2018年7月8日

脳梗塞への遠隔虚血コンディショニングの効果


Remote ischaemic conditioning for preventing and treating ischaemic stroke
2018  7月  中国

遠隔虚血コンディショニング(Remote Ischaemic Conditioning :RIC)は腕や脚をカフで強く加圧して一時的に血流をとめたのち再灌流することで脳神経の保護や脳梗塞からの回復を期待するものとしていくつもの研究がなされている。

しかしその効果と安全性については結論がでていない。

そこでRICと脳梗塞に関するこれまでの研究を総括してみたそうな。


信頼性の高い研究を厳選してデータを統合 再解析したところ、


次のようになった。

・被験者735人を含む7つの研究がみつかった。3つは脳梗塞の予防について、4つは脳梗塞の治療にかんするもので 内容に低質な部分が多く見られた。

・動脈狭窄患者へのRICで脳梗塞の再発リスクがあきらかに低下した。

・ステント使用者では脳梗塞発生率に差はなかったが、脳梗塞後の重症度はRICグループがあきらかに低かった。

・有害事象はRICグループにおおかったが重大なものはなかった。

・急性脳梗塞で血栓溶解療法をうけた患者にたいしては死亡と障害のリスク増加があった。

遠隔虚血コンディショニングが動脈狭窄やステント患者の再発率と重症度をさげる可能性が示された。血栓溶解療法を受けた患者では死亡と障害のリスクがあがった。しかし研究数の少なさや質の問題でまだ たしかなことは言えない、


というおはなし。
図:遠隔虚血コンディショニング

感想:

ふと思ったんだけど、「正座」の繰り返しは遠隔虚血コンディショニング的には脳に良いはず。

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