2019年7月23日

精神を病んで脳卒中になった患者の特徴


Impact of psychiatric comorbidity on the severity, short-term functional outcome, and psychiatric complications after acute stroke
2019  7月  ドイツ

脳卒中のあとのうつ 不安 認知症はよく知られている。これらの精神疾患は脳卒中と血管リスクを共有し双方向に影響すると考えられる。

じっさい情動障害や統合失調症と脳虚血との関連をしめす報告もおおい。

そこで脳卒中が発症する前の精神疾患歴との関連をくわしくしらべてみたそうな。



脳梗塞または脳出血の患者798人から精神疾患の記録(predocumented psychiatric diagnosis:PDPD)の有無をしらべた。

精神疾患はICD-10にしたがい、F0:認知症、F1:たばこを除く薬物中毒、F2:統合失調症、F3:情動障害、F4:不安ストレス障害、に分類し、関連を解析した。



次のことがわかった。

・199人がPDPD(脳卒中発症時に精神疾患歴があった患者)で、599人がnon-PDPDだった。

・PDPDは、non-PDPDにくらべ神経症状が重く(NHISS 10.1 vs.7.5)、

・退院時の回復不良率も高かった。(mRS2以上、73.7 vs. 54.9%)

・さらに精神系の合併症率も高かった。(46.7 vs 28.9%)

精神疾患歴をもつ脳卒中患者は重症で回復不良率が高く精神系の合併症もおおかった。脳卒中患者の精神疾患歴をしらべれば予後がみえるかも、


というおはなし。

図:脳卒中まえの精神疾患種類



感想:

うえの表見ると情動障害(F3)が脳卒中まえの精神疾患ケースの3分の1をしめる。

かなり若い頃から人一倍怒りっぽい性格である自覚があった。素質があったのかもしれない。
精神科入院ちょくごの脳卒中リスク

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