元2021 12月 台湾
運動不足は脳卒中の主な危険因子の1つである。
しかし身体活動量と脳出血との関連について、とくにアジア人での研究はほとんどないので、台湾人でくわしくしらべてみたそうな。
2005-2012年の健診プログラムに参加した58857人を対象にした。
アンケートの「週あたりに運動する時間」の回答にしたがって分類し、
脳出血との関連を糖尿病、高血圧、高脂血症の有無別に解析した。
次のようになった。
・健康維持のための運動をまったくしない群にくらべてトータル90分未満の運動をする群の脳出血リスクは0.74倍で、90分以上運動する群のそれは0.72倍だった。・合併症のない群に限定すると、運動時間がおおいほど脳出血リスク低下がおおきくなった。・糖尿病や高血圧がある群では、運動量が増えても保護効果はおおきくならなかった。
健康維持のための運動量が、週あたりたとえ90分未満であっても脳出血リスクの低減に効果的だった、
というおはなし。
感想:
意識して運動するのはなかなか面倒くさいもの。
でも週90分でよければなんとかなりそう。