元2020 12月 フランス
COVID-19パンデミックにより、心筋梗塞や脳卒中患者の足が病院から遠のいているという報告がある。
またさいきんは、くも膜下出血の患者が以前よりも重症化した状態で運ばれてくるという実感もある。
その理由を探るべく、フランスのリール大学病院での2020年のくも膜下出血患者についてくわしくしらべてみたそうな。
COVID-19パンデミック期間に相当する2020年3月1日から4月26日までの頭蓋内動脈瘤破裂によるくも膜下出血患者26例と、2019年の同時期での患者28例について比較したところ、
次のことがわかった。
・入院時に、WFNSスコア3以上の神経症状が重く、脳内血腫や水頭症などでドレインが必要なケースの割合は2020年群であきらかに高かった。・発症から入院までの遅延日数は2020年群で2.7日、2019年群では0.75日であった。・入院時の血管攣縮率も2020年群が有意に高かった。
COVID-19パンデミックによりくも膜下出血患者の入院が遅れ、重症化するケースが増えていた。パンデミックの再流行に備えて突発的な頭痛や胸痛がくも膜下出血と関係することの住民教育が必要と考えられる、
というおはなし。
感想:
くも膜下出血の頭痛はがまん可能であることを確認できた。
「胸痛」がくも膜下出血症状のひとつであることを初めて知った。
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