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2021年3月6日

血圧変動性と脳梗塞の認知機能低下スピード

2021  3月  韓国


脳卒中経験者の65%は認知機能が低下し、30%は認知症に至るという。

血圧が測定するたびに異なる 血圧変動性(Blood pressure variability:BPV)が高いと脳が低灌流状態になりやすく、認知機能にも影響すると考えられる。

そこで、脳梗塞患者でのBPVの程度と認知機能との関連をくわしくしらべてみたそうな。



韓国のPICASSO研究から1240人の脳梗塞患者について、

収縮期血圧測定の値が5回以上得られた患者のみを対象とし、

認知機能をMMSEスコアで評価 フォローした。



次のようになった。

・平均年齢65、計746人が対象となった。

・彼らのMMSEスコアの最初の平均値は24.9で、血圧測定回数の中央値は11回だった。

・平均2.6年のフォロー中にMMSEスコアはBPV最低群では25.4→27.8、BPV最高群では23.9→23.2に移り変わった。

・関連因子を調整後では、BPVが高いほど 時間の経過とともに認知機能の低下が速くなっていった。

・平均収縮期血圧と認知機能との間には関連はみられなかった。


血圧変動性の高い脳梗塞患者には認知機能の低下が速い傾向がみられた。血圧の平均値だけではなく変動性にも注意を払いたい、


というおはなし。
血圧変動性と認知機能


感想:

どのくらい変動しているといかんのかがつかめなかった。



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