元2021 12月 カナダ
器楽演奏療法(therapeutic instrumental music performance:TIMP)は身体の正確な動作と楽器を対応させ、さらにリズム刺激を与えることで、運動の聴覚フィードバックを拡張できるとされる。
このTIMPの効果を慢性期の脳卒中患者でたしかめてみたそうな。
脳卒中発症後平均67ヶ月経った片麻痺患者30人の麻痺上肢について、
1回45分間のTIMP訓練 または
1回30分間のTIMP+15分間の運動イメージ訓練(メトロノームキュー有りと無し)
の3群にわけて、3週間、9セッションののち、
上肢運動機能FM-UEとWMFT-FAS、および活動量MALを評価した。
次のようになった。
・すべての群で上肢機能に有意な改善があった。・FM-UEではTIMP+運動イメージキューなしがもっとも改善度が高かった。・WMFT-FASでは改善度に群間で差はなかった。・活動量MALはTIMPとTIMP+運動イメージキューなしで有意に高かった。
TIMP訓練により慢性期脳卒中患者の上肢機能があきらかに改善した。TIMP訓練の一部は運動イメージ訓練に置き換えることができるかも、
というおはなし。
感想:
さいしょなんのことやらよくわからなかったけど、
YoutubeでみつけたTIMP(←観ればわかる)