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2020年4月30日

[日本] 食後の歯磨きをサボると脳卒中


Frequency of daily tooth brushing and subsequent cardiovascular events
2020  4月  日本


先行研究では毎日の歯磨きの頻度と心血管リスク因子との間に逆相関があることが示されているが、心血管イベントに関する研究は限られている。

そこで、毎日の歯磨きの頻度とその後の脳卒中など心血管イベントとの関連をくわしくしらべてみたそうな。

2020年4月29日

NEJM誌:COVID-19 血栓できて若い人にも脳卒中


Large-Vessel Stroke as a Presenting Feature of Covid-19 in the Young
2020  4月  アメリカ

ニューヨーク市のある医療機関に2020年3月23日から4月7日までの2週間で、50歳未満の若年患者5名が主幹動脈の閉塞による脳卒中で入院してきたそうな。

2020年4月28日

nature.com:バイノウラルビートで脳卒中リハを加速?


40-Hz Binaural beats enhance training to mitigate the attentional blink
2020  4月  カナダ

非侵襲的な脳刺激法には磁気のTMSや電流のtDCSがある。

このほかに、視覚や触覚 聴覚からの感覚刺激を用いた脳刺激法がある。このうちバイノウラルビート(Binaural Beat)は両耳にわずかに周波数のことなる音を聴かせたときにその周波数差に相当するビート(うなり音)が意識に生じる現象を指す。

バイノウラルビートの周波数に脳の活動が同調する(entrainment)効果が脳波や脳磁図計測から確認されている。

いっぱんに40Hzのガンマ周波数での脳活動は注意や特徴統合、記憶、学習、と関連が深いとされている。

そこで、「注意のまばたき」(attentional blink:数100ms間隔で連続提示される視覚ターゲットの2番め(T2)は、1番目のターゲット(T1)にくらべ見落とされやすい現象)がガンマ・バイノウラルビートを使った訓練により改善するものか、実験してみたそうな。

2020年4月27日

出生時体重でわかる脳卒中のなりやすさ


Birth Weight and Risk of Cardiovascular Disease Incidence in Adulthood- a Dose-Response Meta-analysis
2020  4月  イラン

胎児期の栄養の過不足は出生時の体重(BW:Birth Weight)にあらわれ、のちの代謝関連疾患のなりやすさを反映すると考えられる。

これまでのBWと脳卒中など心血管疾患との関連についての研究ではかならずしも結論が一致せず、BWとの用量関係もわかっていないのでメタアナリシスではっきりさせてみたそうな。

2020年4月26日

軽い脳卒中での空間ナビゲーション


Impairments in spatial navigation during walking in patients 70 years or younger with mild stroke
2020  4月  ノルウェー

空間ナビゲーション(spatial navigation)は目的地を決めルートを維持し続ける能力を指し、自立生活を送るうえで重要である。

軽症の脳卒中患者の空間ナビゲーションについての研究はほとんどないので実験してみたそうな。

2020年4月25日

脳卒中後の疲労 18ヶ月後までの軌跡


Trajectories of fatigue among stroke patients from the acute phase to 18 months post-injury: A latent class analysis
2020  4月  ノルウェー

脳卒中後の疲労(Post-stroke fatigue)は脳卒中経験者の23-75%に影響するという。

この疲労は、労作レベルとは関係のない休息をとっても回復しないタイプの疲労で、慢性的で主観的なエネルギー不足、倦怠感、努力嫌悪な状態 とされている。

これは施設入所や死亡のリスク増加と関連しており、多くの患者が脳卒中後の最悪の症状の1つと考えている。疲労の経時的変化についての研究は、関連因子を理解するのに役立つ可能性があるが、現在までに実施された研究はわずかであるのでくわしくしらべてみたそうな。

2020年4月24日

COVID-19感染症の神経障害と再活性化


Explanation for COVID-19 infection neurological damage and reactivations
2020  4月  アメリカ

2019年に中国の武漢に出現した病原性ウイルスによりCOVID-19感染症がうまれた。
典型症状として発熱、咳、下痢、倦怠感を引き起こし、高い死亡率をもたらしている。

2020年1月中旬から2月中旬にかけて、確認されたCOVID-19感染症の重症患者を含む214人を神経内科医が診察した。

78人の患者(36.4%)がめまい、頭痛、意識障害、脳梗塞または脳出血の急性脳血管障害、運動失調、痙攣などの中枢神経系症状、
さらに味覚障害、嗅覚障害、視力障害、神経痛などの末梢神経系症状、
を示した。

2020年4月23日

COVID-19の重症化 「脳卒中歴あり」のばあい


Cerebrovascular disease is associated with an increased disease severity in patients with Coronavirus Disease 2019 (COVID-19): A pooled analysis of published literature
2020  4月  アメリカ

コロナウイルス感染症(COVID-19)は、高い罹患率と死亡率を特徴とする現在進行中のパンデミックである。

限られた資源の賢明な利用のために、COVID-19感染に関連する重症度と死亡率の臨床的・生物学的予測因子を特定することが急務となっている。

COVID-19の危険因子や治療法に関するデータは乏しく、現在のところ予測のほとんどは重症急性呼吸器症候群(SARS)や中東呼吸器症候群(MERS)の先行経験に基づいている。
SARSやMERS患者における脳卒中の既往は、転帰の悪化や医療資源利用の増加と関連していることが示されている。

そこで、COVID-19患者における脳卒中の既往と転帰との関連を評価するために、メタアナリシスをこころみたそうな。

2020年4月22日

上肢麻痺ボツリヌス療法のメタアナリシス


Botulinum Toxin Type A for Upper Limb Spasticity in Poststroke Patients- A Meta-analysis of Randomized Controlled Trials
2020  4月  中国

脳卒中のあとの痙縮の発生率は3ヶ月時点で20%、12-18ヶ月では36%に見られるという。

痙縮治療のための全身投与薬たとえばバクロフェンなどは正常な筋力の低下をもたらし効果も長続きしない。

ボツリヌス毒素A型の注射は肘、手首、指などの特定の筋肉にたいし筋緊張を軽減する効果があり脳卒中後の痙縮治療に期待されている。

そこで、ボツリヌス毒素A型の痙縮治療効果について、これまでの研究のメタアナリシスをこころみたそうな。

2020年4月21日

「目に見えない」視覚障害とは


"Invisible" visual impairments. A qualitative study of stroke survivors` experience of vision symptoms, health services and impact of visual impairments
2020  4月  ノルウェー


脳卒中後の視覚障害(Visual impairments)は生活に悪影響を及ぼし、脳卒中経験者の60%に及ぶという。にもかかわらず、視覚障害者はしばしば見過ごされている。

そこで、視覚障害をもった脳卒中経験者が医療サービスにおける視覚ケアをどのように体験しているか、また、視覚障害が脳卒中後最初の3ヵ月間の日常生活にどのような影響を与えているかをくわしくしらべてみたそうな。

2020年4月20日

ビタミンB1は足りているのか?


Prevalence of Low Plasma Vitamin B1 in the Stroke Population Admitted to Acute Inpatient Rehabilitation
2020  4月  アメリカ

ビタミンB1(チアミン)の不足は「脚気」の原因としてよく知られている。

ビタミンB1は炭水化物の代謝を助ける補酵素としての働きのほかに、神経伝達物質の合成にも関わっていて、脳が正常にはたらくために必要な栄養素でもある。

そこで、脳卒中患者でのビタミンB1欠乏者の割合をくわしくしらべてみたそうな。

2020年4月19日

nature.com:認知 身体機能の低下からの脳卒中


Cognitive and physical impairment and the risk of stroke - A prospective cohort study
2020  4月  オランダ

脳卒中経験者およそ3分の1は認知障害を経験し、半数は日常生活動作に困難が生じる。

これら認知、身体機能の低下は脳卒中になるまえに9-14%の患者で見られるという。

また、認知、身体機能の低下は血管ダメージの蓄積を意味するとも考えられる。

さらに血管ダメージの病理的種類によって、影響する機能もことなる。たとえば、動脈硬化は実行機能に影響し、アミロイドβは記憶に関連する。

そこで、認知、身体機能の各ドメインのスコア低下が脳卒中リスクとどのように関連するものかくわしくしらべてみたそうな。

2020年4月18日

コロナ時代のリハビリ戦略 "Take Charge"とは


Taking Charge after Stroke- A randomized controlled trial of a person-centered, self-directed rehabilitation intervention
2020  4月  ニュージーランド

脳卒中リハビリテーションでは 現在おもに特定課題について訓練を繰り返す方式がとられている。しかし大規模なランダム化比較試験では患者の自立やQoLを高めるとするエビデンスは得られておらず、別の効果的な方法が求められている。

"Take Charge"(自分で責任をもつ)リハビリは、自己決定理論(Self Determination Theory)にもとづき 退院後の脳卒中患者が自らの管理のもとにリハビリをすすめる方法である。

すでに Maori and Pacific Stroke Study (MaPSS)では統計学的に高い有意性をもった結果が得られている。

そこで、非Maori、非Pacific を対象とした、 Take Charge のより規模のおおきい介入実験(Taking Charge after Stroke :TaCAS)をこころみたそうな。

2020年4月17日

脳卒中などへの糞便移植の成果


Fecal Microbiota Transplantation in Neurological Disorders
2020  3月  オランダ

神経疾患と腸内細菌叢との関連を示す研究がおおくあり、腸内細菌叢の改変が治療戦略となりうるとを示唆している

糞便微生物移植(FMT:Fecal microbiota transplantation)は、現在、最も効果的な腸内細菌叢への介入であり、クロストリジオイデス ディフィシル(Clostridioides difficile)感染症の再発対策として用いられている。

神経障害患者に対するFMTの適応を評価するために、FMTに関するこれまでの文献をまとめてみたそうな。

2020年4月16日

認知機能べつ異常率 回復率


The Occurrence and Longitudinal Changes of Cognitive Impairment After Acute Ischemic Stroke
2020  3月  中国

脳卒中の予後に認知機能障害が密接に関連していることを示すエビデンスが増えてきている。

中国人患者で、急性脳梗塞後のことなる時期での認知機能障害の発生と程度変化をくわしくしらべてみたそうな。

2020年4月15日

蛋白質エネルギー栄養障害と運動機能


Preventing protein-energy malnutrition after cortical stroke enhances recovery of symmetry in forelimb use during spontaneous exploration
2020  4月  カナダ

脳卒中のあと "蛋白質エネルギー栄養障害"(PEM:protein-energy malnutrition)がよくみられる。

PEMは嚥下障害や意識低下、うつ、上肢の麻痺などによっておきやすくなる。PEMはまた高死亡率、機能回復不良とも関連している。

そこで、PEM予防による脳卒中の前足機能、梗塞サイズ、への改善効果を動物で実験してみたそうな。

2020年4月14日

ジャガイモは脳梗塞の原因なのか?


Substitutions between potatoes and other vegetables and risk of ischemic stroke
2020  4月  デンマーク

欧米では脳梗塞予防のために野菜を豊富に含む食事を推奨している。しかしどの野菜がより有益であるかはわかっていない。

ジャガイモは根菜類に分類されるが、米や小麦とならんで主食としても広く消費されている。他の野菜とくらべてジャガイモはエネルギー密度が高く、グリセミック指数も高く栄養価は低いためジャガイモを摂ることは不健康であるとする者もいる。

そこで、ジャガイモを他の野菜と置き換えることで脳梗塞予防になるかどうか、くわしくしらべてみたそうな。

2020年4月13日

Stroke誌:体重が増えた時期と脳卒中リスク


Change in Body Weight and Long-Term Risk of Stroke and Death in Healthy Men
2020  4月  ノルウェー

肥満は脳卒中など心血管疾患のあきらかなリスク因子である。しかし肥満が独立したリスク因子なのかそれとも高血圧などの他の因子を介したものなのかはいまだわかっていない。

そのため脳卒中予防を減量にフォーカスするべきか否か結論はでていない。

いくつかの研究では人生早期での体重の増減が脳卒中リスクと関連することがしめされているが、後期のそれとの関連は一致した見解がない。

そこで、人生の早期、中期での体重の増減と脳卒中リスクとの関連をくわしくしらべてみたそうな。



40-59歳の健康な男性2014人について、
募集時と7年後に心血管系の検査を行った。

また、25歳ころの「早期」の体重変化の記録と、募集時から7年後までの「中期」の体重変化を測定した。

早期、中期の両体重変化期について、脳卒中および死亡との関連を解析したところ、



次のことがわかった。

・2014人のうち、全員について早期の体重変化に関する記録がみつかった。

・人生早期について、体重が0-4.9kg増加した者にくらべ、体重増加が5-9.9kgの者では脳卒中のハザード比は1.46、体重増加が10kg以上の者では1.39、体重減少があった者では1.46であった。

・総死亡については、ハザード比はそれぞれ1.08、1.14、1.29であった。

・人生中期での体重増減には、脳卒中または総死亡のリスクに体重グループ間での有意差は認められなかった。

健康な男性では、人生早期(25歳~)の体重増減が長期的な脳卒中リスクの増加に関連しているようだった。人生中期(40歳~)での体重増減との関連はなかった、


というおはなし。

図:体重増減と脳卒中リスク



感想:

若いころに体重をめっちゃ増やすお相撲さんは命削ってるんだな。いっぽうで中年ぶとりは問題なし。
経験者の肥満の自覚と減量成果

Stroke誌:脳卒中でなお太ろうとする肥満の割合

脳卒中にならない体重 400万人調査から

2020年4月12日

2020年4月11日

ニセ脳卒中の頻度と特徴


Stroke-mimics in stroke-units. Evaluation after changes imposed by randomized trials
2020  2月  フランス


脳卒中の血栓溶解治療の適応は4.5時間を超え拡張傾向にあり、機械的血栓除去術の適応時間はもっと長い。そのため治療を検討するべき患者数は増え、画像検査等にようする間接業務も増大している。

そこで、これら治療が必要のない脳卒中類似症状(stroke mimics)の患者をすばやく見分けるべく、その特徴と割合についてくわしくしらべてみたそうな。

2020年4月10日

新型肺炎COVID-19のおかげで脳卒中患者激減中


COVID-19: Are Acute Stroke Patients Avoiding Emergency Care?
2020  4月  アメリカ

COVID-19パンデミックのなか、アメリカ全土で急性脳卒中患者数の劇的な減少が相次いでいるそうな。

2020年4月9日

くも膜下出血ファミリーの最要注意人物


Higher risk of intracranial aneurysms and subarachnoid haemorrhage in siblings of families with intracranial aneurysms
2020  3月  オランダ

脳動脈瘤は成人の3%に存在する。脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血(aSAH)は家族歴がリスク要因でもある。

一等血縁者内にaSAH経験者が2人以上いるばあい、そのグループの25%にくも膜下出血や未破裂脳動脈瘤が見つかるという。

親族の種類(親、兄弟、子供)によってその関係がどのようにことなるのかについては一致した見解が得られていないので大規模にくわしくしらべてみたそうな。

2020年4月8日

ナッツの増減と脳卒中リスク


Changes in Nut Consumption and Subsequent Cardiovascular Disease Risk Among US Men and Women- 3 Large Prospective Cohort Studies
2020  4月  アメリカ

ナッツには不飽和脂肪酸やたんぱく質、ビタミン、ミネラル、繊維が豊富に含まれているいっぽう、脂肪がおおくエネンルギー密度が高いため不健康であるとする者もいる。

ナッツの摂取量と脳卒中など心血管疾患との関連の研究は少なくないが、個人内でナッツの摂取量が増減したばあいの調査はないのでアメリカの3つの大規模調査からくわしくしらべてみたそうな。

2020年4月7日

むずむず脚症候群は尾状核と橋の梗塞で


Acute post-stroke restless legs syndrome- the body of caudate nucleus considerations
2019  12月  中国

脳卒中後のむずむず脚症候群(restless legs syndrome:RLS)の有病率は10~15%という。

神経解剖学的研究では、脳卒中後RLSは大脳基底核と橋領域に関連していることが示唆されている。 これらの研究には共通して サンプル数が少ないこと、病変部位の詳細な評価がなされていない問題がある。

また、脳卒中後の急性期に脳卒中後RLSが存在することは、患者の予後不良と関連しているという報告もある。そこで、急性期の脳卒中後RLSと病変部位との関係をくわしくしらべてみたそうな。

2020年4月6日

やはり高血圧は腸内細菌のせいだった


Hypertension Is Associated With Intestinal Microbiota Dysbiosis and Inflammation in a Brazilian Population
2020  3月  ブラジル

高血圧は 脳卒中や心血管疾患の主なリスク因子であり、世界的な健康問題でもある。

高血圧は 内因性因子と環境因子が複雑に絡み合った結果、血圧が高く持続することを特徴とする多因子性の臨床状態をさす。

腸内細菌叢が高血圧に関与している可能性が想定されてはいたが、その役割はまだ十分に理解されていない。

そこで、16S rRNA系統解析を用いて、高血圧患者48人と正常血圧患者32人のブラジル人の糞便サンプルの微生物組成をくわしくしらべてみたそうな。

2020年4月5日

新型肺炎COVID-19に脳卒中の薬が使えるかも


Is There a Role for Tissue Plasminogen Activator (tPA) as a Novel Treatment for Refractory COVID-19 Associated Acute Respiratory Distress Syndrome (ARDS)?
2020  3月  アメリカ

・COVID-19のパンデミックにより急性呼吸窮迫症候群(ARDS)が急増している。

・ARDSには人工呼吸器による対応が主流である。

・人工呼吸器やECMOを利用できない患者を救済する方法が求められている。

2020年4月4日

脳卒中とパーキンソン病は関係あるの?


Association Between Stroke and Parkinson's Disease- a Meta-analysis
2020  3月  中国

パーキンソン病(PD)は線条体のドーパミン作動性ニューロンの損失とαシヌクレインを主成分とするレビー小体の異常凝集をしめす神経変性疾患の一つである。しかしその病因は明らかになっていない。

最近のエビデンスでは、PDと脳卒中は頻繁に併発し、相互に影響し合っていることが示されているが、一部の研究では相反する結果が得られている。

そこで、1975-2019のPubMed、EMBASE、コクランライブラリーのデータベースに掲載された研究を基に、これら2つの障害の関係を明らかにするため、脳卒中リスクに関するPD患者のメタアナリシスをこころみたそうな。

2020年4月3日

80歳超え日本人のくも膜下出血治療成績


Outcomes in Elderly Japanese Patients Treated for Aneurysmal Subarachnoid Hemorrhage- A Retrospective Nationwide Study
2020  3月  日本

日本は高齢化が世界最高レベルにある。

80歳以上の高齢者を含む脳動脈瘤性くも膜下出血(aSAH)患者の予後に関するデータが不足していることから、日本全国の入院患者データベースを用いてaSAH患者54805人の特徴を解析し、治療法と回復程度をしらべてみたそうな。

2020年4月2日

運動イメージ訓練が手足の廃用をふせぐ


Motor Imagery Training During Arm Immobilization Prevents Corticomotor Idling- An EEG Resting-State Analysis.
2020  3月  フランス

手足を使わないでいると運動機能に測定可能なあきらかな変化を引き起こす。

運動イメージ訓練は、四肢の廃用や固定化による運動障害を予防するための行動戦略として用いられてきた。

しかし、四肢を短期に固定化したときに運動イメージ訓練が神経レベルでどのように作用するのかについては、まだ十分な研究がなされていない。

そこで、12時間手足を固定して この間の運動イメージ訓練が固定化に関連した脳波上の変化を防ぐことができる可能性を検証することにしたそうな。

2020年4月1日

日本人くも膜下出血発生率さいきんの傾向


A register-based SAH study in Japan- high incidence rate and recent decline trend based on lifestyle
2020  3月  日本

日本はくも膜下出血(SAH)の発生率が世界で最も高い(かつ増加している)といわれている。しかし、日本におけるくも膜下出血の全国レベルでの発生率や最近の傾向についての報告はない。

そこで、登録ベースの研究で日本のくも膜下出血の推定全国発生率と最近の傾向を明らかにし,その変化の理由を明らかにしてみたそうな。

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