元2021 10月 イタリア
コロナウイルス感染症COVID-19ワクチンの一部で脳静脈血栓症や血小板減少症が報告された。
アストラゼネカ社、ヤンセン社、ファイザー社のワクチンについて、これら重篤な有害事象(severe adverse events:SAE)の頻度を比較してみたそうな。
次のことがわかった。
・重篤な有害事象の頻度は、アストラゼネカでは10000接種に3-5件、ヤンセンは100000接種に3-5件だった。・アストラゼネカやヤンセンのそれは、ファイザーにくらべて脳静脈血栓症や脳出血だけでなく、脳梗塞や心筋梗塞などの凝固障害によるSAEの頻度がはるかに高く、SAE関連死亡率も高かった。・これらの頻度は若年者、高齢者ともに高かった。・アストラゼネカに比べヤンセン接種者は、血小板減少症の頻度は低く、SAEの頻度は若年者が低く、高齢者で高かった。・さらに、アストラゼネカとヤンセンは血小板減少症とは関連しなかった。血小板減少症はウイルスベクターが原因ではない可能性がある。
