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2016年10月27日

脳卒中後の疲労には黄耆(おうぎ)を極めろ


Effects of the traditional Chinese herb Astragalus membranaceus in patients with poststroke fatigue: A double-blind, randomized, controlled preliminary study.
2016  10月  台湾

脳卒中後の疲労は患者の4-7割が経験するとされ 過労による疲れとは異なりいくら休息しても解消しない。

中国伝統医学では黄耆(おうぎ)は疲労にもっとも効く生薬といわれている。
その効果を実際にたしかめてみたそうな。


脳卒中後疲労の患者64名を2グループに分け黄耆もしくは偽薬を28日間与えた。
およそ1ヶ月後、3ヶ月後の疲労度を測定し比較したところ、


次のことがわかった。

・1ヶ月後、疲労度スコアは黄耆グループで17.83、偽薬グループで8.03ポイント低下、

・3ヶ月後には黄耆グループで16.48、偽薬グループで9.47ポイント低下した。

・同様にQoL関連スコアが3ヶ月後、黄耆グループで14.37、偽薬グループで6.25ポイント改善した。

生薬の黄耆は脳卒中後の疲労関連スコアを大きく改善できた、


というおはなし。
図:黄耆の脳卒中後疲労改善効果

感想:

黄耆って補陽還五湯↓にはいってるみたいだね。
脳卒中治療にもっともよく使われる漢方薬が明らかに

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