元2023 1月 日本
微小脳出血は、脳卒中患者の長期予後に影響をおよぼす。
ミュータンスレンサ球菌(Streptococcus mutans)は主な虫歯菌であり、コラーゲン結合蛋白Cnm を発現し、脳血管の炎症を誘発して、血液脳関門の健全性を損ない脳出血の原因となるという。
そこで、Cnm陽性のミュータンスレンサ球菌と微小脳出血との関連をくわしくしらべてみたそうな。
急性脳卒中患者のうち口腔細菌検査を実施した患者について、
虫歯菌のCnmの有無をPCR検査で確認し、微小脳出血の数との関連を解析した。
次のことがわかった。
・患者428人のうち326人がミュータンスレンサ球菌をもっていた。Cnm陽性は72人だった。・Cnm陽性のミュータンスレンサ球菌があると、微小脳出血が10個以上あることがあきらかにおおく、・とくに深部および脳葉に微小脳出血ができやすかった。・しかし、テント下の微小脳出血との関連はなかった。
虫歯菌であるミュータンスレンサ球菌のうちコラーゲン結合蛋白Cnmを発現しているタイプを保有していると、深部または脳葉に微小脳出血がおきやすかった。虫歯対策が脳卒中治療につながる可能性がある、
というおはなし。
感想:
微小脳出血がある。
なるほど上下左右の奥歯計4本が虫喰って大穴が開いてるんよ。
日本人はこのテーマが好きみたい↓、