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2022年1月24日

脳梗塞後の認知障害予防に適した血圧は

2021  12月  中国


脳梗塞後の認知機能は生活の質におおきく影響する。

高血圧は脳卒中の危険因子であり脳卒中後の認知障害とも関連する。

しかし脳梗塞後の最適な血圧についてはいまだあきらかになっていないので、くわしくしらべてみたそうな。



2015-2018年の脳梗塞の中国人を対象としたICONS研究の患者682人を対象とした。

発症後2週間、3ヶ月、12ヶ月の認知機能MoCAと血圧を評価した。



次のようになった。

・平均年齢59、73%は男性だった。

・収縮期血圧が140mmHg以上の患者は、3ヶ月後のみならず12ヶ月後の認知機能スコアも障害レベルに低かった。

・収縮期血圧が高い患者は、この12ヶ月間に認知機能スコアが改善される可能性が低かった。

・拡張期血圧と認知機能との関連は認められなかった。


脳梗塞後の収縮期血圧が140mmHgを超えていると、認知機能が悪化する可能性が高かった、


というおはなし。
血圧測定


感想:

脳卒中経験者の場合は、再発の危険があるから上限が140。

かといって120を下回ると死亡と認知症リスクが爆あがりするんよ↓。


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