2019年5月15日

こんな人がアスピリンで脳内出血 JAMA Neurol.


Frequency of Intracranial Hemorrhage With Low-Dose Aspirin in Individuals Without Symptomatic Cardiovascular Disease- A Systematic Review and Meta-analysis
2019  5月  台湾

心筋梗塞や脳梗塞の再発予防にアスピリンは期待されている。しかし1次予防効果については出血のリスクが予防効果を上回るとする報告がすくなくない。

とくに頭蓋内での出血は死亡率が高く深刻である。

頭蓋内出血には、脳内出血、くも膜下出血、硬膜下と硬膜外の出血がある。これら種類別のメタアナリシスは無いので最新の報告も含めてくわしくしらべてみたそうな。



冠動脈疾患や脳卒中、末梢動脈疾患のない者への低用量アスピリンの効果について1966-2018のランダム化比較試験を厳選し、
データを統合再解析して、頭蓋内出血のリスクを評価したところ、



次のようになった。

・被験者134446人を含む13のアスピリンの1次予防効果についてのランダム化比較試験がみつかった。

・アスピリン使用者の頭蓋内出血リスクは非使用者の1.37倍だった。

・とくに、硬膜下 硬膜外出血のリスクが脳内出血やくも膜下出血よりも高かった。

・アスピリンによって脳内出血をおこしやすい特徴はアジア人や低BMIの者だった。

1次予防目的のアスピリンの使用は頭蓋内出血リスクの上昇と関連していた。とくにアジア人または低BMIだと脳内出血リスクが高かった、


というおはなし。

図:アスピリンで頭蓋内出血



感想:

アジア人データは日本のものなので、やせた日本人はとくに注意。

「血液サラサラ」とは血管の外にサラサラと流れ出るの意味のようだ。
NEJM誌:アスピリンは予防効果ないうえにとても危険

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