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2013年7月8日

Stroke誌:脳内出血は脳梗塞に比べ最初の数ヶ月だけ凄いスピードで中途半端に回復する


Differences in Outcome and Predictors Between Ischemic and Intracerebral Hemorrhage: The South London Stroke Register.
2013  6月  イギリス

脳梗塞と脳内出血の回復の違いと悪化する要因について調べたそうな。

1995-2011のロンドンの脳卒中患者データについて、発症7日、3ヶ月、1年、5年、10年での回復状況と関連要因を解析したところ、


次のようになった。

・脳内出血の場合、高齢で失禁があると回復が悪かった。

・一方、脳梗塞は高齢、失禁、嚥下障害、心房細動、糖尿病が予後不良の因子だった。

・脳内出血は3ヶ月、1年後の回復は良くなく、5年、10年後は脳梗塞と違いはなかった。

・しかし、7日から3ヶ月後までの回復の程度は脳内出血のほうが圧倒的に良かった。


脳内出血の回復は5年間は脳梗塞に劣る。けど、3ヶ月後までに限定するとその回復スピードは脳梗塞よりもずっと早い、


というおはなし。
図:脳梗塞と脳内出血 回復スピードの違い


感想:

たしかにひと月半くらいからの回復はめざましかった。

もうすぐ5年経つから低迷期を脱するってことなのかな。


Stroke誌:脳梗塞と脳出血の回復の過程の違い

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