2019年3月21日

歯周病と脳内出血の因果関係は


Association between intensive periodontal treatment and spontaneous intracerebral hemorrhage-a nationwide, population-based cohort study
2019  3月  台湾

歯周病は歯石と細菌のはたらきにより歯肉炎からはじまり歯周炎にいたる。一般人の90%が経験するという。

全身にひろがった炎症は動脈硬化をうながし心血管疾患と関連すると考えられている。じっさい、歯周病を脳梗塞や脳内出血のリスク要因として認める報告がいくつもある。しかしその因果関係をあきらかにした調査はまだない。

そこで歯周病治療により脳内出血が減少するものか大規模にしらべてみたそうな。



台湾の健康保険データベースの歯周病患者から、
歯周病の積極的な治療術(フラップ歯肉剥離掻爬術)といった外科治療を受けた者とそうでない者を他の条件をひとしくして32480人ずつ抽出した。

およそ5年間に脳内出血をおこした者との関連を解析したところ、



つぎのようになった。

・歯周病治療グループは非治療グループにくらべ脳内出血リスクが0.60倍で あきらかにひくかった。

・この関連はとくに高齢の男性、2度以上治療を受けた者に顕著だった。

歯周病治療者の記録を解析したところ、かれらのとくに高齢男性の脳内出血リスクはあきらかにひくかった。この因果関係を確認するさらなる調査が望まれる、



というおはなし。

図:歯周病治療術の有無と脳内出血



感想:

フラップ術について10年以上まえにしらべた際、とても危険だと理解した記憶がある。

こんご「脳内出血になるよりはいいでしょ」がフラップ術を勧める際の殺し文句になるかも。
Stroke誌:歯周病のグレードと脳梗塞リスク

口の中が汚いと脳内出血になるという根拠について

脳内出血を起こす虫歯菌の種類が判明
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