2018年5月15日

刺激豊富な環境と課題訓練の相乗効果


Synergistic Effects of Enriched Environment and Task-Specific Reach Training on Poststroke Recovery of Motor Function
2018  5月  カナダ

刺激豊富な環境や集中的なリーチ課題訓練は神経の可塑性をうながすと考えられている。これらを単体でおこなったときと組み合わせた時の効果を実験してみたそうな。


人為的に脳梗塞にしたネズミをつぎの3グループにわけた。

1.刺激豊富な環境
2.リーチ課題訓練
3.刺激豊富な環境+リーチ課題訓練

さらに偽手術+刺激豊富な環境グループも作成した。

ペレット取得テストの成功個数を9週間後までフォローした。

刺激豊富な環境では通常よりも広いかごに多くのネズミと遊具を入れた。


次のようになった。

・刺激豊富な環境とリーチ課題訓練を組み合わせたグループでペレット取得数の回復がもっとも大きかった。

・刺激豊富な環境のみ、リーチ課題訓練のみのグループではいずれもスコアは低いままだった。

・当初の機能低下度の70%が自律回復するという比例回復則(proportional recovery rule)はみられず、むしろ梗塞体積と訓練強度で回復度がきまっていた。

刺激豊富な環境とリーチ課題訓練の相乗効果がみられた。この効果は長く続き、回復程度は梗塞体積と訓練強度によった、


というおはなし。
図:刺激豊富な環境とリーチング課題の相乗効果

感想:

上のグラフ、たしかに相乗効果がすごい。

読むとリハビリ中はエサ取り放題なんだって。たぶんここがポイント。

人の場合は ペレットの代わりに10円玉をつかみ持ち帰り放題にするといい。これにゲーム環境をプラスすれば間違いなく治る。

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