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2024年12月8日

脳卒中経験者の歩数が未来を変える!障害度別データが示す驚きの回復戦略

2024  11月  フランス


脳卒中経験者にとって身体活動(PA)は、健康維持や回復において重要な要素である。しかし、障害の程度に応じた具体的な運動目安は十分に知られていない。

そこで、障害度別の一日の平均歩数を明らかにし、今後の身体活動推奨の基礎データとなるべき値をくわしくしらべてみたそうな。



脳卒中経験者の日常歩数と障害度との関係を調べたメタ分析を実施した。対象は地域在住の脳卒中経験者であり、障害の程度に基づき以下の3つのグループに分けた:

軽度障害
軽度から中等度障害
中等度から重度障害

また、発症からの経過に基づき、亜急性期と慢性期の歩数も比較した。



次のようになった。

・47件の研究(計1749名)が分析対象となった。障害度別の平均歩数は以下の通りであった:

軽度障害:平均 4645歩/日
軽度から中等度障害:平均 3610歩/日
中等度から重度障害:平均 1990歩/日

・また、亜急性期と慢性期での平均歩数に有意な差は見られなかった(それぞれ 3839歩/日 と 3783歩/日)。


障害度に応じた歩数の差は、脳卒中経験者の身体活動が個別の状況に大きく依存していることを示している。特に慢性期においては、障害度に応じた個別化された運動介入が身体活動レベルの向上に重要である。本研究の結果は、脳卒中経験者や支援者が身体活動の目標を設定する際の基礎データとして活用できる、


というおはなし。

土手をウォーキング
うしろあるき



感想:

今日はまあまあ歩いたな、って日でも6000歩くらいだから上の数字はちょっと盛ってる気がする。


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