2018年7月10日

底辺家庭のこども 脳卒中からの1年後


Socioeconomic determinants of outcome after childhood arterial ischemic stroke
2018  7月  カナダ

脳卒中の発生率や重症度 回復度と社会経済的地位との関連は成人についてはよく研究されているが子供のそれはほとんどないので大規模にしらべてみたそうな。


37カ国にある複数施設での2010-2014の子供の脳梗塞患者355人について、

世帯収入、親の教育歴、住居の都会度、リハビリサービスを受けた回数、
等をしらべ、1年後の回復度(Pediatric Stroke Outcome Measure)スコアとの関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・年間世帯収入が10000ドルを下回る超低所得グループの回復度は明らかに低かった。

・脳卒中の原因や居住国の所得レベルを調整してもその関連は変わらなかった。

・所得額は1年時点でのリハビリサービスの利用状況とは関連がなかった。

国際的な大規模調査により、子供の脳卒中は低所得家庭ではあきらかに回復度が低いことがわかった。これは脳卒中の種類や合併症、リハビリサービスの有無では説明がつかなかった、


というおはなし。
図:こども脳卒中の回復度と世帯収入

感想:

上のグラフみると最低所得層で死亡割合がとてもおおきい。脳卒中で弱った子供は生存競争に敗れ淘汰されてしまうのだろうか。

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