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2018年2月19日

抗凝固薬をがぶ飲みして自殺する患者の割合


Suicidal drug overdose following stroke in elderly patients: a retrospective population-based cohort study.
2018  2月  台湾

脳卒中により自殺リスクが高まることが数おおく報告されている。その方法にはロープや銃を使った暴力的なものや服毒による非暴力的なものもある。

そこで、高齢の脳卒中患者のうち 薬の過剰摂取により自殺を試みる者がどれくらいいるものか調べてみたそうな。




2002-2013に、60-99歳で脳卒中になった11385人と脳卒中でない11385人について薬の過剰摂取による自殺の有無をフォローしたところ、


次のことがわかった。
・薬の過剰摂取自殺は脳卒中患者の1.68%、非脳卒中の0.74%で起きた。

・この率は脳卒中の再発を繰り返すほど高くなった。

・うつや冠動脈疾患が薬の過剰摂取自殺に関連していた。

・過剰摂取する薬の種類トップ3は、不明、向精神薬、抗凝固薬の順だった。

高齢脳卒中患者の精神状態と薬物管理にはかなり注意が必要だ、


というおはなし。

図:脳卒中再発回数と薬物過剰摂取自殺リスク

感想:

向精神薬の選択は??だけど、
抗凝固薬は殺鼠剤でもあるから目的に合致していると言えなくもない。

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