元2022 3月 アルゼンチン
コロナウイルス感染症ワクチンでは、接種後に血栓事象が報告されているが対象集団やワクチンの種類でその発生率が異なる。
そこで、インフルエンザワクチンと血栓事象の比較をこころみたそうな。
アルゼンチンの三次病院に通う患者のうち、
2021年1月から5月にコロナワクチンの初回接種を受けたすべての患者と、
2019年3月から4月にインフルエンザワクチン接種を受けたすべての患者の記録を解析した。
血栓事象として脳梗塞のほか冠動脈疾患、肺塞栓症、深部静脈塞栓症を含めた。
次のことがわかった。
・コロナワクチン接種の29985人とインフルエンザワクチン接種の24753人を対象とした。・いずれの群も年齢中央値は73、67%が女性だった。・接種後30日以内の血栓事象の発生率は、コロナワクチン群12/10000、インフルエンザワクチン群6/10000だった。