NHK ためしてガッテン
つかむ!歩く!脳卒中リハビリ夢の最前線
2012年06月06日 (水曜) 午後8時 ~ 8時43分
これ、録画して観た。
ボツリヌス療法がメインで、ついでに磁気刺激治療が紹介された。
煽(あお)り映像満載の大ぼら話かと思っていたら
意外と堅実で冷静な内容だった。
昨年のNHKスペシャルとはかなり違う。
さすがはガッテン、人気レギュラー番組だけあって洗練されている。
ボツリヌス療法の
反射→痙縮→ボツリヌス毒素
の説明はわかりやすく、勉強になった。
解説していた徳島大学の医師も 穏やかで感じのよい人だった。
磁気刺激についてはほんの5分間程度の紹介だった。
この時間配分の差は そのまま
これら両治療法の信頼度の差である、
と感じられた。
さすがはガッテン、よくわかっている。
そしてお約束の "治療前後での患者感激映像" のインパクトも
ボツリヌスと磁気刺激とでは全然ちがった。
ボツリヌス療法が対象とした患者は、
ほんとうに状態のわるい重症麻痺患者に見えた。
一方、磁気刺激治療の患者は、最初から指を開くことができていて、
治療後も一体どこが良くなったのか わからなかった。
ここにボツリヌス療法と磁気刺激治療の格の違いを見た気がした。
でも個人的には、ボツリヌス療法は面白くもなんともないので、
磁気刺激関係の方々に頑張ってもらいたいと思っている。