元2022 7月 日本
脳卒中後のてんかん(poststroke epilepsy:PSE)患者の予後をフォローした研究はほとんどない。
そこで、機能予後と死亡率について、けいれん発作(seizure)の再発による影響も含めくわしくしらべてみたそうな。
日本国内8施設で、PSEを脳卒中後7日以降に少なくとも1回けいれん発作が自然発生した患者として1年間フォローした。
機能低下はmRSスコアの増加と定義し、死亡の場合は除外した。
次のことがわかった。
・平均年齢75、211人のPSE患者を対象とした。・23.7%が1年時点でけいれん発作を再発していた。・1年後転帰は、11.8%が機能低下を示し 9.5%が死亡した。・死因は肺炎や心疾患がおおく、けいれん発作の再発とは関連しなかった。・けいれん発作の再発は機能低下と関連し、死亡との関連はなかった。・けいれん発作の再発回数がおおいほど機能低下がおきやすかった。
脳卒中後のけいれん発作とその回数は1年後の機能不良とあきらかに関連していた、
というおはなし。
感想:
なにをもってけいれん発作とするのかがわからない。
よくある麻痺脚がビクビクッってなる現象を報告しただけで、医師にてんかん扱いされて運転免許を取り上げられた話を耳にしたことがある。
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