~ 5000超の記事をシンプルな単語で検索するよ!

2016年9月27日

くも膜下出血が大きな病院を選ぶべき理由


Impact of hospital case-volume on subarachnoid hemorrhage outcomes: A nationwide analysis adjusting for hemorrhage severity.
2016  9月  アメリカ

くも膜下出血の予後は入院した病院の年間症例数に依るとする報告がある。

この点を入院時の重症度も含めて検証してみたそうな。


206-2011の診療報酬データベースから11607件のくも膜下出血患者記録を抽出して 各患者の重症度を考慮に入れて解析したところ、


次のことがわかった。

・患者の67%が年間症例数20件以上の病院で、33%が20件未満の病院だった。

・血管内治療は 58.5% vs 51.2%で高症例数病院で多く、

・他病院から送られて来た患者も 35.4% vs 19.7%で高症例数病院が多かった。

・高症例数病院の院内死亡率は0.82倍、回復良好率は1.16倍だった。

くも膜下出血の重症度を考慮にいれても、年間症例数の多い病院ほど院内死亡率が低く 機能回復率も高かった、


というおはなし。
図:くも膜下出血と年間症例数

感想:

これ↓思い出した。
手術件数が少ない病院だと生きて帰れないの? くも膜下出血のバアイ

ご意見 ご感想はこちら

名前

メール *

メッセージ *