2018年4月11日

脳梗塞が夏におおいは間違いだった


Seasonal Variations in Neurological Severity and Outcomes of Ischemic Stroke - 5-Year Single-Center Observational Study.
2018  3月  日本

脳卒中と季節についての研究は数おおくおこなわれていて、脳内出血にかんしては冬におおいということで概ね一致している。

しかし脳梗塞については季節変動なしとするものも含め研究ごとでばらばらである。

結果の一致をみない理由として脳梗塞の種類を考慮していない点やサンプル数の少なさが考えられる。

そこで、国立循環器病センターの脳卒中データベースを用いて大規模に詳しくしらべてみたそうな。


急性脳梗塞患者2965人の記録を解析したところ、


次のことがわかった。

・全体として脳梗塞の発生数に季節による違いはなかった。

・しかし 75歳以上または中程度レベル以上の神経症状、心原性に限ると冬に有意におおかった。

・非心原性の患者1934人に限ると、脳卒中の発生数に季節変動はなく、

・中程度レベル以上の神経症状は冬と春におおく、

・寝たきりになるような患者に季節の違いはなかった。
脳梗塞は全体として季節ごとの変動はなかったが、心原性に限ると冬におおかった。非心原性の患者では中レベル以上の症状は冬と春におおかった。予後の悪い患者に季節の違いはなかった、


というおはなし。
図:脳梗塞の種類 季節ごとの内訳

感想:

意外性をあおるためか「脳梗塞は夏におおい」という記事ばかりがこれまでは目についていたよ。

上の図みるとぜんぜん夏おおくない。

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