の質を問うてみた結果、、
砂糖の代わりに甘味料を使うと脳梗塞がさらにひどくなることが判明
ダメージを負った脳組織が勝手に再生する仕組みが明らかに
指ストレッチはいいらしいから さっそくこのビデオで実践することにした
【肥満パラドックス】脳梗塞で長生きするBMIが判明
リハビリの合間のお昼寝は大切 → 訓練がはかどるゾ

刺激豊富な環境で脳梗塞が治る理由
猫を飼う女性は脳卒中で死なないことが判明!
美容院で脳卒中になる女性が続出!
「ストレスが原因」と語る脳卒中患者ほど実はなにもわかっていない
傷ついた脳に効くBDNFが増えるサプリメントが明らかに
運転リハビリに良さそうなおすすめドライブゲーム
【アロマテラピー】ラベンダーの香りが脳梗塞にすごく効く
脳卒中後の疲労感は 只の疲労とはわけが違う
脳卒中がきっかけでホモになることがあるらしい
ダイエットコーラを毎日飲むと脳卒中になることが判明

高コレステロールに朗報 葉酸サプリの脳卒中予防効果
BDNFが7年かけて脳を修復してくれるという根拠について
朝ごはんを食べない日本人は脳内出血になることが判明!
脳卒中予防に最適なビタミンBサプリメントの組み合わせがわかった!
脳卒中経験者の血圧を十分に下げたら死亡者が続出した
痙縮が治る ただの風呂と温泉を比較した
歩きスマホが脳卒中患者のリハビリに適しているという根拠について
磁気嵐が脳卒中を引き起こす と判明!
リハビリは動かせばイイってもんじゃぁない. 本人がやる気になるまで待て.
『足首を鍛えたいのに麻痺して動かないの』→『もう一方の足を鍛えなさい』