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2020年12月21日

抗凝固薬で起きる脳内出血のトレンド

2020  12月  スペイン


脳内出血は脳卒中全体の8-15%を占め、年間10万人あたり10-20人に起きる。

脳内出血全体の13.6%はビタミンK拮抗型の抗凝固薬に由来するという。
抗凝固薬使用者の脳内出血リスクは非使用者の7-10倍とする報告もある。

近年、心房細動患者の増加を5倍以上うわまわるペースで抗凝固薬の処方が増えている。

そこで、抗凝固薬由来の脳内出血のトレンドをスペインでくわしくしらべてみたそうな。



経口抗凝固薬に関連する脳内出血についての3つの研究、
EPICES study (2008-2009)、
TAC Registry (TR) study (2012-2013)、
TAC Registry 2 (TR2) study (2015)、

のデータから経時的な傾向を解析した。



次のことがわかった。

・2008-2015年に経口抗凝固薬由来の脳内出血(ICH-OAC)発症率は3.73倍に増加していた。

・脳内出血全体に占めるICH-OACの割合は、2008年の8.4%から2015年の18.2%に増加していた。

・同期間に、年齢、脂質異常症、抗血小板療法の増加が認められたが、そのほかのリスク因子については有意な差はみられなかった。


経口抗凝固薬との関連が強く疑われる脳内出血の発症率は、2008年から2015年に3.7倍に増加していた、


というおはなし。
脳内出血


感想:

直接経口抗凝固薬(DOAC)が市場投入されたタイミングで、なぜか脳梗塞リスクを評価するあらたな基準 CHA2DS2-Vasスコアが設けられ、それまで低リスク群とされていた人たちの6割以上が高リスク群とされるようになった。そのため薬の使用が増えて脳内出血も起きやすくなっているんだって。

降圧薬、抗血栓薬、ウイルスワクチン、は良識ある現代人のたしなみ。







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