2019年2月3日

「他人の視線」で半側空間無視を治す


Direct Gaze Partially Overcomes Hemispatial Neglect and Captures Spatial Attention
2019  1月  ポルトガル

視線は他者との交流をはかる社会的な合図(social cue)の一つである。とくに自分と視線が合う場合(Direct gaze:直視)は、視線が逸れている場合(Averted gaze:逸視)にくらべて もたらされる注意の優先度が高い。このような傾向は出生時よりあらわれ、無意識下でも反応がみられることがわかっている。

そこで半側空間無視の患者についても 直視でより注意が喚起される可能性を検証してみたそうな。


右脳損傷で半側空間無視のある脳卒中患者8人について、
視覚探索課題をおこなった。

探索対象は目を閉じた写真に混ぜた 目を開けた写真で、
直視の写真または逸視の写真をもちいた。

それぞれのケースでのヒット率、空振り率を評価したところ、


次のようになった。

・被験者は直視の写真を使用したばあいに、あきらかに優れたパフォーマンスを発揮していた。

直視効果によって被験者の注意がうながされ半側空間無視の影響が弱まった、


というおはなし。

図:半側空間無視を直視効果で治す

感想:

ってことは、
左の頬に目立つシールでも貼っておけば左方からの好奇の視線を集めることができて、自然と意識がそちらへ誘導されるようになる。そして半側空間無視が治るんだな。

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