2018年11月9日

魚でふせげる脳梗塞と増える脳梗塞


Substitution of Fish for Red Meat or Poultry and Risk of Ischemic Stroke
2018  11月  デンマーク


魚をおおくたべることは脳梗塞予防によいと考えられている。しかしこれまでの研究はトータルのエネルギー収支を考慮にいれていないことがおおかった。つまり魚を増やせば他の食材を減らさなくてはならない。

そこで、牛や豚、鶏といった家畜肉の代わりに魚を摂ったばあいの脳梗塞リスクを大規模にしらべてみたそうな。


50-65歳の57053人に食事アンケートをとり、脳梗塞の有無を13.5年間フォローした。

家畜肉を魚の等重量でおきかえた場合のモデルで脳梗塞リスクを原因別に解析したところ、


次のことがわかった。

・この間に1879の脳梗塞があり、そのうち319はアテローム血栓性、102は心原性、844は小血管病変 だった。

・家畜肉を魚で置き換えることは脳梗塞のトータルの発生率には影響しなかったが、アテローム血栓性の脳梗塞リスクはあきらかに低下し、

・とくに脂肪のおおい魚で家畜肉を置き換えると、ラクナ梗塞リスクが低下した。

・しかし心原性の脳梗塞リスクだけは上昇した。とくに鶏肉を魚に替えた場合のリスクは1.42倍に跳ね上がった。

牛や豚 鶏の代わりに魚を摂ると、脳梗塞全体には影響なかったが、アテローム血栓性脳梗塞が減り、脂肪のおおい魚でラクナ梗塞も減った。しかし鶏肉を魚に替えると心原性脳塞栓症は増えた、


というおはなし。

図:肉を魚にしたときの脳梗塞リスク

感想:

魚に含まれるn-3不飽和脂肪酸をおおく摂りすぎると心房細動が増えるんだって。

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