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2017年3月15日

麻痺がおよんでいないはずの手の機能と左右脳との関係


Assessment of the Ipsilesional Hand Function in Stroke Survivors: The Effect of Lesion Side.
2017  3月  ブラジル

脳卒中のあと麻痺していないはずの手の運動感覚が低下しているという報告がある。

そこで 脳卒中での損傷脳半球の左右と、同側の手の筋力 器用さについてしらべてみたそうな。




慢性期脳卒中で右脳損傷経験者12人、左脳損傷経験者12人、同性同年齢の健常者12人について、損傷脳と同側の手の筋力 器用さを4種類の指標で評価した。
健常者は両手を評価した。


次のことがわかった。

・握力とつまむちからはすべてのグループでおなじだった。

・器用さを評価する2つのテストで脳損傷の影響が確認できた。

・とくに9ホールペグテストでは左脳損傷のほうが右脳損傷よりも良いスコアだった。

脳損傷経験者は同側の手の筋力は維持していた。しかし手や指の器用さには影響を受けていて、とくに右脳損傷で影響がおおきかった、


というおはなし。
図:脳卒中 同側の手の機能

感想:

自分のばあい右手が動きにくいという実感はないな。

これ↓おもいだした。
麻痺してない上肢はほんとうに麻痺していないのか?

たとえば左手が麻痺した場合、右手は健常だと言えるのかい?

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