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2020年12月1日

シータ波対称性と上肢機能障害

2020  11月  オランダ


脳卒中による半球損傷は脳波のとくにデルタ波およびシータ波の変化に反映されるとする報告がある。

そこで、脳卒中後の早い時期に記録された安静時脳波の左右対称性から、6ヶ月後の上肢機能スコア上の運動障害を予測できるかどうかを検証してみたそうな。



脳梗塞から3週間以内の患者39人について、

安静時に62チャンネルの脳波測定を行い、

定量パラメータとして、δ/α比(DAR)および脳対称性指数(brain symmetry index:BSI)、方向性BSI、を求めた。

26週後の上肢運動機能FM-UEスコアとの関連を解析したところ、



次のことがわかった。

・シータ波についての脳対称性指数(BSItheta)が高いほど、つまり半球間のシータ波非対称性がおおきいほど、26週後の上肢運動機能(FM-UEw26)の障害可能性が高かった。

・BSIthetaは、ベースラインの FM-UEスコアの次に FM-UEw26についての予測因子でもあった。


脳卒中後の早い時期のシータ波の安静時左右対称性をしらべれば、6ヶ月後の上肢機能障害を予測できるかもしれない、


というおはなし。
シータ脳波対称性と上肢機能


感想:

こういう↓事実もある。




さらに、左右脳半球をバランスよくシータ刺激できるかんたんな方法もあるんよ。

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