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2021年7月4日

nature.com:再発予防に向いていない運動パターンは

2021  6月  中国


脳梗塞の再発率は16-29%と考えられている。

運動は血圧や血糖値、体重を下げ、炎症を抑える効果が期待できる。

これまでの研究では、運動による脳卒中の一次予防効果が示唆されている。

しかし再発との関連についての長期的な研究はすくないので、くわしくしらべてみたそうな。



2施設の2010-2016の脳梗塞患者760人について、

ライフスタイルについて3ヶ月毎に聞き取りを繰り返し、

再発を33ヶ月間 前後フォローして関連を解析した。



次のようになった。

・154人の再発があった。 
 
・運動の種類はウォーキングがもっともおおかった。

・週にほとんど運動しない患者にくらべて、3.5-7時間以上運動する患者の再発リスクはあきらかに低かった。 

・週あたりの運動時間の変動が4時間以上の患者は、変動が2時間未満の患者より再発リスクが2倍以上だった。

・長期にわたり定期的に軽度の運動(1回40分間、週5回以上)をおこなっている患者は再発率が低かった。


ウォーキングのような軽度で定期的な運動は脳梗塞の再発を予防する効果がある。しかし、いちじるしく不定期な運動はかえって再発リスクを高める、


というおはなし。
運動時間変動と再発リスク


感想:

運動による脳卒中の一次予防効果については、うまれつき身体が丈夫なひとが元気に動き回っていただけで、因果関係はあやしい。

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