2017年1月22日

教育歴と脳卒中後の認知障害について


Effect of Formal Education on Vascular Cognitive Impairment after Stroke: A Meta-analysis and Study in Young-Stroke Patients.
2017  1月  オランダ

脳卒中のあとの血管性認知障害は脳損傷が同程度であっても個人でおおきく異なる。これは教育歴からくる認知的予備力の差によるとも考えられる。

そこで血管性認知障害と教育歴との関連をくわしくしらべてみたそうな。


関連する過去の研究を厳選し データを統合 再解析した。

これとは別に若年脳卒中患者277人と健常者146人を11年間フォローしたデータを解析した。


次のことがわかった。

・被験者7770人を含む21の研究が見つかった。

・いずれの研究も規模がちいさかった。教育歴が血管性認知障害におよぼす影響は強いとは言えなかった。

・若年患者277人11年の調査では 低教育歴の患者で注意力が平均を下回ることが多かった。


教育歴と血管性認知障害に関連はあったが その影響は小さかった。低教育歴の脳卒中患者で注意力の低下が見られた、


というおはなし。
図:

感想:

認知的予備力は「テスト慣れ」の別表現だとおもう。

リハビリ入院直後にテストがあって、文字と図形をひたすら対応させる課題だった。試験者が説明しているあいだに全部のパターンを暗記しておいたら「こんなスコアいままで見たことが無い!」って驚かれたよ。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇■

過去7日間で人気の記事ベスト10