2017年4月29日

鍼の脳卒中リハビリ効果を機能的接続性で評価した


Enhanced Functional Connectivity between the Bilateral Primary Motor Cortices after Acupuncture at Yanglingquan (GB34) in Right-Hemispheric Subcortical Stroke Patients: A Resting-State fMRI Study.
2017  4月  中国

最新のニューロイメージング技術を応用した脳卒中リハビリ研究が増えてきている。

そこで 中国伝統医学の鍼の効果検証に応用してみたそうな。


右脳損傷の脳卒中患者20人と健常者20人について、

片麻痺患者の治療によく用いられる脚にあるツボ 陽陵泉(ようりょうせん:GB34)への鍼刺激前後での安静時fMRI検査をおこなった。

このデータから左右脳の一次運動野間の機能的接続性(Functional Connectivity)の変化を解析し 比較したところ、


次のことがわかった。
・脳卒中患者の機能的接続性は健常者にくらべ低下しており、

・鍼刺激によって増強された。

脳卒中で低下した両半球の運動野間の機能的接続性が鍼刺激によって強まった。このあたりにリハビリメカニズムがあるのかも、、


というおはなし。
図:鍼刺激前後の脳の機能的接続性変化

感想:

患者の空気を読む力に影響をうけないこのような手法が鍼治療研究にもちこまれるのはとても喜ばしい。

しかしこの解析アルゴリズムのブラックボックス感がきもちわるい。変数を少々いじるだけで望みの結果画像をだせそうな、、、

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