2019年10月26日

Stroke誌:未破裂瘤を治療すると頭痛が治まる理由


Headache Outcomes After Treatment of Unruptured Intracranial Aneurysm
2019  10月  カナダ

未破裂脳動脈瘤患者のおよそ3分の1は頭痛が理由で病院にかかり瘤がみつかっている。このような場合 偶然に瘤がみつかったとされ頭痛と瘤との因果関係は無視されてきた。

最新の国際頭痛分類では未破裂脳動脈瘤による頭痛が認められるようになったものの、ほんとうに瘤が頭痛の原因で その瘤を治療すれば頭痛が治まるのかについてはいまだ議論がある。

そこで未破裂脳動脈瘤の治療(クリップやコイル)でどのていど頭痛が改善するものかについて これまでの研究のメタアナリシスをこころみたそうな。



関係する研究を厳選してデータを統合 再解析したところ、



次のことがわかった。

・患者309人をふくむ7の研究がみつかった。

・未破裂脳動脈瘤の治療前後での頭痛強度の標準化平均値差は "-0.448" だった。

・あきらかな異質性やバイアスはみとめられなかった。
未破裂脳動脈瘤の治療により頭痛の強さがあきらかに改善されていた、


というおはなし。

図:頭痛


感想:

このときの頭痛の種類は前兆なし片頭痛が6割で、頭痛部位は両側が4割、瘤と同側が4割、反対側が2割、瘤のサイズはいずれも小さかった。

頭痛が治まった理由として著者は「たぶん気のせい」と言ってる。

医者に瘤があるなんて言われたら そりゃぁアタマ痛くなりますわ、
とのこと。笑った。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇■

過去30日間で人気の記事ベスト10