2019年11月13日

連続シータバースト刺激が脳を護る仕組み


Phasic GABA signaling mediates the protective effects of cTBS against cerebral ischemia in mice
2019  11月  中国

脳卒中の慢性期ではシナプス結合の再編が重要で、これには神経伝達物質が関与する。

脳虚血を起こすとグルタミン酸作動性のシグナリングが増加し、興奮毒性から神経細胞が死滅する。

神経伝達物質であるGABA(Gamma-Amino butyric acid)はこの興奮毒性を抑え神経保護をもたらすと考えられている。

いっぽう、経頭蓋磁気刺激(TMS)の一種である cTBS(連続シータバースト刺激)にはシナプスの長期抑制効果が確認され脳卒中の回復に期待されている。

このメカニズムをあきらかにするべくGABA抑制の点からくわしくしらべてみたそうな。



人為的に脳梗塞をおこしたネズミの後頭頂葉へ5HzのcTBSを30日間与えた。

GABAの影響をしらべるために受容体阻害薬のビククリン(Bicuculline)を用いた。
空間認知能力はモリス水迷路テストでしらべた。



次のようになった。

・錐体ニューロン間のGABAはcTBSに反応した。グルタミン酸作動性の興奮は変わらなかった。

・cTBSは持続性(tonic)ではない律動的(phasic)抑制効果をもたらした。

・GABA受容体を介した律動的抑制は脳卒中の慢性期に高まり回復を促した。

・cTBSによりもたらされた律動的抑制効果は空間認知能力も改善した。

cTBSは律動的GABAシグナリング抑制をもたらし脳卒中後の機能回復をうながした、


というおはなし。

図:空有間認知cTBS GABA



感想:

いまいちよくわからないけど
バーストものには縁があるので勉強してみた。

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メモ:
Combining Theta Burst Stimulation With Training After Subcortical Stroke

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