2019年9月4日

くも膜下出血が起きやすい天気と瘤の形


Association Between Meteorological Factors and the Rupture of Intracranial Aneurysms
2019  9月  中国

くも膜下出血の85%は脳動脈瘤の破裂によるものである。

脳動脈瘤の形成、破裂の関連要因として血圧、喫煙、女性、家族歴などがあげられる。

さらに気象条件との関連を示す報告もいくつかあるが、調査により結論が異なっている。

そこで、脳動脈瘤の破裂によるくも膜下出血と気象条件との関連を、脳動脈瘤の形状もふくめてくわしくしらべてみたそうな。


くも膜下出血患者1751人の2124個の脳動脈瘤の記録と、発症当時の気象パラメータとの関連を、脳動脈瘤の形状(瘤のサイズ、ネック幅、高さ、母血管径、ブレブ、アスペクト比、サイズ比、ボトルネック比)もふくめて解析した。



次のことがわかった。

・日々のくも膜下出血発生率は気温(1日の平均、最高、最低)と逆相関にあり、

・1日の平均気圧と正の相関をしめした。

・複数の脳動脈瘤をもつ58人の記録から瘤の形状についてしらべたところ、アスペクト比(高さ/ネック幅)のみが有意に破裂と関連していた。

・ROC解析では破裂しやすい瘤のしきい値は、サイズ3.45mm、アスペクト比1.05だった。

気温が低く気圧が高い日は脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血がおきやすかった。このような日には破裂しやすい瘤のしきい値が下がると考えられた、


というおはなし。

図:脳動脈瘤の形状パラメータ



感想:

未破裂脳動脈瘤の国際研究ISUIAでは7mm以下の破裂率は0.05%未満で まず破裂しないといわれている。それにくらべてしきい値3.45mmは小さすぎるし 0.01mm単位で示すほどの精度があるのか?
クモ膜下出血がおこる気象条件

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