2009年12月9日

リハビリ病院が "廃用手" って言うかな?

リハビリ病院に転院して1週間ほどしたころに、
リハビリテーション計画面談なるものがあった。

家族も立会うように言われた。

その時のこと。


事前に行われた身体機能検査の結果に基づいて
評価の書いてある紙を渡された。

その紙を見てパッと目に入ってきた文字があった。

廃用手

とある。

背筋にゾッとするものを感じた。

紙を渡されてこの間、ほんの0.5秒ほどのことである。


落ち着いてその文字の隣をみると、
補助手、実用手
といった言葉が並んでいることから
どうやら残っている機能で大別した呼び名であることは理解できた。


ただ、頭の中に 
あるはっきりとしたイメージが出来上がってしまい、
振り払うことができなくなっていた。


それは、
切り落とされた血だらけの自分の腕が、
青いビニールゴミ袋に入れられて
部屋の隅の床に捨てられているシーンである。



漢字はひと目でその意味を伝える。



廃用手 という文字を見たら、ふつう、

"廃棄するしか用をなさない手"

と理解しないだろうか?


機能回復への一縷の希望をもって入院してきた者に対して
このような表現を用いることの無神経さに愕然とした。



頻繁に使用されている学術用語なのかも知れないけれど、
利用するというものを考えないのだろうか?



全国的にも有名で、検索すると1位に出てくる事もある
世間の評価の高いリハビリ病院でのことである。



この問題は思い出しただけで非常に不愉快になる
イヤーなテーマなので今日はこの位にしておこ。



似たような事を言っている人がいないか調べてみた。


どれも"廃用身" という本の感想だった。

http://blog.livedoor.jp/cherrybookcafe/archives/22861073.html

http://blog.goo.ne.jp/-wuyue-/e/9e3c7135d119b661b2a44d9cf7546643



この本はフィクションだけど
現実の方が 現場がそれを認識していない分
もっと陰湿で根が深い、と感じた。

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