2019年9月20日

BMJ誌:亜急性期の体トレは効果ないうえに危険


Physical Fitness Training in Patients with Subacute Stroke (PHYS-STROKE)- multicentre, randomised controlled, endpoint blinded trial
2019  9月  ドイツ

トレッドミルをつかった体力トレーニング(physical fitness training)は脳卒中患者の神経可塑性をうながし歩行や日常生活動作を改善すると考えられている。

じっさいアメリカ心臓協会のガイドラインでは、
亜急性期に最大心拍数の55-80%の有酸素運動20-60分間を週に3-5セットおこなうことを勧めている。

しかし亜急性期の体力トレーニングの効果をしらべたこれまでのランダム化比較試験9件のうち実際に効果を示したものは2件のみだった。

そこで体力トレーニングの効果と安全性についてマルチセンター(PHYS-STROKE)トライアルできっちりとしらべてみたそうな。



ドイツ7箇所の施設にて、発症から5-45日
NIHSSスコア8前後の中程度以上に神経症状の重い脳卒中患者200人について、

体力トレーニング105人と
リラクゼーション95人 の2グループにわけた。

体力トレーニンググループは体重支持つきトレッドミル上を最大心拍数の50-60%で25分間歩かせる。

リラクゼーショングループでは心拍に影響のない強度での筋肉緊張を解くエクササイズを25分間おこなった。

両グループともにこれらを週に5回 x4週間継続した。

3ヶ月後の日常生活動作をバーセルインデックスで、最大歩行速度を10m歩行テストでしらべた。
有害事象もフォローした。



次のようになった。

・体力トレーニングはリラクゼーションにくらべ最大歩行速度のあきらかな向上はみられなかった。

・日常生活動作についても差はなかった。

・有害事象は 22 vs. 9件 で体力トレーニングにはっきりと多く、とくに転倒リスクが高かった。

亜急性期の体力トレーニングはまったく効果ないばかりか危険だった。ガイドラインを見直したほうがいい、


というおはなし。

図:PHYS-STROKE



感想:

急性期の運動は効果ないし危険、亜急性期も効果ないし危険。

脳卒中の早期リハビリはがんばる人がバカを見る↓。
Neurology誌:早期リハビリ 気休めにもならない

コクランレビュー:超早期リハビリは効果ないし危ない

【やはり】亜急性期のリハビリは効果ないうえに危険

失語症の早期リハビリ まったく効果ない

超早期リハビリをやってはいけない理由

nature.com:脳卒中の超早期リハビリ やる意味ない

Stroke誌:早期リハビリがんばる意味ない

超早期リハビリで死亡者続出 AVERT続報

超早期リハビリには脳の細胞死を促す効果があった!

ランセット誌:超早期リハビリぜんぜん効果ない

2019年9月19日

シータバースト刺激が脳卒中に良い理由


Beneficial Effects of Theta-Burst Transcranial Magnetic Stimulation on Stroke Injury via Improving Neuronal Microenvironment and Mitochondrial Integrity
2019  9月  中国

反復経頭蓋磁気刺激(rTMS)は、低い頻度では神経活動を抑制し高頻度では活性化すると考えられている。

うつなどの精神疾患にも応用され アルツハイマー病やパーキンソン病ではβアミロイドを減らしBDNFなどの神経促進タンパクを増やす効果が報告されている。

脳梗塞でのrTMSの影響メカニズムをくわしくしらべてみたそうな。



人為的に脳梗塞にしたネズミに3時間後からrTMSの5Hzのバーストパルスを5日間与えた。

この前後での行動、梗塞体積、脳組織の変化を観察した結果、



次のことがわかった。

・行動障害と梗塞体積があきらかに減少した。

・シナプス減少や神経退化も少なくなった。

・グリア細胞の増殖や炎症性サイトカイン、酸化ストレスによる神経ダメージも抑えられた。

・ミクログリア、アストロサイトの型が 傷害性から保護性にシフトした。

・抗炎症性のサイトカインが増加し、ミトコンドリアの細胞膜の健全性が維持されアポトーシス経路が抑制された。

rTMSのシータ刺激による脳虚血へのつよい神経保護作用がしめされた。炎症-酸化-ミトコンドリアの微小環境への改善効果が関係しているようだ


というおはなし。

図:磁気刺激 脳梗塞


感想:

ネズミ頭部に対するヘルムホルツコイルの巨大さ(上図)が気になった。

脳全体を刺激するシータリズムがミクロレベルにいいのか。

[シータバースト]の関連記事

2019年9月18日

勃起不全と脳卒中のメタアナリシス


Erectile Dysfunction Predicts Cardiovascular Events as an Independent Risk Factor- A Systematic Review and Meta-Analysis
2019  9月  中国

勃起不全(ED)は性交渉に必要な勃起レベルに達しないまたは維持できない状態をさす。ED人口は世界で1億人以上いるとされ、2025人には3億人を超えるという。

脳卒中などの心血管疾患でEDがよくみられることがわかっている。高血圧や糖尿病、喫煙、肥満など共通のリスク要因もすくなくない。

ぎゃくにED患者に心血管疾患が見られるとする報告もおおい。

これらのメカニズムはいまだよくわかっていない。

前回のメタアナリシスではサンプル数が十分でなくEDの程度と心血管疾患リスクとの関連もわかっていない。

そこで最新の研究を含めてEDからの心血管疾患についてメタアナリシスをこころみたそうな。



関係する研究を厳選してデータを統合 再解析したところ、



次のことがわかった。

・被験者154794人をふくむ25の研究がみつかった。

・EDなしにくらべEDがあると心血管疾患リスク1.43倍、冠動脈疾患リスク1.59倍、脳卒中リスク1.34倍、総死亡リスク1.33倍だった。

・EDの程度がひどくなるほど心血管疾患および総死亡リスクがたかくなった。

EDは心血管疾患や脳卒中、総死亡リスクとあきらかな関連があった。重度のEDほどこれらリスクは高かった、


というおはなし。

図:勃起不全の程度と心血管疾患リスク


感想:

たしかに脳が血を吹く1年くらいまえから元気がなかったわ。
左脳をやられると勃起不全

脳のここをやられると勃起不全になる

2019年9月17日

こども脳卒中のIQと言語機能と脳半球


Language and cognitive outcomes after childhood stroke- Theoretical implications for hemispheric specialization
2019  9月  フランス

子供(1ヶ月~15歳)の脳卒中率は年間10万人あたり0.2-7.9人で、脳梗塞と脳出血はほぼ同数といわれている。

彼らの3分の1は完全回復し、半数は長期に障害が遺る。

これまでなされた彼らの言語機能についての調査はすくなくサンプル数もちいさい。

そこで大規模にくわしくしらべてみたそうな。



1992-2015の子供脳卒中患者184人について、

発症4ヶ月後にウェクスラー式知能検査をおこない、最大40ヶ月後までフォローした記録を解析したところ、



次のことがわかった。
・脳卒中の種類は、脳梗塞が79人 脳出血が105人だった。

・IQの平均値は、フルスケール 85, 言語 93, パフォーマンス 85 だった。

・語彙、文法表現と理解については26-52%が障害レベルだった。

・学校の標準カリキュラムについてゆける子供は27%に過ぎず、

・別の27%は特殊学級プログラムが適用されていた。

・左脳損傷での言語関連スコアはあきらかに低く発症年齢によらなかった。

・右脳損傷では6歳以下の発症のとき言語関連スコアが低かった。

脳卒中を経験した子供のおおくは知能指数が障害レベルで、とくに左脳損傷のばあい言語機能がいちじるしく影響を受けた、


というおはなし。

図:子供脳卒中 言語スコア 左右脳損傷



感想:

必ずしもそうでもないみたいなんだよな↓。
こどもの発話障害 構音障害

こども脳の可塑性が言語回復をさまたげる

2019年9月16日

大動脈瘤とくも膜下出血の関係


Association of Aortic Aneurysms and Dissections With Subarachnoid Hemorrhage
2019  9月  アメリカ

脳動脈瘤と大動脈瘤は 共通するリスク要因はあるものの、その形成メカニズムがまだよくわかっていない。

経験的には大動脈瘤患者に脳動脈瘤がよくみつかるといわれているが、くわしい調査はないのでこれらの関連をしらべてみたそうな。



2008-2015のメディケア受益者1781917人から、
大動脈の瘤や解離のある患者を抽出してくも膜下出血の発生をフォローしたところ、



次のことがわかった。

・全体の1.8%に大動脈瘤または大動脈解離があり、

・4.6年前後のフォロー中に0.14%にくも膜下出血があった。

・この発生率は年間10000人あたり9人で、大動脈瘤や解離のない場合は3人だった。

・関連要因を調整したあとのくも膜下出血リスクは1.4倍だった。
大動脈瘤や大動脈解離があるとくも膜下出血のリスクがあきらかに高かった、


というおはなし。

図:大動脈瘤があるときのくも膜下出血率



感想:

脳動脈瘤ができやすい全身性の状態があって、そういうタイミングで脳動脈瘤は非常に短期間に発生成長して破裂する。

だから観測可能な脳動脈瘤はすでに安定化している。治療したところで別の瘤ができて破裂するのでくも膜下出血リスクは高いまま。

これは破裂脳動脈瘤の再出血予防治療についてもおなじ↓。
Risk of Recurrent Subarachnoid Hemorrhage After Complete Obliteration of Cerebral Aneurysms

2019年9月15日

cell.com:脳をガッツリ再生するNeuroD1遺伝子治療


A NeuroD1 AAV-Based Gene Therapy For Functional Brain Repair After Ischemic Injury Through In Vivo Astrocyte-To-Neuron Conversion
2019  9月  アメリカ

哺乳類の脳は海馬や脳室下帯をのぞいて神経再生機能をもっていない。そのため虚血で損傷した脳組織が自力で再生できる割合は失われた神経の1%にも満たないとされている。

神経前駆細胞を外部から導入する実験では動物や人で期待できる成果が得られている。
いっぽう神経幹細胞の導入には免疫拒絶や腫瘍化など問題がおおい。

さいきん、脳に豊富にあるグリア細胞(アストロサイト)を神経細胞に変身させる転写因子「NeuroD1」が実験室レベルでみつかった。

これを実際に脳の中で働かせることができれば失われた神経細胞を再生でき、しかももともと周辺にあった細胞なので機能回復に好都合かもしれない。

そのための技術を開発し動物で実験してみたそうな。



望む位置のグリア細胞にNeuroD1を発現させるために 必要なDNA配列をもったベクターウィルス (adeno-associated virus:AAV)を造った。

脳卒中ネズミで実験したところ、



次のようになった。

・目標組織にAAV感染させることで、脳虚血で失われた神経細胞の3分の1を再生することができた。またダメージを受け瀕死のニューロンの3分の1を護ることができ神経の回復につながった。

・アストロサイトから神経細胞への転換はmRNAとプロテインレベルで確認できた。

・2ヶ月後には再生した神経細胞でシナプス反応を確認できた。

・再生した神経細胞からのロングレンジの軸索投射も確認できた。

・運動と認知機能でのあきらかな改善がみられた。

NeuroD1を介した細胞転換による遺伝子治療は、神経を大幅に再生し失われた機能を取り戻すことができるかも、


というおはなし。

図:NeuroD1で脳梗塞再生



感想:

AAV自体はすでにFDA認可のあるウィルスなんだって。

よそから細胞をもってくるのではなく、もともとたくさんあるグリア細胞を利用する戦略がある。↓
脳の損傷部位にあらたな神経細胞を誘導する方法

ミクログリアを味方にして慢性期脳梗塞を治療する方法

刺激豊富な環境っていうけど、どの刺激がいいの?

ダメージを負った脳組織が勝手に再生する仕組みが明らかに

2019年9月14日

若年脳卒中にがんが見つかる率


Increased risk for cancer after stroke at a young age- etiological relevance or incidental finding?
2019  9月  ドイツ

脳卒中患者のほとんどは75歳以上であるが、およそ10%は55歳以下という。

彼ら若年者が脳卒中になる原因は血管リスク要因だけでは説明がつかない。

潜在的ながんにより引き起こされる血栓形成傾向(thrombophilia)についての報告がいくつもあがっている。

これらの研究のおおくはがん患者の脳卒中の発生をしらべたもので、脳卒中になったのちがんが診断されたケースの調査はすくない。

そこで脳卒中患者を10年間フォローした研究データをつかってくわしくしらべてみたそうな。



ドイツの医薬品疾病データベースから
がんと診断されていない脳梗塞患者18668人と、同数の脳卒中でない患者記録を抽出してその後10年間のがん診断の有無との関連を解析したところ、



次のことがわかった。

・全体の15.5%が55歳以下だった。

・脳卒中患者のがん診断率は、高齢で29.4%、55歳以下17.3%だった。

・非脳卒中患者とくらべ脳卒中患者のがん診断率は高く、55歳以下では17.3% vs. 9.5%、高齢では29.4% vs. 24.9%だった。

若年で脳卒中になった患者の10年間のがん診断率は非脳卒中患者のおよそ2倍だった、


というおはなし。

図:若年脳卒中のがん発症率


感想:

これ↓おもいだした。
脳卒中患者にしめるがんの率

脳卒中のあと がんになりやすいは本当?

脳卒中後のがんは6ヶ月以内にみつかりすでに手遅れ

がんの宣告を受けると脳梗塞になる

軽い脳梗塞とホッとしていたのも束の間 実はガンでしたと告げられる患者の割合と見分け方

若い脳梗塞患者でガンで亡くなってしまう人の特徴

なぜ脳梗塞患者はガンになりやすいのか

2019年9月13日

Stroke誌:脳電気刺激の神経保護効果


Central Nervous System Electrical Stimulation for Neuroprotection in Acute Cerebral Ischemia
2019  9月  アメリカ

中枢神経系への電気刺激は脳卒中からの回復促進に応用されることがあり 頭皮に電極を貼り弱い電流を流すtDCSやtACS が知られている。

ほかに侵襲性の高い方法として脳深部に電極を挿し込む刺激法もある。

中枢神経系への電気刺激には虚血に陥った脳組織を保護する効果も期待されていて、動物実験での報告がおおくある。

刺激の考え方はおもに2つあって、1つは虚血脳半球に直接電極を貼る方法で、もう1つは虚血部位から離れた核(nuclei)を電気刺激する方法である。

そこで中枢神経系への電気刺激の神経保護効果についてこれまでの前臨床研究のメタアナリシスをこころみたそうな。



関係する動物実験の研究を厳選してデータを統合 再解析した。

6つの刺激戦略について最終的な梗塞体積の変化を調べた。

そのうち3つは陰極、陽極または交互にパルス刺激する方法で、

残りの3つは虚血域からはなれた以下の核をターゲットにした刺激である。
室頂核(fastigial nucleus)、
視床下血管拡張域(subthalamic vasodilator area)、
背側中脳水道周囲灰白質(dorsal periaqueductal gray)。



次のことがわかった。

・350の実験動物をふくむ21の急性脳虚血への電気刺激についての研究がみつかった。

・全体として、電気刺激なしに比べて梗塞体積は37%減少した。

・刺激方法ごとに効果はことなり、とくに虚血脳半球への刺激では陰極半球刺激(cathodal hemispheric stimulation:CHS)でのみあきらかな梗塞体積の減少(27%)がみられた。

・虚血域からはなれた核への刺激方法3つはすべてで梗塞体積が半分ほどになっていた。

・臨床応用へはCHSがもっとも有望と考えられた。

中枢神経系への電気刺激の前臨床実験では梗塞体積をちいさくすることができた。人の臨床実験には虚血半球への陰極刺激が適していると考えられる、


というおはなし。

図:陰極半球刺激と梗塞体積のメタアナリシス



感想:

動物では頭をあけて直接電極を貼ったり強い電流つかったりできるのでなんらかの効果を観測できる。

ところが人に応用する場合、たとえば「経頭蓋のtDCSやtACS」だとそもそも脳に電流がとどかない。
さらに通電中は電極に接する皮膚のチクチク感が常にあるため被験者にたいし盲検を設けることができないという本質的な問題もかかえる。

そのためtDCSやtACSの臨床実験では 被験者が実験意図を容易に忖度(そんたく)してしまいポジティブなデータばかりが得られてしまう。
tDCSってホントに脳を刺激してるの?

2019年9月12日

くも膜下出血がおきやすい時間帯


Relationship between Circadian Variation in Ictus of Aneurysmal Subarachnoid Hemorrhage and Physical Activity
2019  9月  韓国

くも膜下出血の発生は24時間の概日(circadian)パターンをしめすとする報告が数おおくあがっている。

これには1日の身体活動変化の影響も考えられるが くわしい報告がないのでしらべてみたそうな。



2012-2017の脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血335人のうち、

発症時刻と身体活動パターンがあきらかな234人を抽出して関連を解析したところ、



次のことがわかった。

・1日のうちの発症時刻は、はっきりとしたふたコブパターンをしめし、08:00-12:00におおきなピークがあり次いで16:00-20:00にピークがあった。

・日中の身体活動強度は 深夜00:00-04:00が最低で、08:00-12:00にゆるやかなピークをしめすのみだった。

・日中の身体活動強度が、低い(1-4METs)グループと高い(5-8METs)グループとの比較では くも膜下出血発生リスクへの有意な影響は認められなかった。

くも膜下出血の発生時刻はふたコブパターンをしめしとくに朝に高かった。このパターンは身体活動強度に影響されなかった、


というおはなし。

図:くも膜下出血の起きる時間帯



感想:

身体活動は動脈瘤を破裂させる影響よりも 保護効果のほうが強い↓。
nature.com:活発なひとはくも膜下出血になりやすい?

2019年9月11日

痙縮が強くなる姿勢


Influence of positional changes on spasticity of the upper extremity in poststroke hemiplegic patients
2019  9月  中国

痙縮は脳卒中経験者の20-40%にあらわれるという。

上肢の痙縮は寝ているときよりも立って歩いているときに よりわかりやすい。

片麻痺患者の姿勢と上肢の痙縮についての報告はほとんどないのでくわしくしらべてみたそうな。



脳卒中で上肢に痙縮のある84人の患者について、

肘、手首、手指の屈筋の痙縮の程度を3つの指標

Modified Ashworth Scale (MAS)、
Modified Tardieu Scale (MTS) 、
Triple Spasticity Scale (TSS)、

で、仰臥位、座位、立位でそれぞれ測定したところ、



次のことがわかった。

・仰臥位では3つの指標すべてで痙縮度が他の姿勢よりもあきらかに低く、

・MTSとTSSスコアは座位よりも立位で有意に高かった。

脳卒中片麻痺患者について、仰臥位や座位から立位になるとその上肢痙縮度はあきらかに高くなった、



というおはなし。

図:3つの姿勢での痙縮



感想:

最初のころは療法士さんにC-3POみたい とからかわれた。しかし間もなく気にならないレベルにまで腕の筋肉の緊張は解けた。

なるほど痙縮は脳の問題なんだなぁ、、とおもった。

2019年9月10日

nature.com:脳梗塞が再発しやすい両上腕血圧差


Inter-arm Blood Pressure Difference is Associated with Recurrent Stroke in Non-cardioembolic Stroke Patients
2019  9月  韓国

血圧管理の最新のガイドラインでは両腕での血圧測定をすすめている。

両腕で血圧が異なるケースは珍しくなく、両上腕血圧差(inter-arm blood pressure difference:IABD)と呼ばれ 一般人の4%、糖尿病の7%、脳卒中の10%に見られるという。

IABDは大動脈や鎖骨下動脈系の動脈硬化や狭窄を反映していると考えられている。

IABDと脳卒中の再発との関連についての研究はほとんどないのでくわしくしらべてみたそうな。



心原性タイプでない脳梗塞の患者1226人について、

24ヶ月間 再発ケースをフォローした。

入院時のABI(Ankle-brachial index:足関節上腕血圧比)検査からIABDをもとめて関連を解析したところ、



次のようになった。

・両腕の血圧差が10mmHg以上ある者は、収縮期血圧で9.7%、拡張期血圧で5.0%いた。

・この間に8.5%が脳梗塞を再発した。

・IABDが10mmg以上あった者の再発リスクは、収縮期血圧の場合で1.77倍、拡張期血圧では2.92倍だった。

両上腕血圧差が10mmHg以上あるとあきらかに脳梗塞が再発しやすかった、


というおはなし。

図:両上腕血圧差と生存曲線



感想:

以前はかったら15くらい差があって、ビビって2度とはかっていない。
脳卒中やったひとは両腕で血圧が違うかも

2019年9月9日

食事マグネシウムと脳卒中の関係


The Effect of Magnesium Intake on Stroke Incidence- A Systematic Review and Meta-Analysis With Trial Sequential Analysis
2019  8月  中国

食事からのマグネシウムの不足は アルツハイマー病、喘息、ADHD、糖尿病、高血圧、心血管疾患、片頭痛、骨粗鬆症、がん、などと関連しているという。

しかしマグネシウムと脳卒中については食事ガイドラインで適量を勧められるほどには用量関係があきらかになっていない。

そこで最新の研究もふくめたメタアナリシスに逐次解析(trial sequential analysis)を適用してマグネシウムと脳卒中の用量関係をあきらかにしてみたそうな。



2019 Jan.までの関係する研究を厳選してデータを統合 再解析したところ、



次のことがわかった。

・マグネシウムをほとんど摂らないグループにくらべもっともおおく摂るグループの脳卒中リスクは11%低く、脳梗塞リスクは12%低かった。

・脳出血との関連についても逆相関にあったが統計学的有意なほどではなかった。

・1日あたりマグネシウム量が100mgふえるごとに脳卒中リスクは2%低下した。

マグネシウムを多く摂ることは脳卒中予防になり用量関係がみられた、


というおはなし。

図:食事マグネシウムと脳卒中リスク



感想:

ナッツや豆によくふくまれている。バターピーナッツ50gで100mg摂れる。
マグネシウムと脳卒中後の認知障害

マグネシウムが少ないと脳動脈瘤が破裂する?

2019年9月8日

ベジタリアンの脳卒中リスク


Risks of ischaemic heart disease and stroke in meat eaters, fish eaters, and vegetarians over 18 years of follow-up- results from the prospective EPIC-Oxford study
2019  9月  イギリス
健康、環境、動物愛護の観点からベジタリアンやビーガンになる人が増加している。

これまでの研究ではベジタリアンは虚血性心疾患のリスクが低いとされている。

しかし脳卒中との関連については報告がほとんどないのでくわしくしらべてみたそうな。



1993-2001にイギリスでおこなわれた食事健康調査 EPIC-Oxford研究にはベジタリアンがおおく含まれる。

このデータから健康な48188人を抽出して、次の3グループに分けた。

ミートイーター(meat eaters)24428人:肉も魚も食べる。
フィッシュイーター(fish eaters)7506人:肉は食べないけど魚は食べる。
ベジタリアン(vegetarians)16254人:肉も魚もたべない。

脳卒中と虚血性心疾患の発生を2016までフォローしたところ、



次のようになった。

・この間に虚血性心疾患2820、脳卒中トータル1072、脳梗塞519、脳出血300があった。

・ミートイーターにくらべフィッシュイーターとベジタリアンは虚血性心疾患リスクがそれぞれ13%、22%低かった。

・この関連はコレステロール値や血圧、糖尿病、BMIで調整すると弱まった。

・いっぽう脳卒中トータルのリスクはベジタリアンがミートイーターより20%高かった。

・脳出血に限定するとベジタリアンのリスクは43%高かった。

・これらの関連は血圧、糖尿病、BMIなどで調整してもほとんど変わらなかった。

ベジタリアンの虚血性心疾患リスクは低かったが、脳卒中リスクは高く とくに脳出血になりやすかった、


というおはなし。

図:ベジタリアン食と脳出血リスク



感想:

人は 「米、大豆、じゃがいも」で生きられるとするじぶん勝手な仮説を立てて10年あまりその生活を実践していた。

そしてコレステロールが下がりすぎたためか 脳が血を吹いた。

これに懲りたいまは普通のミートイーター。

2019年9月7日

日本人の脳卒中死はラーメン屋のせい


Ramen restaurant prevalence is associated with stroke mortality in Japan- an ecological study
2019  9月  日本

日本の食事には塩分がおおく動物性脂肪が少ないと言われている。

ライフスタイルの変化により冠動脈疾患にくらべ脳卒中死亡率はおおきく低下してきた。

しかしどういうわけか東日本の脳卒中死亡率は西日本よりも高い。

この背景に日本の国民食「ラーメン」があると考え、仮説を検証してみたそうな。



厚生労働省のデータベースをつかって2017年の県ごとの脳卒中死亡率とコントロールとして心筋梗塞死亡率をもとめた。

NTTの電話帳から県別のラーメン屋、ファーストフード店、フレンチ イタリアンレストラン、うどん そば店を抽出して、人口あたりの件数分布をしらべた。

これらの関連を男女別に解析したところ、



次のことがわかった。

・県人口あたりのラーメン屋件数がおおいと男女ともにあきらかに脳卒中死亡率が高く、

・この関連はファーストフード店やフレンチ イタリアン、うどん そば店との間には見られなかった。

・また、ラーメン屋密度と心筋梗塞死亡率にも関連はみられなかった。

日本の県ごとのラーメン屋密度と脳卒中死亡率にはあきらかな関連がみられた、


というおはなし。

図:ラーメン屋分布と脳卒中死亡率



感想:

上の図みると福岡と熊本はラーメン屋密度たかいのに脳卒中死亡率が最低。

とんこつ系は脳卒中的にわるくないのかも。

カップラーメンを週2回以上食べる女性が脳卒中になりやすい理由について

近所にファーストフード店があると脳卒中になるの?

2019年9月6日

サーモセラピーで筋力アップとうつ解消


Thermotherapy Combined With Therapeutic Exercise Improves Muscle Strength and Depression in Patients With Ischemic Stroke
2019  9月  インドネシア

脳卒中患者へのサーモセラピー(温熱療法)では筋肉に血流が増え弛緩すると考えられていて、その結果として関節可動域や筋力、柔軟性、疼痛しきい値が上がったなどの改善効果が報告されている。

超音波や電気をつかって深部まで温める方法もあるものの、熱したウォータパックを筋肉に当てる方法が低コストかつシンプルであり低中所得国の患者に適している。

そこでサーモセラピーにエクササイズを組み合わせた4週間の自宅リハビリで筋力とうつに改善効果がみられるものか実験してみたそうな。



脳卒中のあと12日前後の すでに退院してなんのリハビリも受けていない片麻痺の患者22人について、

41℃に熱したウォータパックを肩の三角筋と膝に10分間あてたのち運動訓練をさせる方法を介護者に教育して、
これを1日2回x週7日x4週間、計56セッション実行させた。

この前後で 上下肢の筋力とうつスコアを測定したところ、



次のようになった。

・4週間のサーモセラピーと運動訓練のあと、上下肢の筋力があきらかに強くなった。

・うつスコアもおおきく低下した。

・もっともおおきな改善は3週目におきた。

サーモセラピーを加えた自宅リハビリにより脳卒中患者の筋力とうつがあきらかに改善した、


というおはなし。

図:脳卒中の温熱療法 筋力



感想:

日本人の論文がいくつも引用されてた。たぶん温泉に浸かるんだろね。

2019年9月5日

フローダイバーターの合併症率


Flow diversion treatment for acutely ruptured aneurysms
2019  9月  オランダ

くも膜下出血で脳動脈瘤の再破裂をふせぐためにコイルを詰める方法がある。しかしコイル手術には破れた脳動脈瘤をさらに傷つけてしまう可能性もある。

さいきん、フローダイバーターというステントを母血管に挿入することで血管内腔を再建して破裂動脈瘤に触れずに塞いでしまう方法が利用できるようになった。

しかしこの方法には血栓による脳梗塞や頭蓋内出血の合併症をおこすリスクもある。

このあたりの安全性情報が少ないのでくわしくしらべてみたそうな。



6つの施設のくも膜下出血でフローダイバーター治療をおこなった患者44例の記録を解析したところ、



次のことがわかった。

・発症から数カ月後、回復良好(mRS0-2)は20名(45%)だった。

・トータルで57件の合併症がおき、そのうち20名(45%)の合併症25件は手術に関係するもの(手術中の血栓による梗塞や血管解離などが5件、手術後の梗塞や脳出血、消化管出血などが20件)だった。

・12名(27%)で永続的な障害となり、5名(11%)で再出血した。8名(18%)が死亡した。

・手術関連の合併症を負った患者は回復不良(mRS3-6)になりがちだった。

・サイズ20mm以上の瘤の再出血率は20mm未満にくらべ、60% (3/5) vs 5% (2/39)で非常に高かった。

・およそ10ヶ月後、アンギオ検査できた患者の93%で完全閉塞が確認できた。

破裂脳動脈瘤へのフローダイバーター治療は 合併症率が非常に高く、再出血率も高かった。合併症を負った患者の予後は悪かった、


というおはなし。

図:フローダイバーターの合併症



感想:

検索で表示される日本語ページみると良いことしか書いてないんだよ、フローダイバーター。

カテーテル系の治療は素人目にはあんぜんそうだけど実はしくじりがおおい。健康な若年者へのコイルですら致命率はクリップの3倍↓。
未破裂瘤手術の合併症率と致命率 JAMA Neurol.

2019年9月4日

くも膜下出血が起きやすい天気と瘤の形


Association Between Meteorological Factors and the Rupture of Intracranial Aneurysms
2019  9月  中国

くも膜下出血の85%は脳動脈瘤の破裂によるものである。

脳動脈瘤の形成、破裂の関連要因として血圧、喫煙、女性、家族歴などがあげられる。

さらに気象条件との関連を示す報告もいくつかあるが、調査により結論が異なっている。

そこで、脳動脈瘤の破裂によるくも膜下出血と気象条件との関連を、脳動脈瘤の形状もふくめてくわしくしらべてみたそうな。


くも膜下出血患者1751人の2124個の脳動脈瘤の記録と、発症当時の気象パラメータとの関連を、脳動脈瘤の形状(瘤のサイズ、ネック幅、高さ、母血管径、ブレブ、アスペクト比、サイズ比、ボトルネック比)もふくめて解析した。



次のことがわかった。

・日々のくも膜下出血発生率は気温(1日の平均、最高、最低)と逆相関にあり、

・1日の平均気圧と正の相関をしめした。

・複数の脳動脈瘤をもつ58人の記録から瘤の形状についてしらべたところ、アスペクト比(高さ/ネック幅)のみが有意に破裂と関連していた。

・ROC解析では破裂しやすい瘤のしきい値は、サイズ3.45mm、アスペクト比1.05だった。

気温が低く気圧が高い日は脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血がおきやすかった。このような日には破裂しやすい瘤のしきい値が下がると考えられた、


というおはなし。

図:脳動脈瘤の形状パラメータ



感想:

未破裂脳動脈瘤の国際研究ISUIAでは7mm以下の破裂率は0.05%未満で まず破裂しないといわれている。それにくらべてしきい値3.45mmは小さすぎるし 0.01mm単位で示すほどの精度があるのか?
クモ膜下出血がおこる気象条件

2019年9月3日

動作観察トレーニングのメタアナリシス


The effects of action observation training on improving upper limb motor functions in people with stroke- A systematic review and meta-analysis
2019  8月  中国
脳卒中患者の最大80%は上肢に麻痺を生じ、およそ50%はその状態が何年もつづく。

上肢リハビリ法のおおくは麻痺手のくりかえし運動がベースになっている。しかし麻痺手が動かない重症の患者には適していない。

動作観察(action observation)によりミラーニューロンシステムを介し運動皮質への働きかけが進むことがわかっていて、麻痺手の運動を必要としない「動作観察トレーニング」として期待されている。

動作観察トレーニングの効果を検証するべくこれまでの研究をメタアナリシスしてみたそうな。



関係する研究論文のうち、脳卒中患者への訓練セッション5回以上のランダム化比較試験を厳選して データを統合 再解析したところ、



次のことがわかった。

・脳卒中被験者276人をふくむ7つの研究がみつかった。

・動作観察による上肢トレーニングは効果がちいさいながらもあきらかな改善を示していた。

脳卒中で上肢麻痺の患者への動作観察トレーニングは有効そうである、


というおはなし。

図:動作観察トレーニングのメタアナリシス


感想:

ミラーニューロンがどうのといってるけど これは運動イメージ訓練のImplicitタイプなんだよな↓。
エビデンスレベルⅠ 推奨度Aの脳卒中リハビリ法とは

2019年9月2日

未破裂瘤手術の合併症率と致命率 JAMA Neurol.


Procedural Clinical Complications, Case-Fatality Risks, and Risk Factors in Endovascular and Neurosurgical Treatment of Unruptured Intracranial Aneurysms: A Systematic Review and Meta-analysis
2019  3月  オランダ

未破裂脳動脈瘤は一般人の3%にみつかり、画像診断技術の進歩であらたに発見される未破裂脳動脈瘤の数は増加傾向にある。

脳動脈瘤が破裂するとくも膜下出血になる。このときの平均年齢は60歳で 致命率はおよそ35%である。

未破裂脳動脈瘤を治療することでくも膜下出血を防ぐことができると信じられている。

その方法には 血管内治療(endovascular treatment:EVT)と神経外科治療(neurosurgical treatment:NST)がある。

EVTはコイルやフローダイバーターを、NSTはクリッピングを指す。

これらの治療には合併症のリスクが伴うため 未破裂脳動脈瘤の治療は破裂リスクと治療合併症のリスクとのバランスで決定される。

これら合併症のリスクを評価したメタアナリシスは2013年が最新で、当時はEVTが少なくNSTと区別して評価していなかった。

そこで、EVTとNSTをわけてそれら合併症率と致命率についてのメタアナリシスをあらためて試みたそうな。



2000 Jan.以降の関係する論文を厳選してデータを統合 再解析したところ、



次のことがわかった。

・被験者106433、脳動脈瘤108263個を含む114の研究がみつかった。

・EVTの74の研究から、合併症率は4.96%、致命率は0.30% となった。

・EVTの合併症関連要因は、女性、糖尿病、高脂血症、ネックの広い動脈瘤、後方循環動脈瘤、ステント使用、だった。

・NSTの54の研究から、合併症率は8.34%、致命率は0.10% となった。

・NSTの合併症関連要因は、年齢、女性、抗凝固薬、喫煙、高血圧、糖尿病、後方循環動脈瘤、動脈瘤の石灰化、だった。

未破裂脳動脈瘤をコイルやクリップで治療するばあいの合併症率と致命率をそれぞれあきらかにすることができた、


というおはなし。

図:未破裂脳動脈瘤の治療 合併症と致命率



感想:

コイル致命率はクリップの3倍で、クリップは12人に1人が重い合併症を負うってこと。


ところで、
1999年のStroke誌に日本の研究が載っている。↓
Risk of subarachnoid hemorrhage after surgical treatment of unruptured cerebral aneurysms

未破裂脳動脈瘤をクリップ治療した100人以上を長期フォローした結果、くも膜下出血の発生率が20年間で12.4%あったという内容。

これは年率0.6%に相当して、未破裂脳動脈瘤の自然破裂率とほとんど変わらない。

つまり未破裂脳動脈瘤をクリップ治療したところでくも膜下出血が防げるわけでもなんでもなく、むしろ手術による合併症のリスクがあるぶん治療行為は「まったくの損」であると考えることもできる。

2019年9月1日

脳卒中経験者のツイッターを感情分析した


Stroke Survivors on Twitter- Sentiment and Topic Analysis From a Gender Perspective
2019  8月  スペイン
若年者の脳卒中が増えている、とくに低中所得国で。

彼らがツイッターでつぶやく言葉には意図せずとも感情があらわれていて、健康状態の反映とも考えられる。

いっぱんに女性の脳卒中経験者はQoLが低くうつ症状が重いという。

そこでツイッターの内容を分析して感情の偏りについて男女べつのちがいをくわしくしらべてみたそうな。



2007-2018の脳卒中に関係するツイートをすべて抽出して、投稿者にコンタクトをとり脳卒中経験者であることを確認した。

これらツイートのワードの感情的偏りを8つの基本感情(怒り、恐れ、期待、驚き、喜び、悲しみ、信頼、嫌悪)にもとずいて分類した。

解析に際し、プルチック(plutchik)モデルとヘドノメーター(hedonometer)を用いた。



次のことがわかった。

・全5257433ツイートのうち最近の15%である800424ツイートを解析した。

・このうち女性は244人で396898ツイート 男性は235人403526ツイートで、彼らが脳卒中経験者であることを確認した。

・ポジティブな感情(期待、信頼、喜び)の出現率はあきらかに女性で高く、

・ネガティブな感情(嫌悪、恐れ、悲しみ)の出現率は男性に高かった。

・構造的トピックモデル(structural topic modeling)解析による幸福度スコア(happiness score)はほとんどのトピックで女性が高レベルだった。

脳卒中経験者のツイートを解析したところ、女性は男性よりもポジティブな感情表現がおおく幸福度も高かった、


というおはなし。

図:ハピネススコア ツイッター


感想:

地道な活動が求められる医療分野にツイッターは向いていない。

自己顕示欲のつよいごく一部のひとたちの自慢会場になってしまっているので注意が必要だ。↓
脳外科医のつぶやきはフェイクニュース

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇■

過去7日間で人気の記事ベスト10