2019年5月25日

玉子とコレステロールとapoE4と脳卒中


Egg consumption, cholesterol intake, and risk of incident stroke in men- the Kuopio Ischaemic Heart Disease Risk Factor Study
2019  5月  フィンランド

玉子は黄身にコレステロールがおおくふくまれることからながらく摂り過ぎないように とされてきた。

玉子と脳卒中リスクについての研究は比較的すくないものの、最近のいくつかのメタアナリシスでは脳卒中リスクが上がる、下がる、変わらないとする相反した結論が得られている。

玉子と血圧についても同様で調査により結論がことなる。

いっぱんに食事から摂るコレステロールは血中コレステロールにほとんど影響しない。しかしアポリポタンパク質E (apoE)の遺伝子の特定の型を持つ者は食事コレステロールにおうじて血中のLDLコレステロールが増える可能性があることが知られている。

apoEのうち4型遺伝子が表現型にある者は脳卒中など心血管疾患になりやすいという。またフィンランド人の3分の1は apoE4表現型を持つ。

そこで、玉子と食事コレステロールと脳卒中との関連をapoE4表現型のキャリアーもふくめてくわしくしらべてみたそうな。


1984-1989に42-60歳だった男性1950人について食事調査をおこない、

脳卒中の発生を20年間ほどフォローした。



次のことがわかった。
・この間に217の脳卒中があり、そのうち166が脳梗塞で55が脳出血だった。

・玉子をほとんど摂らない者にくらべもっともおおくく摂る者の脳卒中リスクは0.81倍、脳梗塞リスクは0.84倍、脳出血リスクは0.75倍だった。

・食事コレステロールについても順に、0.86、0.74、1.10となった。

・玉子をおおく摂ると拡張期血圧が1.6mmHg低かったが、収縮期血圧および食事コレステロールとの関連はみられなかった。

・apoE4遺伝子の表現型との関連もみられなかった。

玉子および食事コレステロールと脳卒中との関連は、apoE4遺伝子の影響を考慮にいれても確認できなかった、


というおはなし。
図:目玉焼き



感想:

「玉子は危険」とながねん洗脳されてきたから いまだに目玉焼き2個たべただけで罪悪感に気づく。
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