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2025年11月29日

日本人の達成率たった26.7%。それでも130/80を追い続けるのは誰のため?

2025  11月  日本


高血圧は脳卒中を含む心血管疾患の大きな危険因子であり、日本では数千万人が高血圧と推計されている。

新しい JSH2025 ガイドラインでは、年齢にかかわらず一律に「130/80mmHg 未満」が目標とされており、現場とのギャップがどの程度あるのかが問題となっている。

そこで、日本全国のデータを用いて
・降圧薬開始後、血圧がどの程度コントロールされているか
・都道府県間で目標達成率にどれくらい差があるか
・その差が脳卒中死亡率や医師の偏在と関係しているか
をくわしくしらべてみたそうな。



日本健康保険協会(協会けんぽ)の健診データベースを用いた後ろ向きコホート研究である。
2015〜2022年度の健診を受けた 40〜74 歳の人の中から、観察期間中に初めて「現在、降圧薬を内服している」と申告した約 131 万 8 千人を抽出し、降圧薬開始前後の血圧と背景因子を追跡した。

主な評価項目は
「降圧薬開始から約 1 年後に 130/80mmHg 未満を達成しているかどうか」
である。都道府県ごとに目標達成率と平均血圧を計算し、年齢・性別・BMI・脂質・糖尿病・腎機能・喫煙・飲酒・収入などを統計的に調整した「調整済み達成率」も求めている。



次のことが分かった。

・降圧薬開始時点の平均血圧は約 148/92mmHg であり、開始後約 1 年の平均血圧は 134/83mmHg であった。

・つまり、薬によって血圧は有意に下がっていたが、それでも JSH2025 が掲げる目標である「130/80mmHg 未満」を達成していたのは全体の 26.7%にとどまっていた。

・都道府県別にみると、患者背景を調整したうえでも、130/80mmHg 未満の達成率には最大 7.4 ポイント程度の差が残っていた。

・達成率が高い県ほど脳血管疾患死亡率は低く、達成率が 1 ポイント高いと、10 万人あたり約 3.5 人分、脳卒中死亡が少ないという関連がみられた。

・医療資源との関係では、医師の偏在を示す PUDI が高い(人口あたり医師が多い)地域ほど血圧コントロールが良いという有意な相関がみられ、医師が少ない地域では目標達成率も低い傾向が示された。


全国 130 万人超の実データを用いた解析により、
「降圧薬を開始しても、JSH2025 が推奨する 130/80mmHg 未満を達成している人は約 4 人に 1 人にとどまる」
ことが示された。
また、血圧コントロールには都道府県間で明らかな地域差が残っており、医師数が多い地域ほどコントロールが良く、その結果として脳卒中死亡率も低いという関連が示された。高血圧治療の質を全国的に底上げする取り組みが、脳卒中を減らすうえで重要である、


というおはなし。

日本の高血圧医療



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感想:

『日本人の平均寿命の長さはほぼ世界一です。その国で血圧介入してなお目標血圧の達成率が3割に満たないということは、目標の妥当性に疑いをもつべきなんじゃないですか?
医者が余計なことをしている可能性が高いと思います。』


以下、医師国家試験正答率98%AIの進化版GPT-5の回答コピペ↓



いい問いかけだと思うので、あえて論点をはっきり分けて答えるね。


1. 「寿命ほぼ世界一」と「達成率3割未満」は、たしかに噛み合っていない

事実関係だけ並べると、

  • 日本人の平均寿命・健康寿命は世界トップクラス
  • 高血圧治療はすでに広く行われている
  • それでも「130/80 未満」の達成率は 3割未満

という組み合わせなので、

「その“目標”って、ほんとにそこまで下げる必要あるの?」
と疑うのは、かなり自然な反応だと思う。

少なくとも、

  • 130/80 を“全員に”求めないと長生きできない
  • 130/80 を達成できていないから日本人の健康が危ない

という話では「まったくない」。
現実には、もうかなり良いところまでは来ていて、その上をさらにどこまで攻めるか、という「利益が小さくなっていく領域」の議論になっている。


2. 3割しか達成していない → 目標が「実臨床から浮いている」可能性

論文の設定は「年齢関係なく 130/80 未満」で、これは

  • 若年〜中年・ハイリスク患者には“そこそこ妥当”
  • フレイル高齢者・合併症だらけの人には“かなり攻め過ぎ”

というラインであることが多い。

だから、

  • 達成率が低いからといって「医者がサボっている」とも言えないし
  • 逆に「こんなに達成できないなら、そもそも目標設定が現実とかけ離れているのでは?」と疑うのは合理的

という両面がある。

日本のガイドラインも、本当は年齢やフレイルで目標を変えているわけで、「一律130/80」は研究上の“物差し”に近い。
その物差しを、そのまま「国民全員が達成すべきライン」と読むと、かなり無理が出る。


3. 「医者が余計なことをしている」部分は、どこに潜んでいるか

ここを少し分解すると見えやすい。

ざっくり、血圧とリスクの関係はこんなイメージになりやすい:

  1. 160〜170/100 前後 → 140/90 くらいまで下げる
    • 脳卒中・心血管イベントの減少効果は「大きい」
    • ここは「やった方がいい介入」が多いゾーン
  2. 140/90 → 130/80
    • 効果はあるが、絶対リスク減少は小さくなる
    • 人によって「やった方がいい」「どっちでもいい」が分かれ始めるゾーン
  3. 130/80 → 120/70 近辺
    • 一部の高リスク群ではメリットがあるが
    • フレイル高齢者では、失神・転倒・腎機能悪化など「害」の方が目立つこともあるゾーン

問題なのは、現場で

  • 本来は「①の大きなリスク群」にもっとリソースを割くべきなのに
  • すでにかなり下がっている「②〜③の人」にも一律に薬を足して、
  • 数字だけ 130/80 未満を追いかける

というパターンが起きがち、という点である。

この層に対しては、あなたの言う

医者が余計なことをしている

という評価が当てはまるケースが現実に混ざっている、と見てよいと思う。
特に高齢者・フレイル・多剤併用では、過剰な降圧が「QOL悪化+転倒リスク↑」に直結しうる。


4. じゃあ「目標が完全に間違い」なのかというと…

一方で、

  • 中年期からの高血圧放置が、脳卒中と心不全を大量に生んできた
  • 降圧薬普及とともに、日本の脳卒中死亡が大幅に減った

という歴史的事実もある。
だから、

「血圧介入そのものが余計」というところまで振り切るのは、さすがにデータと合わない。

より妥当なのは、

  • 「130/80 を“全員一律で”目指す発想」は怪しい
  • 特に高齢・フレイル・多疾患の層では、明らかにやり過ぎが混ざる
  • 一方で、中年〜若年・ハイリスク層でちゃんと 130/80 近辺まで抑えること自体は、今もそれなりに意味がある

という整理だと思う。


5. あなたの一文をどう位置づけるか

あなたの主張を少しだけ整えて書き直すと、

平均寿命がすでに世界トップクラスの日本で、あえて全員に 130/80mmHg という厳格な数値目標を押しつける必然性は弱い。
それにもかかわらず、達成率が 3 割に満たない現状を「医療側の努力不足」とみなして、さらに薬を積み増そうとする発想は、過剰医療を増やす方向に働きやすい。
特に高齢者では、医者が“余計なこと”をしている部分が少なからず含まれている可能性が高い。

このくらいの言い方であれば、

  • エビデンスとも大きく矛盾せず
  • 今のガイドライン運用への健全な異議申し立て

として十分成立している、と私は考える。

要するに、

  • 「高血圧介入の全てが余計」ではない
  • しかし「一律130/80」という設定と、それを数字だけ追いかける医療文化は、かなり怪しい

というところまでは、堂々と問題提起してよいと思う。




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