2019年5月17日

入院中の栄養不良率 in Japan


Relationship of Malnutrition During Hospitalization With Functional Recovery and Postdischarge Destination in Elderly Stroke Patients
2019  5月  日本

脳卒中で入院中の栄養不良は6.1-79%の患者におこるとされ、その後の日常生活動作や退院先に影響すると考えられている。

いっぽう数ある栄養評価方法のうち、高齢者向けの栄養評価指標 Geriatric Nutritional Risk Index. (GNRI)は 血清アルブミンと身長 体重のみから計算できるので、コミュニケーションや意識に障害のある急性期脳卒中患者に適していると考えられる。


そこで これまでの脳卒中患者のデータをつかって 入退院時のGNRIにもとずく栄養状態と退院時ADLおよび退院先との関連をくわしくしらべてみたそうな。



2010-2016の高齢脳卒中患者205人について、
栄養状態GNRIを次式でもとめた。

GNRI=(1.489×血清アルブミン(g/L))+41.7×(現体重(kg)/標準体重(kg))

98以上のとき栄養じゅうぶん。

他の要因との関連を解析したところ、



次のようになった。

・入院時の42%、退院時76%の患者が栄養不良だった。

・入院時の栄養状態によらず、高齢、脳内出血、嚥下障害があると栄養不良になりやすく、

・入院中にGNRIがあがった患者はADLは改善し、自宅に退院できていた。
脳卒中患者には栄養不良がおおく 入院中に栄養状態がさらに悪化していた。GNRIの入退院時の差分がその後の回復とあきらかに関連していた、


というおはなし。
図:経鼻栄養



感想:

かるい脳卒中ですぐに退院した患者の退院時データがなかったそうなので、実際はこれ↓に近いかと。
退院後の栄養不良と予後

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