2018年9月29日

数年後、植物状態から回復する脳内出血患者


Long-term recovery profile of patients with severe disability or in vegetative states following severe primary intracerebral hemorrhage
2018  9月  シンガポール

脳内出血は脳梗塞にくらべると回復がわるい。シンガポールでは脳卒中の20%が脳内出血で、7日死亡率は17.3%、30日では22.9%という。

回復が良い患者には、若い、血腫が小さい、神経症状が軽い、脳室内出血がない、女性である、といった特徴が知られている。

しかし退院時に状態が悪かった患者がその後数年間にわたり回復できる可能性についてはほとんどわかっていない。

そこで重度障害または植物状態だった脳内出血患者を長期にフォローしてみたそうな。


2009-2013に脳内出血になり退院時に回復度の指標GOS(Glasgow Outcome Scale)スコアが2(植物状態)または3(重度障害)の患者の3年後までの医療記録を解析した。


次のことがわかった。

・特徴が近く3年間フォローできた患者のうち、退院時に91人が植物状態(VS)で、278人が重度障害(SD)だった。

・3年間にVSグループの69%、SDグループの29%が亡くなった。

・GOSスコアが1ポイント以上あがる「改善」を示した患者は、VSグループの10%、SDグループの33%にのぼった。

・生存と改善に関連するあきらかな要因は「年齢」だった。

脳内出血で退院時に不良な状態にあっても必ずしもそれが何年も続くわけではなかった。植物状態や重度障害であっても長期的には回復できる可能性がある、


というおはなし。
図:植物状態と重度障害の脳内出血患者の3年間の回復可能性

感想:

上のグラフみると2-3年経っても回復する重症患者がいる。

若いとは?

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